特別企画

カラオケボックスが「BEYBLADE X」バトルゾーンに! 大人の隠れ家「コート・ダジュール」で対戦を楽しもう!

【コート・ダジュール 目黒駅西口店】
場所:東京都品川区上大崎2丁目27−1 サンフェリスタ目黒 6F

 皆さんはカラオケボックスで「BEYBLADE X」を楽しめるという事をご存じだろうか?全国に展開するカラオケ店「コート・ダジュール」はカラオケボックスながら「BEYBLADE X」のスタジアムと基本的なベイを無料で貸し出すサービスを全店舗で実施しており、気兼ねなく室内で思いっきり「BEYBLADE X」の対戦が楽しめる夢のようなスペースなのだ!

コート・ダジュール全店で、無料でスタジアムやベイを借りることができ、「BEYBLADE X」を遊ぶことができる(貸し出し機材には限りがあるので注意)

 筆者は普段自宅で「BX-10 エクストリームスタジアム」を使い、時間を見つけてはシュートし、ベイの研究を進めているのだが、友人と遊ぶには自宅ではスペースが足りない。ちょっと狭いし、音もかなり大きい。「コート・ダジュール」はこういった希望を叶えてくれる上に、カラオケとしての基本料金だけで。たっぷり「BEYBLADE X」が楽しめるのだ!

 今回、実際に「コート・ダジュール 目黒駅西口店」に行き、対戦会を行った。「コート・ダジュール」で利用できる「BEYBLADE X」に関するサービスについて紹介するとともに、ベテランブレーダーと編集、筆者の3人で遊んだ対戦会の様子や、筆者が最近楽しんでいる「CX(カスタムライン)」の構築についても紹介したい。

今回は「コート・ダジュール 目黒駅西口店」で心ゆくまで「BEYBLADE X」の対戦を楽しんだ
今回は「CX(カスタムライン)」のカスタマイズも紹介したい

「BEYBLADE」対戦し放題! 「コート・ダジュール」のスタジアム貸出サービス

 「コート・ダジュール」は「快活フロンティア」が運営するカラオケボックスのチェーン店。同社Webサイトを見ると、カラオケ以外にも打ち合わせやWeb会議、大画面を利用したスポーツ観戦などでの利用も可能となっており、有料の個室貸出サービスとしての利用シーンも想定している。

 スポーツ系の配信サービス「DAZN」が視聴できるほか、ブルーレイプレーヤーを使ったシアター的なサービスも用意されている。その中で今回利用したのが「BEYBLADE X」のスタジアム/ベイ貸出サービスなのだ。これらの貸出料金については無料となっているため、部屋料金のみで利用できるのは嬉しいポイントだ。

 基本料金で対戦できるが、料金は場所や時間によって異なる。平日の昼間なら30分で1人320円(1ドリンクオーダー制)、3時間以上ならフリータイムとして1,580円。こちらもドリンクの注文が必須となる。今回はドリンクバーも利用するコースで3時間しっかり楽しみ、1人2,690円で利用できた。

「BEYBLADE X」の推奨する遊び方に合わせ、床にスタジアムを置き、膝立ちで対戦を行う
2種類のスタジアムとベイを借りることができる
今回借りた貸出ベイは「BX-01 ドランソード3-60F」と「BX-02 ヘルズサイズ4-60T」の2個
付属のベイ2個を分解したところ

 「コート・ダジュール 目黒駅西口店」では、タカラトミーモール限定カラーの「BX-00 エクストリームスタジアム ライトパッケージ」と3人同時にシュートできる大型の「BX-32 ワイドエクストリームスタジアム」が貸出可能だった。いずれもスタジアム以外に小型タイプのランチャーが2個と2つのベイも含まれているので、「BEYBLADE X」未体験の人や未所持の人が試しに遊んでみるような場合でも気軽に利用できるのはありがたい。

 今回借りた部屋は縦長で壁面の3方それぞれに椅子が固定されている作りで、中央には移動可能なテーブルが2脚、椅子のない壁面には大型ディスプレイが掛けられているほか、棚があり、手荷物などが置ける。

 「BEYBLADE X」を楽しむ場合には、タカラトミーの推奨環境に従い、テーブルを動かしてスペースを確保し、スタジアムを床に置き、膝立ちでプレイする。エキサイトすると手を振り回したりするので、ぶつからないように注意したい。

今回は「CX(カスタムライン)」に絞って色々なカスタマイズを試した
気兼ねなく対戦が楽しめるのはやっぱり気持ちいい!

