特別企画

【タミヤ撮り下ろし】「1/72 ロッキード マーチンF-35B ライトニングII」、専用塗料で実機を忠実に再現したタミヤ拘りのキット!

【1/72 ロッキード マーチンF-35B ライトニングII】

8月10日発売予定

価格:4,620円

 東京・新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー東京にある「新商品展示コーナー」。様々なタミヤの新商品が展示されているなかから、今回は8月10日に発売予定の1/72 ウォーバードコレクションの「ロッキード マーチンF-35B ライトニングII」を紹介する。価格は4,620円。

 「1/72 ロッキード マーチンF-35B ライトニングII」は、アメリカ空軍・海軍・海兵隊が運用する様々な戦術航空機を、1種類の機体とその派生型に集約する計画に基づいて開発された多用途戦闘機「F-35 ライトニングII」の一つだ。

 「F-35 ライトニングII」は空軍向けのF-35A、海兵隊向けのF-35B、海軍向けのF-35Cの3タイプが同時開発され、それぞれの用途に合わせた異なる性能が与えられている。今回はその中でも回転式エンジンノズルとリフトファンにより短距離離陸/垂直着陸(STOVL)が可能なF-35Bの垂直着陸状態を再現したプラモデルとなっている。

「1/72 ロッキード マーチンF-35B ライトニングII」は8月10日発売予定。価格は4,620円

 本キットの特徴は組みやすさと再現性の高さにある。パーツの多くは合理化や一体型成形にすることでパーツ数を大幅に減少。さらには可動部を減らすことで尾翼やウェポンベイドア、コクピット後部のリフトファン空気吸入口/排出口や補助空気吸入口といった箇所がすべて決められた角度になるように設計されている。これによって誰が組んでも実機とまったく同じ角度を再現できるようになっている。

尾翼
ウェポンベイなどの一見すると可動しそうなパーツの多くが一体部品となっている
リフトファン空気吸入口/排出口や補助空気吸入口

 機体表面のRAMパネルは繊細な凸モールドで表現されている。また、マーキングにはアメリカ、イギリス、イタリア所属機などを再現できる5種類のマーキングが付属。

可能な限り薄く彫られたRAMパネルモールド
2023年7月29日に発売された(左)「1/72 ロッキード マーチンF-35A ライトニングII」と比較すると、今回のF35BではRAMパネルモールドが少し薄くなっているのが感じられる
遠目でみるとモールドの違いがよくわかる(左)F-35B(右)F-35A

 他には着地状態とホバリング状態のそれぞれに対応した2種類のランディングギヤ部品や空対空ミサイルのAIM-9XとAIM-120Cが兵装類、ホバリング状態で展示できる専用スタンドも付属している。

AIM-9X
AIM-120C
専用スタンドのおかげで機体下部もしっかりとみることができる

 F35Bの発売に先駆けて、F-35の機体色を再現した塗料が2024年7月13日に発売された。色は2色で、ラッカー塗料の「LP-84 カモフラージュグレイ」と「LP-85 ミディアムエアーグレイ」がそれぞれ220円(税込)。タミヤプラモデルファクトリーでは新作塗料で塗装されたこの「1/72 ロッキード マーチンF-35B ライトニングII」をみることができる。

LP-84 カモフラージュグレイ、LP-85 ミディアムエアーグレイ。各220円

 「1/72 ロッキード マーチンF-35B ライトニングII」は可能な限り実機を忠実に再現したタミヤ拘りのキットとなっているのでチャンスがあればこの機会にぜひ確認してみてほしい。