特別企画
タイヤの構造にこだわり! 「1/35 シュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)」【タミヤ撮り下ろし】
3月27日まで展示されている"本物"も見逃すな!
2026年3月22日 00:00
- 【1/35 シュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)】
- 3月14日発売
- 価格:2,640円
3月14日に発売された「1/35 シュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)」は、「ビートル」の愛称で親しまれたフォルクスワーゲンの軍用車両「キューベルワーゲン」をさらに改良した「シュビムワーゲン」がモチーフとなっている商品だ。
現在この商品の発売を記念し、タミヤプラモデルファクトリー東京では3月27日まで「シュビムワーゲン」のレストアした実車が展示されている。スケールモデルの仕様にできるだけ近づけるアレンジもされており、実車を前にすることで「この車の模型を作ってみたい!」と強く思わせるだろう。本稿では商品に加え、実車展示も紹介したい。
シュビムワーゲン166型は、その丸いフォルムで"ビートル"の愛称で戦後も人気を博した「フォルクスワーゲン」をベースとしたドイツ軍の軍用車両。前身となる「キューベルワーゲン」は地上高を上げ走破性を高め、オープントップにして乗り込みやすく視認性を高くした。「シュビムワーゲン」はここからさらに軍用車両としての性能を高めた車両。最大の特徴は「水陸両用車」として走る場所を選ばない性能を求められた。
ベースとなるフォルクスワーゲンは後ろにエンジンを積んでいる。この設計を活用し、シュビムワーゲンは後部にエンジンの動力をそのまま使えるスクリューを搭載。水上ではこのスクリューで移動、前輪を動かすことで舵を切る。
ボディはプレス鋼板を溶接で組み合わせたモノコック構造のため、堅牢性と防水性を追求。キューベルワーゲンワーゲンは2駆だったが、こちらは四輪駆動となっており、泥濘地などでの走破性も向上、1942年末から1944年秋にかけて、約14,000台が生産され、シュビムワーゲンは様々な戦線で実力を発揮。戦闘工兵部隊や空軍の降下猟兵部隊などを皮切りに多くの部隊で運用されたという。
スケールモデル「1/35 シュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)」はこの多くの戦場で活躍したワーゲンを再現している。タミヤは「1/35 Pkw.K2s シュビムワーゲン 166型」を1998年に発売しており、本商品もこちらをベースにはしているが様々な新規パーツで「ワイドホイール仕様」を再現している。
最大の注目ポイントは「タイヤ」。以前のものはタイヤとホイールを1パーツで成型していたが、これだとタイヤの接地部分にゲート跡が残ってしまう。かといってヤスリで削るとせっかくのタイヤの溝の部分まですり減ってしまう。「ワイドホイール仕様」はその名の通り、不整地での走破性を強めた大きく溝が深いタイヤを複数のパーツで再現することで、塗り分けやすさと、組み立てても溝が潰れないようにタイヤとホイールの接着面にゲート跡がつくように工夫している。
そして武装だ。以前のものは武装を積んでいなかったが、「ワイドホイール仕様」は運転席側に「MG34機関銃」とその支持架を搭載。さらに後部座席には「パンツァーファウスト」、「Kar98kライフル」を積んでいる。さらにドライバーの兵士と戦車部隊士官の人形が付属しており、ドラマ性をもたらしてくれている。「ワイドホイール仕様」ということで以前の商品とはベースは同じものの、新規パーツにより味付けの異なる商品となっている。
もう1つこの商品の面白いところが「後部スクリュー部品の可動」だ。スクリューユニットは通常走行時は跳ね上げられており、水上走行時に倒され、車外に飛び出しているエンジンが動かすシャフトにスクリューを接続できる。スケールモデルではこのパーツが可動するためこの車ならではのギミックを楽しめる。また、今回の作例ではエンジンフードが跳ね上げられエンジンが見えるが、こちらは選択式だ。
「1/35 シュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)」は独特の魅力を持ったスケールモデルだ。悪路や水上すら移動可能で様々な任務に使われたことが想像できる。さらに装備を足したり自分だけのドラマを模型に盛り込むのも楽しいだろう。
展示は3月27日まで! 本物ならではのディテールが楽しめる実車展示
そして「1/35 シュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)」の最高に楽しいところは、スケールモデルと同じシュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)が店舗に展示されているところだ。こちらはファインモールドの社長の私物で、タミヤに貸与され展示されている。現在でも一般道路が走れるように車検を通しており、方向指示器など一般車に求められる装備を増設している。
模型と実物、両方見ることができるのは最高に楽しい。車内に水が入ってしまったときに水を捨てるための排水用のパイプがついていたり、四駆であるため前輪部分のシャフトが太かったりと実車だからこそ気づかせてくれるディテールもある。面白かったのが車体にオールがくくりつけられていたこと。水上を進んでいるときにエンジンが止まってしまうようなトラブルが起きるかもしれない。もしもの時このオールが役に立ってくれるのだろう。
そして実車のシュビムワーゲンで驚かされるのは「1/35 シュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)」と同じく、機銃やライフルを装備しているところ。これは実はタミヤ社員が、スケールモデルに近づけさせるために私物を貸与しているとのこと。この機関銃やライフルは可動部を取り除き射撃能力を完全になくした「無可動実銃」。
タミヤの社員の中でこの無可動実銃をコレクションしている人がいて、こういったイベントの時にコレクションを貸して協力してくれるとのことだ。無可動実銃は安い物でも数十万円はする。それをコレクションし、こういったときに貸してくれるというのは、感心してしまった。
実車のシュビムワーゲンは模型の参考になるだけでなく、実在の軍用車両ならではの迫力、堅牢性や大量生産のしやすさなども考察できるし、後部エンジンだからこそスクリューを取り付けられる構造や、前部のトランク部分がスペアタイヤの取り付け位置になっていたりと、独特の設計も面白い。ぜひ実車の写真を撮って模型製作の参考にしてほしい。
(C)Tamiya




















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