 カラオケする部屋なので、音漏れの心配をする必要がなく、気兼ねなくシュートしまくれるのはとても快適だ。別料金のドリンクバーもセットで注文しておけば、コーラやコーヒーといった酒類以外のドリンクが時間内なら飲み放題なのだ。しかもセルフサービスとなっているので、店員さんを呼ぶ手間などがかからず、カラオケボックスなどでよくある、歌っている途中で店員さんがやって来て気まずい思いをするようなことも起こらないので、今回は時間いっぱい3人で休憩や水分補給を取りながら安全かつ快適に「BEYBLADE X」をエンジョイできた。

「コート・ダジュール 目黒駅西口店」では3人同時にシュートできる大型の「BX-32 ワイドエクストリームスタジアム」も借りる事が可能
扉を閉じると殆ど音が聞こえなくなる防音仕様なので安心して対戦に専念できるのがありがたい
使用の明細は3時間で税込8,070円。大人3人、割り勘で2,690円。30分ごとの料金とドリンクバーでの値段だ。大人の社交としては十分魅力的な価格になっていると感じた
スマートフォンを設置してバトルの撮影を行なった

「CX」ラインの魅力と気になるポイント。最新商品は入手困難な状況が続く

 今回、実際の対戦では筆者は手持ちの「CX(カスタムライン)」のカスタムに注力して様々なベイと対戦を行なった。「CX(カスタムライン)」の魅力は何といってもブレードそのものをカスタムできるところ。7月22日現在、筆者の手元には「CX-01 ドランブレイブS6-60V」、「CX-02 ウィザードアークR4-55LO」、「CX-03 ペルセウスダークB6-80W」、「CX-06 ランダムブースター フォックスブラッシュセレクト(フォックスブラッシュJ0-80DB)が封入されていた」の4個が手元にある。

 現段階で「CX(カスタムライン)」の製品はこれらに加えて、4月発売の「CX-05 ランダムブースターVol.6(ヘルズリーパーT/ライノリーパーC)」と7月19日発売の「CX-07 ペガサスブラストATr」、同日発売の「CX-08 ランダムブースターVol.7(ケルベロスフレイムW/ホエールフレイムM)」があるが、筆者はまだ購入できておらず、現在入荷メール待ちの状態だ。

 なお、「CX-07 ペガサスブラストATr」に備える「Tr(ターボ)」とは「BEYBLADE X」シリーズにこれまでなかった新たなギミックが組み込まれた新パーツ。これまで別パーツだったラチェットとビットが合体したラチェット一体型のビットというかなりユニークなパーツで、軸先に可変機構が組み込まれており、高速回転時は細い軸先が出ているが速度が低下すると中に引っ込み、太い軸先で回転するようになるという。

 一体化することでビット抜けなどバーストの危険性が低下しているほか、安定性の向上といった恩恵もありそうで、ぜひ試してみたいパーツの1つだ。

筆者手持ちの「CX(カスタムライン)」のベイたち
ブレードが分解でき、ロックチップ、メインブレード、アシストブレードの3つに分解できるのが魅力
「CX-07 ペガサスブラストATr」。ラチェット一体型ビット「Tr(ターボ)」はかなり触ってみたいユニークパーツだ

 ということで、現段階で構築できる攻撃型としてのベストな構成は「CX-01 ドランブレイブS6-60V」だ。3枚刃のブレードが強力でアシストブレードの「S(スラッシュ)」もメインブレードの「ブレイブ」とマッチするような作りになっており、さらにはラチェットの「6-60」も「ドランブレイブS」とちょうどマッチするパーツとなっているため、ビットのみを好みの物、例えば不規則な動作の「T(テーパー)」や攻撃特化の「LR(ローラッシュ)」、「E(エレベート)」などに変更するだけでかなり強く戦える印象だ。

「CX-01 ドランブレイブS6-60V」はブレードを分解しなくてもデフォルトのセットが最も完成度が高い
ラチェットの6-60もいい組み合わせなのでそのまま使用し、ビットのみ「R(ラッシュ)」など、好みのパーツに変えるだけで十分に戦えるベイと感じた

 防御型については「CX-02 ウィザードアークR4-55LO」のブレードからカスタムしていく事にした。というのも、個人的な意見となるが「ウィザードアークR」に備えるアシストブレード「R(ラウンド)」の形状はとてもいいのだが、装着時のメインブレード「アーク」との隙間がやや大きく、フィット感が不足しているように感じたからだ。

 筆者手持ちのアシストブレードの中で比較してみたが、「アーク」の底面にピッタリフィットするいい感じのアシストブレードは「CX-03 ペルセウスダークB6-80W」のアシストブレード「B(バンパー)」がベストと感じた。防御性能の高いアシストブレードとなっており、どのブレードと組み合わせてもいい形でフィットするのだが、特に防御性能を高められる点から「アーク」と組み合わせるのがベストと考えて、こちらを装着。後はオーソドックスな防御系ラチェット「9-60」と安定性抜群のビット「B(ボール)」を組み合わせた「ウィザードアークB9-60B」を構築し、様々なベイたちと戦わせてみた。

