レビュー

「トイライズ DMB-02 ブルーブレイバー」レビュー【Bビーダマン爆外伝】

自由度の高い可動とサウンドギミックの没入感満載の遊びを体現

 完成した「ブルーブレイバー」はアニメイメージに近いカラーリングとデザインが再現され、張り出した肩アーマーやウィングもあって存在感ある造形となっている。

 デフォルメ頭身ながらメカらしいシャープな造形で、独自のカッコよさとなっている。腹部のビーダカノンはクリアパーツとなっており、発光ギミックの光を透過するようになっている。また、劇中の「プラネットエンブレム」造形が施されており、こちらは「ホワイトブロス」とは異なり、あおボンに宿ったエンブレムデザインとなっている。

 当時品キットを比較しても、手足の長さ大きさが変わり、サイズアップされている。

正面
側面
背面
肩アーマーはウイングも合わせて存在感抜群
近くで見てもメカのモールドが映えるカッコよさ
脚部は塗装部分と成型色で色分けされつつも違和感のない質感となっている
アンテナはゴールドで豪華な雰囲気となっている
「ブレイブカノン」にはプラネットエンブレムの紋章がモールドされている
独特な脚部構造で多彩な可動を実現
腕部も肩関節、肘、手首の軸可動を備えている
背面造形はアニメ準拠のデザインとなっている
当時品の「A-13 ブルーブレイバー」(右)と比較
本キットのB・ビーダマン あおボン
当時品のB・ビーダマン あおボン(右)と比較

 ギミックとして、頭部のひさし展開やコックピットのビーダカプセルの反転可動があり、ライドモードも再現可能となっている。

 そして、特徴的な胸部のプログレススコープを起こすことができる。当時品ではシールで表現されていたターゲットスコープは造形され、クリアパーツで表現されている。

頭部のひさしは後ろへ倒すことができる
ビーダカプセルは反転でき、分離も可能
胸部のプログレススコープを展開
【ライドモード】
コックピット部分を露出させたライドモード
ビーダカプセルと本体の対比

 可動も充実し、様々なポーズを取ることができる。

 「DMB-01 ホワイトブロス」と手足の関節構造が異なる設計だが、自由にポージングができる。特に脚部はデフォルメデザインながら膝関節に近い可動部を備え、大きく足を上げたアクションはもちろん腰だめの動きも表現できる。

 またつま先も伸ばすことができ、飛行時をイメージしたアクションも楽しめる。

 そして、別売りの「DMB-01 ホワイトブロス」と並べると、しろボンとあおボンのタッグを表現でき、多彩なアクションが楽しめる。

拳を前に突き出すポーズ
100円ショップのディスプレイスタンドでかろうじて空戦ポーズを取ることができる
大きく蹴り上げるポーズ
プログレススコープによる精密射撃
発光ギミック時の「ブレイブカノン」発射再現
「DMB-01 ホワイトブロス」(左)とディスプレイ
ライドモードで出撃!

 そして、サウンドギミックは下部の電源スイッチを入れ、背部のトリガー(サウンドスイッチ)を押し込むことで発光とともにサウンドが発動する。

 「DMB-02 ブルーブレイバー」では「ビーダカノン発射音声」と「単独ロボモードボイス」の2種があり、背部のトリガー部分を長押しすることでモードの切り替えが可能。

 「ビーダカノン発射音声」は重々しい雰囲気の発射音となっている。この音声は「DMB-01 ホワイトブロス」とは異なり、劇中の「ブレイブカノン」の発射音が再現されている。

 「単独ロボモードボイス」ではあおボンのセリフ3種が収録されている。「いまです!ブレイブカノン!」、「ブルーブレイバーもOKです!」とあおボンのかわいらしくも勇ましい声を聞くことができる。

 そして、「友達を撃つくらいなら強くなくてもいいです!」はアニメ第23話「キメろ!ブルーブレイバー」で登場したセリフとなっている。ダークビーダ四天王の一人、シュリンゲの策略で強さに固執してしまったあおボンが、自分の弱さを認め、成長したシーンを思い出すボイスとなっている。

 また、このお話がブルーブレイバー初登場の回にもなっている。

【「トイライズ DMB-02 ブルーブレイバー」発光&サウンドギミックをチェック!【#Bビーダマン爆外伝】】

 そして、「ブルーブレイバー」は「ホワイトブロス」、「イエロークラッシャー」と合体することで完成する巨大ビーダアーマー「セイントブラスター」の右足部分を構成する。

 変形手順も当時品キットを踏襲したものとなっており、腕部とアーマー、アンテナパーツなどを分離させ組み替えることで再現することができる。

 トイライズでは特徴的な脚部構造で、合体形態でも足首のような角度調整を自由に行うことができ、「セイントブラスター」状態での安定したポーズなどが期待できる。

【セイントブラスター(右脚)】
腕部と肩アーマーを組み合わせてつま先にする
本体脚部はつま先を180度反転させる
本体の踵部分に腕部パーツの肘部分を接続することで完成する。
足首部分に相当する脚部パーツは伸展や多軸可動で表情豊か

 以上、「DMB-02 ブルーブレイバー」レビューをお送りしてきた。

 「DMB-01 ホワイトブロス」に続き、当時品のキットからの進化と新たな遊びが詰め込まれ、デフォルメデザインながら高いアクション性によってカッコよさがより際立っている。

 そして、発光&サウンドギミックでアニメをイメージしたブンドド遊びがはかどる。サイズ感もより巨大感のあるシルエットで見ごたえ抜群でポージングを取るのが非常に楽しい。

 そして、11月には「DMB-03 イエロークラッシャー」が発売。さらに、「DMB-04 ブラックデバスター」も11月5日に予約が開始された。『Bビーダマン爆外伝』のさらなる盛り上がりに期待したい。