特別企画
【静岡商談会】その圧倒的な情報量を余すことなく再現! ハセガワ、プラモデル「クラッシャージョウ コルドバ」
2020年7月1日 20:14
静岡商談会のハセガワブースで大きな存在感を放っていたのがプラモデル「クラッシャージョウ コルドバ」である。劇場アニメ「クラッシャージョウ」に登場する全長1キロを超える巨大宇宙艦を1/3000スケールで立体化したもの。9月3日発売で、価格は5,200円(税別)。
コルドバの魅力は、劇場版のスクリーンいっぱいに描かれたその圧倒的な巨体に、みっしりと描き込まれたディテールだ。船体に多数取り付けられた砲塔、パネルライン……当時のアニメーターがこの巨体を旋回させるための絵を非常に苦労して描いたという逸話が語られるほどのメカを、立体物で再現しようというのが本商品である。
このディテール表現を行なうのに使われる技術が「スライド金型」だという。射出成形の時に金型をスライドさせることで合わせ目部分で甘くなりがちなディテール表現をきちんと造形する。この技術を使うことでコルドバの圧倒的なディテール表現を可能としている。
コルドバは主人公の前に立ちはだかる巨大な敵である。この"巨大感"を演出するため、主人公達が乗る主役メカ「ミネルバ」を同スケールで同梱している。ミネルバは戦闘機を搭載する母艦だが、コルドバの前にはとても小さい。それでもちゃんとミネルバとわかるように造形されているのも金型の優秀さだろう。
面白いのはミネルバの艦載機「ファイター1」まで同スケールで表現されていること。この機体はさすがにパーツとして射出できないほど小さいため、プレートに造形されている。こだわりのモデラーはこのプレートから切り出して飾り付けよう、というのだが、本当に芥子粒のように小さく、ピンセットでも扱えるかどうか……こんなパーツまで盛り込んでしまうのが、本商品の面白さだろう。