レビュー

童友社「『スター・ウォーズ』ライトセーバー」レビュー

劇中そのまま、柄から光刃が伸びる! ジェダイになりきれる臨場感

【「スター・ウォーズ」ライトセーバー】
販売元:童友社
発売元:ZD TOYS
2026年7月10日発売
価格:各6,600円
ジャンル:なりきり玩具
全長:約1m
※全5種(ダース・ベイダー、ルーク・スカイウォーカー、アナキン・スカイウォーカー、ヨーダ、メイス・ウィンドゥ)

 童友社が発売した「『スター・ウォーズ』ライトセーバー」は、映画「スター・ウォーズ」を象徴する武器「ライトセーバー」をその手にできるなりきり玩具だ。スイッチを入れると音と同時に柄から光の刃が出てきて、作動音を響かせる。振り回すと様々な音が鳴る。劇中そのままのライトセーバーをその手にできるのだ。

 映画では「ジェダイの騎士」達による華麗な殺陣が展開する。うなりを上げるライトセーバーを構え、振り回すと自分がジェダイの騎士になったかのようでとても楽しい。今回は発売されている5本すべてをレビューしていきたい。

今回は発売された5本のセーバーすべてに触っていきたい

映画のライトセーバーの雰囲気をたっぷり体感できる

 「ライトセーバー」は「スター・ウォーズ」の偉大な発明の1つだろう。光の剣とそれを扱う超人の姿は、SFにとどまらず様々な作品に大きな影響を与えた。ライトセーバーは金属製の柄からスイッチを押すとプラズマによる光の刃が形成され、触れるものを高熱で切断する。

 フォースを駆使することで超人的な能力を発揮するジェダイの騎士が手にすれば、敵が撃つブラスターの光弾すらはじき返し、何人もの敵を瞬時に切り倒す無敵の武器となる。その後様々な作品で「光の剣」として登場するだけでなく、「スター・ウォーズ」シリーズでもライトセーバーでの格闘シーンは大きな見せ場となる。

 ライトセーバーはジェダイの騎士1人1人が持っており、使い手によって柄の部分のデザインが大きく異なる。光の刃は特殊なクリスタルによって生み出される。ジェダイの騎士に対抗するダークサイドのフォースを使う「シスの暗黒卿」は赤い刃のライトセーバーを使う。

 童友社の「『スター・ウォーズ』ライトセーバー」の魅力は、この劇中の登場人物になりきれるところにある。ダース・ベイダー、ルーク・スカイウォーカー、アナキン・スカイウォーカー、ヨーダ、メイス・ウィンドゥの5人のキャラクターが使うライトセーバーをしっかり見ることができ、そして何より自分が劇中のジェダイになったかのようにライトセーバーを振るのが楽しくてたまらない。全長は刃部分と柄を入れて1m、劇中を思わせる大きさで、構えるとジェダイの騎士になった気分が味わえる。

【光の刃が輝く! 童友社「『スター・ウォーズ』ライトセーバー」アクション】

 何よりまず動画を見てもらおう。スイッチを入れると「シュオーン」という音と共に刃部分が輝く。ちゃんと劇中そのまま光の刃が柄から出て、独得の作動音を響かせるのがたまらない。そして振り回すと振動センサーにより、音が鳴る。光の刃の出現音、作動音、振り回すときの音はそれぞれのライトセーバーで音が異なる。

 このライトセーバーは暗闇で振り回すとさらに臨場感が高まる。闇を切り裂く光の刃は、ファンならずとも楽しいだろう。

夜、部屋を真っ暗にしてセーバーを振るうと臨場感たっぷりだ

 「『スター・ウォーズ』ライトセーバー」は柄にバッテリーを内蔵しており、柄頭部分を回すことで外し、内部のバッテリーを取り出し、ここのスイッチを入れることで準備完了。セーバーそのものはそれぞれ異なる部分にスイッチがあり、これを作動させるとライトセーバーアクションが楽しめる。音が出る部分も柄頭となる。

 刃部分は硬質でつややかな樹脂でできている。ただ、「『スター・ウォーズ』ライトセーバー」はものを叩いたり、セーバー同士で強く打ち合うような遊びは想定していないようで、振り回してものに当たると割れてしまいそうなので注意が必要だ。本商品で遊ぶ時は周りに注意して、ぶんぶん振り回すのがいい。映画を見直して華麗なアクションを真似したくなる。なお、充電はバッテリーを柄に入れたままUSB Type-Cで行うことができる。

