特別企画

【年末特別企画】HOBBY Watchライター陣が選ぶ2020年オススメ「ガンダムアクションフィギュア」

 今回より年末に掲載していく“HOBBY Watchライター陣が選ぶ2020年オススメ「○○」”。ガンプラやカプセルトイ、エアソフトガンなど様々なアイテムを、HOBBY Watchのライターが紹介していく特別企画です。

 2020年も様々な魅力的なアイテムが発売されました。HOBBY Watchは6月に創刊され、毎日様々なホビーアイテムを紹介しています。この企画では各ライター・編集者の視点から「2020年これを逃すわけにはいかない」と3つのアイテムに絞って紹介していきます。

 本記事では「ガンダム アクションフィギュア」というテーマで、ライター吉田が紹介していきます。自分はHOBBY Watchでは新参者で、ライター歴もまだまだです。普段はニュース記事を担当、「ガンダムEXSPO」取材にも参加させていただきました。

 今回紹介していくガンダムシリーズは映画「機動戦士ガンダムF91」からドハマりして、富野由悠季監督作品を視聴しまくり、小説を読み漁ったりしていました。ロボットものの中でも様々なシリーズ、作品が生まれているガンダムシリーズは多種多様な機体デザインとコンセプトと、新しいモビルスーツが発表になるたびにわくわくしています。

 そんな自分がオススメしたい2020年に発売された商品の魅力を紹介したいと思います。

2020年オススメ「ガンダムアクションフィギュア」その1:「METAL BUILD ストライクガンダム」

発売日:2020年1月17日
価格:16,297円(税込)
サイズ:約180mm

 本商品は「機動戦士ガンダムSEED」の主役機、「ストライクガンダム」を立体化したもので、2018年に発売された「METAL BUILD エールストライクガンダム」や2019年では「METAL BUILD∞ -メタルビルドインフィニティ-」のイベント販売もされた。

 オススメの理由はやはりダイキャストの重量感、ハイクオリティなデザイン、そして、幅広い拡張性があること。「METAL BUILD」シリーズの特徴ともいえるダイキャスト仕様によるむき出しの金属フレームとそれに合わせたデザインアレンジで、「ストライクガンダム」を完璧といっていいくらいの完成度で、その可動域と高いアクション性も満足の出来栄えです。

 そして、「METAL BUILD」シリーズのモビルスーツバリエーション企画「オルタナティブ・ストライク」で様々なストライカーパックが発売しているのも魅力の一つ。アニメでも活躍したエール、ソード、ランチャーに加え、カレトヴルッフやガンバレル、ライトニングと設定資料だけだったストライカーパックと合わせて楽しめます。

2020年オススメ「ガンダムアクションフィギュア」その2:「機動戦士ガンダム Gフレーム11」よりドム

発売日:2020年10月12日
価格:各500円(税抜)
サイズ:約110mm

 「機動戦士ガンダム Gフレーム」シリーズはアーマーパーツとフレームパーツを合わせることで、可動フィギュアになる食玩フィギュアです。近年の食玩クオリティの目覚ましい進化に舌を巻く中で、この「機動戦士ガンダム Gフレーム」は個人的に大注目の商品です。簡単なパーツの付け替えだけで、高い可動域を持ったアクションフィギュアになり、そして、アーマーパーツは塗装済みなのでシールや塗装作業がありません。ガンプラが苦手な人にぜひ手に取ってほしいシリーズです。

 さて、今回紹介する「ドム」は再録アソートなのですが、この第11弾で「リック・ドム」のバーニアと脚部パーツが新規収録されているのです。一度で二度おいしいうえに、比較的安価なので3体か12体くらい揃えたくなりますね。

約11cmなのでHGガンプラよりも少し小さいくらいの大きさ。
地上戦用の「ドム」。背中のバーニア、脚部にはホバリング用推進機のモールド。
宇宙戦用の「リック・ドム」。背中のバーニアと脚部にノズルのモールドが施されいる。

 リーズナブルな価格で高いクオリティ。自分が知っていた食玩フィギュアは、リアルに作りこまれるほど可動域を削り、可動域を充実させれば塗装や造形を簡易的にしていた印象でした。コスト面を考えれば、造形と可動の両立は難しいのは想像に難しくありません。しかし、「機動戦士ガンダム Gフレーム」シリーズのリアル頭身でガシガシ動かせる可動と細かい造形を両立し、価格も限界まで抑えられているといえる出来栄えです。

ジャイアント・バズの両手持ちも可能。
ヒートサーベルでのアクション。膝関節や股関節も大きく動かすことができる。

 フレームのアソートには武器であるヒートサーベル、ジャイアント・バズが収録されて、アクションの幅も広がります。

アーマーは塗装済みで、マッドな質感がよりリアリティを引き立てる。

2020年オススメ「ガンダムアクションフィギュア」その3:「METAL ROBOT魂<SIDE MS> ガンダムヴィダール」

発売日:2020年11月24日
価格:15,400円(税込)
サイズ:約150mm

 「METAL ROBOT魂<SIDE MS> ガンダムヴィダール」はアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場したモビルスーツ「ガンダムヴィダール」を立体化したもの。ROBOT魂ブランドの中でも、ダイキャスト素材が使用された「METAL ROBOT魂」で通常のROBOT魂シリーズ商品よりも重量感がある。

 「ガンダムヴィダール」は劇中での活躍回数は少ないものの、そのアクションとギミックに自分は魅了されました。

専用台座がついてくるので、様々なポージングが可能。

「METAL ROBOT魂」は初購入だったのですが、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の独特なデザイン、ガンダムフレームとの相性が見事にマッチした商品といえるでしょう。腹部周りのシリンダーや関節、足部の武装ハンターエッジは金属パーツとなっており、その美しい輝きは超合金の持つ“ロボットらしさ”を宿し、全体のマッドな色の仕上げもROBOT魂の持つ“劇中の再現度”も健在。アニメの印象と立体物としての完成度を見事に両立した出来栄えです。

サイドアーマーはスライドし、バーストサーベルの抜剣アクションも完備。
「阿頼耶識 Type-E」をイメージした眼光エフェクト。エフェクトは3種類あり、それぞれの眼光の軌跡も違うのでポーズに合わせて組み換えができる。
足部のハンターエッジは展開が可能。

 劇中で見せた抜剣アクションや「阿頼耶識 Type-E」をイメージした眼光エフェクトなど手に取って遊ぶと高揚感が増すギミックや武装の数々に満足すること間違いなしです。

マーキングも細かく施され、リアリティが増している。

 マーキングやエンブレムは武器にも施され、目立たないところも丁寧に作りこまれています。飾った時の満足感も高く、「METAL ROBOT魂〈SIDE MS〉ガンダムバルバトスルプスレクス」と並べたくなると思います。

2020年オススメホビー記事!

 2020年のオススメ記事は「ROBOT魂 <SIDE MS> ファントムガンダム」記事です。長谷川裕一氏による漫画「機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト」に登場するMS「ファントムガンダム」がついに立体化し、プレミアムバンダイで予約受付を聞いたときは驚きました。ROBOT魂による多彩なギミック再現で期待のアクションフィギュアだと思います。

 オススメ理由としてはやはり「ファントムガンダム」の数々のギミックやアクションが見れること。特に全身からほとばしるファントムライトは早く手に取って自分の手で展開させたい気持ちが膨れ上がってきます。各ギミックの展開もどうなっているのか、気になる点が多く、発売が待ち遠しくなるニュース記事になっています。

幽霊の名を持つ機体「ファントムガンダム」の雄姿がついにフィギュア化