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電動開閉式ライト、12段変速、LEDフラッシャー…夢の“スーパーカー自転車”大人版「SUPERCAR BIKE NEXT GENERATION」をアイデスが開発中!【TOKYOおもちゃショー】

【TOKYOおもちゃショー2026】
開催期間
ビジネスデー:8月27日、28日
パブリックデー:8月29日、30日
会場:東京ビッグサイト 東京都江東区有明3-11-1
入場料
高校生以上:2,200円(当日チケット)
中学生以下:無料

 昨年の「東京おもちゃショー2025」に、児童向けの“スーパーカー自転車”「ミライドS」を出展し、大きな話題を集めたアイデスが、今年はなんと“大人向け”のスーパーカー自転車のコンセプトモデル「SUPERCAR BIKE NEXT GENERATION」を展示した。

アイデスの「SUPERCAR BIKE NEXT GENERATION」展示コーナー

 「スーパーカー自転車」とは、1970年代に自転車メーカー各社が展開したジュニア向けスポーツ自転車のこと。2灯式ヘッドライト、セミドロップハンドル、シフトレバー付き変速装置、派手に光り輝く電子フラッシャーといったさまざまな機能を備え、当時の主に少年たちの憧れの存在となった。

こちらは同社が独自にカスタマイズした、昭和のスーパーカー自転車。昨年のおもちゃショーでも話題となった

 昨年同社のブースに展示された昭和のスーパーカー自転車は好評を博し、これを受けて少年時代に憧れを抱いた世代をターゲットにした“令和版・大人向けスーパーカー自転車”の企画が始動。同社が展開するブランド「EDO BIKE」にて、商品化が進められている。

アイデスの「EDO BIKE」ブランドで企画中の「SUPERCAR BIKE NEXT GENERATION」

 「TOKYOおもちゃショー2026」のブースに展示された「SUPERCAR BIKE NEXT GENERATION」は、ブラックとゴールドのシックかつ高級感あふれるカラーリングで彩られているが、各種機能は昭和の少年たちが憧れたスーパーカー自転車そのものだ。当時、このタイプの自転車で主流だった弓形の「セミドロップハンドル」の前方に設置されたライトは、いわゆる「リトラクタブル式」。ハンドルに装備されたスイッチの操作により、電動で開閉および点灯・消灯を行える仕組みだ。

現代のスポーツ自転車ではほとんど見られなくなった、セミドロップハンドルを採用。速度計はアナログの針式を採用したオプション装備として計画中だそう
スーパーカーにも搭載された電動リトラクタブルライトを採用。光源はLEDで、内部に見えるライトの形も格好良さを追求。開いてから点灯し、消灯してから閉じるといった、こだわりの動作にも注目
【「SUPERCAR BIKE NEXT GENERATION」のリトラクタブルライトが開閉!】

 シフトレバーはフレームのトップチューブに設けられていて、前後にスライドさせることで電動変速が可能。レバー上部にはLEDでギアの段数が表示される。変速段数は12段となる。現代の一般的なスポーツ車では「後輪側ギア(スプロケット)6枚×ペダル側ギア(チェーンリング)2枚」で数えることが多いが、このモデルでは当時の設計と同様にシフトレバーを1本とするため、後輪に12枚のギアを備える構造を採用している。

前後に動かすタイプのシフトレバー。現在の段数はLEDで表示される
12枚のギアが備わるスプロケット。これを採用するために、特殊な形のリムを成形し、搭載したかったディスクブレーキを泣く泣く諦めたのだとか
変速機は電動式のものを採用。ワイヤーではなく無線でシフトチェンジを行う

 搭載されたこれらの電動機能は、そのほとんどをサドル後部に備えた充電式バッテリーによってまかなっている。バッテリーは国内大手メーカーの製品を使用しており、正式採用を目指して現在交渉中だという。

バッテリーボックス。盗難防止のカギを備えた箱の中に充電式のバッテリーが入っている
キャリアの後ろ側に装備されたフラッシャー。ハンドルのスイッチで操作を行える
【「SUPERCAR BIKE NEXT GENERATION」のフラッシャーパターン】

 この自転車の企画をプロデュースするのは、同社代表の中井範光氏。中井氏は当時、ブリヂストン製のスーパーカー自転車「モンテカルロ」に乗っており、その思い出を現代に蘇らせるべくこの企画を立ち上げたという。

 当時のスーパーカー自転車に備わっていた機能や仕様のすべてを現代の技術でアップデート。さらに公道走行に必要な法的要件もクリアしたうえで、製品化を目指して開発を進めているとのこと。またスマートフォンと連動して機能の確認や設定が行えるといった、現代の自転車としての要素も搭載される予定だ。

スポーツ自転車では装備されないことも多いフェンダー(ドロヨケ)も完備。光沢とざらつきのあるツートン仕上げは、刀の刃をイメージしている

 軽量化や電動アシストによる効率化が求められる現代の自転車市場に対し、本作はあえてその真逆を行く設計を目指している。中井氏は「今の時代だからこそ、“無駄”が面白い」と力説し、昭和の少年たちが胸をときめかせた、自転車としては一見“無駄”とも言える遊び心を、現代の技術をもって昇華して実用化する――そんな熱いコンセプトがこの自転車に込められているのだ。

 また、昭和の時代に独自の文化として歴史に刻まれたスーパーカー自転車を海外へ発信することで、日本の自転車文化のアイデンティティを高めたいという思いもあるそうだ。

各部位や機能には、日本風の名前が付けられている。パーツなど、すべてを日本製でまかなうのは難しいが、日本のプロダクトであることは強調している

 気になる価格については、詳細な仕様が未定のため現時点では未確定だが、「20万円台に収めたい」とのこと。実際に発売されるのはもう少し先になりそうだが、かつてスーパーカー自転車に憧れた人は、今後の動向にも注目いただきたい。

こちらは児童向けに製品化された「ミライドS」。アイデスの公式サイトで先行発売が始まっている。価格は65,780円。ハンドルに装備されたコクピット「ミライドコア」は単品でも販売される