 ライトセーバーは持ち主によって様々なデザインとなっている。「『スター・ウォーズ』ライトセーバー」は各キャラクターのセーバーを再現。さらに作動音も異なる。それぞれのセーバーの特徴を紹介していこう。

振るうものによってセーバーのデザインは異なる。作動音も異なるので複数集めると楽しい
音は柄頭から発せられる
内部にバッテリーと音声ユニットを内蔵。このユニットのスイッチを入れておけば、セーバー側のスイッチで光の刃が出現する

赤い刃を振るう興奮!「1ダース・ベイダー (赤)」

【「『スター・ウォーズ』ライトセーバー 1ダース・ベイダー」】
動画では黄色のようにも見えるが、肉眼ではしっかりと赤い刃だ

 仮面をつけ、長いマントを羽織った漆黒の男。不気味な呼吸音を響かせ、赤いライトセーバーを振るう。ダース・ベイダーは「スター・ウォーズ」シリーズで最も印象的な悪役だ。ダース・ベイダーはシスの暗黒卿に墜ちてしまった元ジェダイの騎士。赤いライトセーバーは“暗黒面のフォース”を扱う、強大な敵だ。

 彼が振るう赤い刃を生むセーバーのデザインは洗練された工業製品のように見える。それは機械と人間が融合したようなダース・ベイダーのイメージも重なる。作動スイッチは銀色のボタン状のもの。刃を生み出す放出口に角度がついているのも印象的だ。作動音は他と比べると特に低く、重く感じられる。

 「スター・ウォーズ」のエピソード4~6で強烈な存在感を放つダース・ベイダーは、エピソード1~3の主人公アナキン・スカイウォーカーが暗黒面に墜ちた姿だ。だからこそ今回ラインナップされているアナキンのセーバーと、ダース・ベイダーのセイバーを並べ、関連性を探すのも楽しい。

ダークサイドを感じさせる赤い刃
刃の放出口が斜めに切り欠かれているのが特徴
銀色の丸いボタンで作動する
他のジェダイのセーバーとの共通点も多く感じさせるデザイン
上がダース・ベイダーで、下がアナキン。アナキンからベイダーに変わる、と言うことを考えて見比べてみるのは楽しい

若き英雄が振るう緑の刃「2ルーク・スカイウォーカー (緑)」

【「『スター・ウォーズ』ライトセーバー 2ルーク」】

 ルーク・スカイウォーカーはエピソード4~6の主人公。辺境の惑星に住んでいた平凡な青年が、師に導かれジェダイの騎士が扱う不思議な力「フォース」の使い方を覚え、その才能を開花させていく。彼は父であるダース・ベイダーと運命の闘いを繰り広げていく。
 今回ラインナップされた「『スター・ウォーズ』ライトセーバー 2ルーク」のモチーフはルークの2本目のセーバーだ。エピソード5で、ダース・ベイダーによってルークは右手と共に持っていたセーバーを失ってしまう。

 ジェダイは自分の手でライトセーバーを作る。ルークの2つめのセーバーはジェダイの伝統にのって彼が作ったものだ。しかしそのデザインは他のライトセーバーと大きく異なる。スイッチが出っ張っていたり、単に部品を組み合わせて作ったような急造品を思わせる無骨さがある。それでも成長したルークがふるうこのセーバーは非常に人気がある。「ルークのセーバーをその手にできる!」とワクワクするファンも多いだろう。

ルークがエピソード6で使うライトセーバー。人気の高いセーバーだ
他のセーバーとは大きく異なるデザインだ
作動ボタンは黒いボタン。他のセーバーと比べ洗練されていない印象を受ける
商品は樹脂製だが、塗装により金属感を持たせている

若きジェダイの青白い光「3アナキン・スカイウォーカー (青)」

【「『スター・ウォーズ』ライトセーバー 3アナキン」】

 「スター・ウォーズ」はまずエピソード4~6が制作され、その後エピソード1~3が公開された。観客達はエピソード1~3で正義のジェダイの騎士として活躍するアナキン・スカイウォーカーが、その後、悪に墜ちダース・ベイダーとなることを知っている。