今回の対戦会で筆者が集中的に試したのは「CX-02 ウィザードアークR4-55LO」のカスタムだ
4つのアシストブレードを並べて高さをチェック。僅かな差はあるがあまり大きな差はない
「ウィザードアーク」のデフォルトのアシストブレード「R(ラウンド)」装着時、メインブレードとアシストブレードの間の隙間が気になる
「CX-03 ペルセウスダークB6-80W」のアシストブレード「B(バンパー)」を装着すると流線型のアシストブレード下部がいい感じに「アーク」のブレードを包み込んでくれる
ラチェットは円形に近い形状の「9-60」を装着、ビットは最近お気に入りの「B(ボール)」を組み合わせて筆者のカスタム「ウィザードアークB9-60B」の完成だ

 結果はまずまず良好で、想定通りの安定した強さが感じられた。持久型で強い「シルバーウルフ」と互角くらいの持久力を保持しつつ、「ドランブレイブ」や「フェニックスウィング」などの攻撃を食らっても耐えてスピンフィニッシュまで持ち込めるだけの安定性の高さが確認できた。

 一方で課題としては、相手の攻撃をいなしきれない場面が多く、一気に飛ばされてしまうと耐えきれず、オーバーフィニッシュやエクストリームフィニッシュを食らう場面もそれなりに見られた。この辺りはよりいなし性能の高いアシストブレードを検討する必要がありそうだ。

 そのため、今後はまだ見ぬカスタムパーツとの噛み合わせとの検証をさらに進めていきたい。特に前述のラチェット一体型ビットの「Tr(ターボ)」で安定性を向上したり、アシストブレード「T(ターン)」で受け流し性能を高められそうなので、この辺りは是非試してみたいパーツと言える。

 この辺りは対応したベイをそろえつつ、さらに検証を進めて、殿堂入りブレード「ウィザードロッド」を超える安定性の確立を目指したい。

「ウィザードアークB9-60B」の持続性能はかなり高く「ドランブレイブS」の攻撃を食らっても盤面内に残りさえすればスピンフィニッシュまで耐えられるだけの安定性を発揮した
一方でいなし性能はまだ厳しく、攻撃を食らうとかなりの勢いで吹っ飛ばされてしまう。いなし性能の高いアシストブレードなどを色々と試していきたい

心置きなく「BEYBLADE X」が遊べる幸せ

 以上、今回はカラオケボックス「コート・ダジュール」が行なっている「BEYBLADE X」のスタジアム貸出サービスと、筆者の「CX(カスタムライン)」のカスタマイズの考え方などについて紹介した。筆者は初めて「コート・ダジュール」を利用したが、外出先などで「BEYBLADE X」を人と遊ぶ時の悩みの1つであるスタジアムを貸し出してくれるサービスはかなりの衝撃だった。良心的でありがたいサービスだと感じたので、筆者の自宅近くの「コート・ダジュール」でもぜひやってみたい。

 「CX(カスタムライン)」のカスタマイズについては、続々と製品が登場しており、追いかけるのが大変な面もあるが、新たなパーツとの組み合わせでブレード自体が変化するのはやはり面白いので、今後も新パーツを追いかけていきたい。

 また7月17日に、公式の「BEYBLADE X」アプリにおいて、ベイポイントを使ってレアベイがゲットできる可能性のあるミニゲーム「レアベイゲットバトル」の景品がアップデートされ、「エクストリームフィニッシュ」の景品として新たに「CX-00 ワルキューレボルトS4-70V メタルコート:ゴールド」が追加となっている。こちらは新たにブレードカスタム時のパーツの1つである「ロックチップ」がメタル製になっている点が大きな特徴の1つだ。

スマートフォン用「BEYBLADE X」アプリ内の「レアベイゲットバトル」の景品がアップデートされ、新たに「CX-00 ワルキューレボルトS4-70V メタルコート:ゴールド」が追加された
演出が刷新され、さらにクールな演出でバトルが楽しめる
今回の筆者の結果は2回プレイして2回ともスピンフィニッシュ……レアベイへの道は遠い……

 以前は「BX-00 エアロペガサス3-70A ダブルメタルコート:ブルー x グリーン」のみが交換可能だったが、新たにこの「CX」のベイも追加になる形となっている。「レアベイゲットバトル」のビジュアルもアップデートされており、さらにクールで高品質なビジュアルになっており、カッコいい演出が各所にみられるので色々なパターンを見たくなる。

 次の目標は大会参加だ。筆者はまだまだ挑戦していこうと思っている。「BEYBLADE X」に興味が出てきた人は、今回の「コート・ダジュール」での貸出サービスなどでぜひ1度ベイをシュートするアクションを試してみてほしい。1度シュートしてみれば、きっと世界が変わるはずだ。