レビュー
「30MM ACVI ライガーテイル」レビュー
30MM「アーマード・コア」シリーズに待望の重量四脚が登場!アセンブルの幅が更に広がる
2024年12月20日 00:00
- 【30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON BALAM INDUSTRIES BD-011 MELANDER ライガーテイル】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 価格:5,280円
- 発売日:2024年12月21日
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全高約110mm
「30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」シリーズはこれまでに3種類のACが発売されてきました。これまでに発売されたACはいずれも二脚型ACとなっておりその他の脚部タイプについては発売が期待されていました。2024年12月21日にシリーズ初となる四脚型ACが発売となります。本稿ではプラモデル「30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON BALAM INDUSTRIES BD-011 MELANDER ライガーテイル」をレビューしていきます。
ベイラム・インダストリー専属AC部隊「レッドガン」のエースパイロットが操縦する重量四脚型AC
ライガーテイルはベイラムグループが製造した重量四脚型ACとなっており、腕部にはガトリングガンと炸裂弾投射器、肩部にはミサイルおよびグレネードキャノンを装備した実弾兵装モリモリの機体に仕上がっています。
ライガーテイルを操縦するACパイロットの「G1ミシガン(ガンズワンミシガン)」はベイラム・インダストリー専属AC部隊「レッドガン」にて総長を務め、「歩く地獄」の二つ名を持つエースパイロットです。性格は「鬼軍曹」そのものであるため、部下にも恐れられる一方、指揮官としての器量も十分であり、部下からは「総長」と呼ばれ、慕われています。
シリーズ初となる四脚型ACの立体化となった大型キット
今回レビューする「30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON BALAM INDUSTRIES BD-011 MELANDER ライガーテイル」は「30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」シリーズ初となる四脚型ACのキット化となっており、そのサイズ感もこれまでのナイトフォールやスティールヘイズと比較しても大きく異なるものとなっています。四脚型となったことで全高は二脚型に比べ低くなりましたが前後に大きくなったフォルムは重武装に対応した姿となりました。
ゲームと同様にパーツごとに組み立ててアセンブルを楽しむキット
まずはキットのランナーから紹介します。本キットはライガーテイル素体を構成するランナーが13枚とシール2枚、武装のランナーが5枚付属しています。ライガーテイル素体を構成するランナーはダークグレー、ブルーグリーン、ダークブルーの3色で成型されており、各部のモールドも太くはっきりとした凹モールドにて刻印されています。
一方、武装を構成するランナーはグレー単色で成型されておりOCランナーは軟質樹脂にて成型されています。各種パーツの素材はOCランナー以外、KPS素材となります。
頭部パーツ「HD-033M VERRILL」
本機の頭部パーツは細かい形状を再現するためにRGガンプラと同等の細かいパーツ分割が行われています。組み立て後の頭部パーツはクモを彷彿とさせる形状となっており、これまでに発売された頭部パーツと比較して横広なデザインとなっています。
胴体部パーツ「BD-011 MELANDER」
胴体パーツは平面を組み合わせた無骨なデザインとなっており、コアとなるフレームパーツに外装を被せて組み立てていきます。各部パーツとの接続はこれまでのACキットと同様にボールジョイントおよび軸による接続となっています。また、肩部武装の接続部付近に2か所シールによる色分けがあります。パーツ分割による色分けは隣接する同一色のハッチをワンパーツにすることでパーツ数を減らし、組み立てやすさを向上させた構成となっています。
腕部パーツ「AR-011 MELANDER」
腕部パーツの組み立てはこれまでのACキットと同様に肘関節は1軸可動、肩部アーマーはCジョイントによる接続となっています。また、肘関節の内側1か所はシールによる色分けとなっています。また、肩部は内部フレームを一部露出させることでヒンジ部分の色分けもされています。
脚部パーツ「LG-033M VERRILL」
本機の大きな特徴となる四脚型脚部パーツは各部ブロックに分けて組み立てを行なっていきます。最初は脚部の基部から組み立てを行なっていきます。脚部基部は大ぶりなパーツ分割にて成型されることでパーツ数を抑え、組み立てやすさを向上させている印象を受けます。なお、スラスターノズルはパーツ分割による色分けとすることでブースタパーツとの色の差異をなくし一体感が保たれる工夫がされています。また、完成後の下面にはアクションベース接続用ジョイント孔を備えます。
本キットの足部は4か所すべて同一形状となっています。本キットは足裏も別パーツになっているのでしっかりとモールドが入っています。また、キット完成時に正面となる足裏パーツを別パーツ化していることで合わせ目も目立ちにくい配慮がされています。
足部が完成したら、前脚の組み立てに移ります。本キットの脚部は各部パーツを挟み込むことで組み立てていきます。膝関節は1軸可動にて90度ほど可動します。
最後に後脚の組み立てを行ないます。後脚の大腿部と脛部は前脚と同じ形状となっていますが膝関節部にスラスターユニットが追加されています。膝関節の可動は前脚と同様に約90度程度可動します。
脚部パーツの各部接続はボールジョイントによる接続となっています。各部がボールジョイントによる接続のため、上下可動だけなく左右の開きも可動させることができます。
ブースタ「BST-G2/P04」
本機のブースタはシンプルな形状となっており左右ともに1パーツで再現されています。そのため、この段階ではパーツを切り離して完成です。
これにてライガーテイル素体を構成するパーツは完成です。各部パーツを組み合わせてライガーテイル素体を完成させます。
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