 「『スター・ウォーズ』ライトセーバー 3アナキン」は、アナキンの使う青い光刃を発生させるライトセーバーを再現している。大きな赤いボタンが目立つが、セーバーの作動スイッチは後ろの銀のボタンになっているのが面白い。

 エピソード1~3ではこれまで以上にライトセーバーアクションが華麗になった。「『スター・ウォーズ』ライトセーバー 3アナキン」を手にすると剣を振り回し、華麗に戦うアナキンのアクションを再現したくなる。5本の中でも特に振り回して遊びたい商品と言えるだろう。

アナキンは鮮やかな青い光を放つライトセーバーを使う
大きな赤いボタンが目を惹くが、本商品では作動ボタンは別
赤いボタンの反対側にある銀のボタンが作動スイッチだ
ダース・ベイダーのセーバーとのデザインの関係性を探してしまう

伝説のジェダイのライトセーバーをその手に! 「4ヨーダ (緑)」

【「『スター・ウォーズ』ライトセーバー 4ヨーダ 」】

 エピソード5ではルークを鍛える小さな老人として登場するヨーダだが、エピソード2と3ではフォースの達人として派手な戦いを繰り広げる。そのヨーダが振るっていたのがこのライトセーバーだ。

 デザインはダース・ベイダーのセーバー以上にシンプルで、「ジェダイの標準的なライトセーバーなのかな?」など様々な想像が膨らむ。映画のヨーダのように片手でセーバーを振るうのも楽しそうだ。

ジェダイの騎士らしい緑のセーバー。弟子のルークと同じ色というのもいい
かなりシンプルなデザイン。ジェダイの騎士の標準的なセーバーのようにも見える
作動は銀のボタン
この柄の形はルークを除く他のセーバーに共通してみられるデザインだ

他のジェダイとは異なる紫の光「5メイス・ウィンドゥ (紫)」

【「『スター・ウォーズ』ライトセーバー 5メイス・ウィンドゥ 」】

 ジェダイ・マスターの1人メイス・ウィンドゥが振るうライトセーバーは他のジェダイと異なる紫の光を放つ。この刃の色はメイス・ウィンドゥを演じたサミュエル・L・ジャクソンが自分の好きな色を希望したからだという。メイス・ウィンドゥはエピソード1~3で活躍する。

 彼は普段はジェダイの騎士の重鎮として落ち着いているが、戦場では紫の刃を振るい縦横無尽に活躍する。他のジェダイをたやすく倒すような強大な敵すら圧倒する実力を持っているのだ。映画を見ると敵の攻撃を刃で受け、大きく振り回した剣で敵を倒すメイス・ウィンドゥのアクションを真似したくなるだろう。

 メイスのセーバーは他のセーバーに比べて金の装飾が目立つかなり派手なデザインだ。作動ボタンは3つ並んだ金のボタンの真ん中。マッシブさも感じさせる独特のデザインはジェダイのライトセーバーのバリエーションの広さを感じさせる。

特別な紫の光。サミュエルが映画スタッフに交渉しての実現というのは有名なエピソードだ
こちらは金色が多用されかなり派手なデザイン
作動は真ん中の金のボタン
特別なセーバーという印象が強い
5本のセーバーを並べると手前のルークのものだけ異質なのがわかる。スイッチが外付けだったり、洗練されていないように感じられる

柄から光が伸びる興奮、ライトセーバーをその手に握ろう!

 これまでライトセーバーのなりきり玩具は多く出ている。数万円もする映画のプロップレプリカから、安価な商品など非常に多彩だ。その中で「『スター・ウォーズ』ライトセーバー」はこの作動音と共に柄から光が伸びていく演出が楽しい。本当に作中のキャラクターになったような気持ちになる。

 振り回すことで非常に楽しい商品だが、思うように振動センサーが反応せず、音が鳴らない場合があった。勢いよく振っても音が鳴らなかったり、途中で音がこもってしまう。これはさらに何度も振ることで使い方に慣れ、より効果的な音の出し方を学べると思う。もっと使い込みたいところだ。

 総合的に見れば6,600円でこれだけのクオリティのライトセーバーを手にできるのはすごいと思う。何より、ぶんぶんと作動音を響かせライトセーバーを振り回す楽しさはこたえられない。ぜひ手にしてほしい。