レビュー

「1/1000 地球防衛軍 ヒュウガ級 戦闘航宙母艦 DCV-01ヒュウガ」レビュー

完成!ヒュウガ級 戦闘航宙母艦!

 以上で「1/1000 地球防衛軍 ヒュウガ級 戦闘航宙母艦 DCV-01ヒュウガ」が完成した。完成したヒュウガをまずは前後左右から見てみよう。

 1/1000スケールで全長約300mmにも及ぶ大型のキットだが、完成した船体を眺めると非常に情報量が多く細かい作りになっている。後方主機の作り込みもよくかっこいい。波動砲も迫力があるが、LEDユニットを入れて光らせることまでできる。広大な甲板はデカール1枚でディテールを高めている。各部をもう少し細かく見ていこう。

30.5センチ三連装収束圧縮型衝撃波砲塔はキットの中では小さいパーツだが、その存在感は非常に大きい。動きもしっかり付けられるし、綺麗に砲身を揃えることもできる。
艦首の波動砲の迫力も圧巻だ。
HYUGAのかっこいいデカールも存在感があって良い仕上がりになっている。
可動砲身やレーダー類の緻密なディテールに目を奪われる。
格納庫から射出される艦載機も再現できる。このギミックは非常に嬉しい。
付属の艦載機12機をすべて乗せることのできる広大な甲板。もちろん自分の理想の編隊を載せて位置を調整するだけでも楽しい。
台座部分にも専用スタンドで艦載機をディスプレイできる。
「1/1000 地球防衛軍アスカ級補給母艦/強襲揚陸艦 DX」を並べて、アスカ級との比較もしてみよう。なお、このアスカ級にはスミ入れをしている。
甲板の大きさはさすがヒュウガ級。この広さである。
艦橋も左右対称のアスカ級に対して右側が短く左右非対称になっている。甲板を広く使うための設計だろうか。
全長はヒュウガ級の方が少し長くなっている。
「1/1000 宇宙戦艦ヤマト3199(第3次改装型:参戦章叙勲式典記念塗装)」も合わせて3隻並べると迫力のある艦隊になる。
「メカコレクションDX」のコスモタイガーII、コスモパイソンと並べるとこのサイズ比になる。
スケールは異なるが、艦載機と飾るのも面白い。
黒のみでシンプルに浮かばせると物々しい雰囲気になる。
宇宙を航行するヒュウガ級。
艦載機を射出するシーンも綺麗に再現できる。

シリーズ初の「戦闘空母」キットとして満足の仕上がり!

 「1/1000 地球防衛軍 ヒュウガ級 戦闘航宙母艦 DCV-01ヒュウガ」はシリーズ第3弾として満足のいくプラモデルだった。ディテールと大きさを両立しており、巨大な甲板はデカール1枚で仕上がり、組み立てもサクサクと進んだ。空母らしく艦載機も多く付属している点もポイントが高く、射出口、台座、甲板、格納シリンダーと様々な場所に配置できるので完成後の遊びも充実している。アスカ級やヤマトと並べても遜色ない存在感で、並べて飾るとさらに迫力が出るのでシリーズで揃えていく喜びも大きかった。

 戦闘空母としての各部の武装もしっかり作り込まれており、パーツの合わせ目はほとんどが隠れ、本当に自然な仕上がりに感動できるキットだ。ディテールアップの余地としては、波動砲へのLEDユニットの組み込みや、艦載機は色分けされていないため塗装などで補うのも良いだろう。そんな完成度の高さのキットをすぐに完成させることができる手軽さが、本キットの一番の魅力だと感じた。初心者から上級者まで楽しめるキットになっている。

『ヤマトよ永遠に REBEL3199』からの1/1000スケールプラモデル化はヒュウガが3隻目。
2026年1月には「1/1000 波動実験艦 銀河 [3199]」の発売も控えている。