レビュー
「メカコレクションDX コスモパイソン」&「コスモタイガーII(単座型/銃座型)」レビュー
『ヤマトよ永遠にREBEL3199』から艦載機がプラモデル化!「1/1000宇宙戦艦ヤマト」などとジオラマも楽しめる
2025年3月26日 00:00
- 【メカコレクションDX 試製空間戦闘攻撃機 コスモパイソン [2機セット]】
- 【メカコレクションDX 1式空間戦闘攻撃機 コスモタイガーII(単座型/銃座型) [2機セット]】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2025年3月8日
- 価格:各1,870円
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全長約125mm(コスモパイソン)
- 全長約120mm(コスモタイガーII)
今回レビューするのはBANDAI SPIRITSから3月8日発売のプラモデル「メカコレクションDX 試製空間戦闘攻撃機 コスモパイソン [2機セット]」と「メカコレクションDX 1式空間戦闘攻撃機 コスモタイガーII(単座型/銃座型) [2機セット]」だ。これらの機体は「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ最新作『ヤマトよ永遠にREBEL3199』に登場する戦闘機で、様々なバリエーションがある機体となっている。コスモパイソンは通常戦闘モードと高機動モード、コスモタイガーは単座ボディと銃座付きボディで分けられている。
本キットの魅力は作成バリエーションの多さや作りの緻密さもあるが、同社が展開している「宇宙戦艦ヤマト」シリーズのプラモデルと合わせてジオラマ風に飾ることができるのも魅力の一つとなっている。発売中の「1/1000 地球防衛軍アスカ級補給母艦/強襲揚陸艦 DX」、「1/1000 宇宙戦艦ヤマト3199(第3次改装型:参戦章叙勲式典記念塗装)」と並べてみると、スケールの違いがあるので工夫は必要だが迫力ある構図を作ることができる。
コスモパイソン、コスモタイガーIIのスペック
コスモパイソン、コスモタイガーIIは『ヤマトよ永遠にREBEL3199』に登場する戦闘機。同シリーズは4月11日より新章となる『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』の上映開始を予定しており、コスモタイガーIIはそのメインビジュアルにも描かれた機体だ。
コスモパイソンの全長は16.4mで主機は複合輻流式コスモエンジン×2機を搭載し、旋回半径と姿勢制御に長けた機体となっている。一番の特徴は機首部分が回転する機構とスラスターの存在だ。これにより急制動と旋回半径を小さくすることで圧倒的な機動力を生かした戦闘を可能としている。現代の戦闘機では考えられないような動きをして敵を圧倒しているのが印象的だ。コスモタイガーIIよりも一回り大きく、重厚感があり、攻撃力重視の機体だ。この機体はヤマトと補給母艦アスカにも搭載されている。
コスモタイガーIIの全長は16.6mで主機は複合輻流式コスモエンジン×2機となっておりコスモゼロの後継機として登場する。高機動性と強力な火力を兼ね備え、ヤマトの艦載機として数々の戦闘に参加。その機動力を駆使して数々の艦船を撃破する活躍を見せた機体だ。この機体もヤマト、補給母艦アスカ、戦闘空母ヒュウガにも搭載されている。
今回のプラモデル化では、いずれもメカコレクションDXシリーズでノンスケールでの立体化となる。両キット共に完成時は全長120~125mm程度のサイズ感で、1機あたりの組み立て難度は高くないがそのディテールを細部まで確認できるキットだ。それぞれ2機セットで、劇中に登場する機体のバリエーションを選択して再現できるパーツ構成となっている。
銀河を切り裂く高速機動の鋭いディテール!コスモパイソン
まずはコスモパイソンから作成していく。早速ランナーを見てみよう。A1~BM1の計8枚のランナーから構成されていて、水転写式デカールが1枚付属する。ランナーの数は少ない構成となっているが、シャープで精緻なデザインが特徴だ。機体の各部位が細部にわたって再現されている。主翼や尾翼、期待の鋭いラインが忠実に作り込まれている。シールにもパターンが色々あり、ヤマトの艦載機らしい特徴をしっかり再現できる。
キットの第一印象は、鋭敏なディテールとコンパクトながらも精密な作りをしていると思った。今回は通常戦闘モード、高機動モードで1機ずつ組み上げる。パーツも少なくパッと作れる気がしたが、撮影しながらの作成で約3時間の作業となった。
コスモパイソンは一旦ここまで。デカールを貼り完成後から再開する。コスモタイガーIIの作成に取り掛かる。
(C) 西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会