【魂ネイション撮り下ろし】「S.H.Figuarts（真骨彫製法）ウルトラマンティガ マルチタイプ」が展示中！シリーズ初のウルトラマン

　骨格から造形を行ない、ヒーロー本人の存在感と、フィギュアとしての自然な可動を両立させた「S.H.Figuarts」の「真骨彫製法」にて、今年放映25周年を迎える「ウルトラマンティガ」が発売されることが発表となった。現在試作品が、秋葉原のTAMASHII NATIONS TOKYOにて展示されている。

　「真骨彫製法」で「ウルトラマン」シリーズがリリースされるのは今回が初めてで、しかも平成三部作筆頭の人気の高いティガが立体化されたのは喜ばしい出来事である。

「S.H.Figuarts（真骨彫製法）ウルトラマンティガ マルチタイプ」。2021年7月発売予定、価格6,600円（税込）。秋葉原のTAMASHII NATIONS TOKYOでサンプル展示中

　造形は「ウルトラマンティガ」、「ウルトラマンダイナ」、「ウルトラマンガイア」シリーズのスーツ造形に携わった成田穣氏によるスタチュー原型を製作し、当時のスーツアクターであった権藤俊輔氏の体型をスキャン、そのデータを反映させた骨格造形をほどこすという、こだわりの造形技術を導入している。監修には円谷プロダクション造形部門LSSの他に権藤氏も加わって、「権藤ティガ」と呼ばれる体型にできるだけ近づけている。

スーツアクター権藤俊輔氏の体型を反映させた造形は芸術品だ

マスクは実物のスーツに合わせて、左右が微妙な非対称になっている

足の長さや太さなども、劇中のスタイルに近づけている

　彩色は実際のスーツを入手し、カメラを通して映し出されるカラーリングにするという凝りようで、目やカラータイマーにはクリアパーツを使用し、現時点で劇中のティガに最も近いアクションフィギュアとなるのは間違いない。

赤と青とシルバーの、独自のカラーリングが映える。メタリック塗装も美しい

横顔もかなりかっこよく造形されている

独特な形状をした後頭部も忠実に作られている

　上半身の肩アーマー、腹部、パンツなどに軟質素材を採用し、真骨彫シリーズらしい自在な可動を実現している。ゼペリオン光線のエフェクトや交換用カラータイマーなども付属し、プレイバリューを持たせてあるのも嬉しいところだ。発売日は7月。一般店頭で現在予約を受付中だ。

権藤俊輔氏のサイン色紙とともに展示されていた