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【年末特集】お正月に作りたい「レゴブロック」5選、「デロリアン」やゴッホの名画など、どっぷり浸かれるユニーク商品

 今年も年末特集として、初心者や上級者、話題作など、オススメのガチ勢向けまで、私が担当するレゴ製品を紹介していこう。特に、レゴブロックは自宅内で時間を問わずに遊べる万能アイテムなので、天候が悪かろうが、コロナ禍で外出を自粛されようが、一日中家に籠って遊べるぞ!

 もちろん「一度もレゴブロックで遊んだことがない」という人もいると思うけど、一度商品を組んでみれば、その沼にハマるかもしれないぜ!

なんと1個で3度楽しめるカーモデル「バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン・DMC-12」

「バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン・DMC-12」
発売日:4月1日
価格:23,980円
大きさ:12x19x35cm

 初心者には、レゴ社のオリジナル製品よりも、身近のモデルを作ってもらうほうが取り組み安いと思う。そこでセレクトしたのが「バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン・DMC-12」だ。

 商品名で判るように、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場したデロリアンをモデル化しており、何と劇中に登場した3バージョンを組み替えで再現できるのが嬉しい。レゴブロックとプラモデルの違いは、完成させた後だ。レゴブロックの場合は、完成したモデルを飾るもよし、そのモデルをベースに改造するのもよし、

 レゴユーザーは本商品を"パーツ"として使い、別の作品に昇華させることもできる。この商品は、そういうレゴブロックならではの魅力を、感じさせてくれるはず!

【バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン・DMC-12】

華麗なヨーロピアン建築を作って楽しめる! 「ブティックホテル」

「ブティックホテル」
発売日:1月1日
価格:27,980円
大きさ:33x25x25cm

 上級者向けとしては、ちょっと組み方を工夫されたモデルがオススメだろう。この「ブティックホテル」は、レゴモジュールタウンシリーズの名作「カフェコーナー」のオマージュ作品とも言われ、15周年記念モデルとして発売された。角地にあるホテルでありながら、外階段があるために一風変った作りになっており、このデザインが、欧州の風景と一体化された建築物という様相を表現している。

 また、このデザインを再現するために組み方が一捻りされているので、作り手を楽しませてくれるのも嬉しい。また、初期のモジュールタウンシリーズと異なり、内装も一切手抜きなしの商品なので、客室やペンとハウスなど、内装づくりも楽しめる。もちろん、完成した後はほかのモジュールタウンと組み合わせて遊べるぞ!

【ブティックホテル】

ゴッホの名画をレゴブロックで完璧に立体再現 「ゴッホ『星月夜』」

「ゴッホ『星月夜』」
発売日:9月1日
価格:20,280円
大きさ:30x38x12 cm

 レゴブロックの製品は話題作のこと欠かないが、「ゴッホ 「星月夜」(21333)」は別格のモデルと言える。何といっても、レゴブロック=立体という概念を、そのまま絵画の世界に持ち込み、半立体の絵画として蘇らせたのだ。

 初めて見たときは、それほど欲しいとも思わなかったけれど、なんというか「どんな組み方をしているだろうか?」とジワジワ気になってくる。この商品を含めて「大人レゴ」と呼ばれるシリーズは、どれも飾って楽しいモデルだが、特にこのモデルはしっくりくる。額縁だけ利用して、ほかの絵画などを再現してみるのも面白そうだ。

【ゴッホ『星月夜』】

70年代の名作シリーズが50年の時を経て蘇った「銀河探検隊」

「銀河探検隊」
発売日:8月1日
価格:13,980円
大きさ:28.2x54x9.1cm

 レゴ社が商品展開していたシリーズに「宇宙シリーズ」というものがあり、ファンの間では「クラシックスペース」と呼ばれ親しまれていたが、近年はリアル路線の商品が多くファンは中古モデルを買い集めることしたきなかった。そんなファンの心をわしづかみにしたのが、レゴ社創業90周年記念モデルとして発売された「銀河探検隊(10497)」だ。

 設定としては「宇宙船」だけど、どう見ても「飛行機」のようなフォルムで、モノクロ時代のSF映画に出てきそうなビジュアルがたまらない。ミニフィギュアも、昔のデザインを踏襲しているところも、ファンには嬉しいことだろう。とはいえ、組み方は昔と異なり、翼の角度を付けるために、かなり凝ったテクニックが使われている。つまり、外見はクラッシックでも、中身は最先端なのだ。レゴファンだけでなく、ぜひみんなに作って欲しいモデルのひとつと言えよう。

【銀河探検隊】

ガチにはコレ! 「ライオン騎士の城」

「ライオン騎士の城」
発売日:8月8日
価格:49,980円
大きさ:38x44x33cm

 最後に紹介するのは、ガチ勢向けともいえる「ライオン騎士の城 10305 」。もう、レゴブロックでお城を作りたいならベストバイ!って感じ。お城単体ではなく、ざっくりとジオラマ風になっており、城門や見張り台、居住区的なものまで、何でも揃っている。もちろん、外観だけでなくて内装も全てあるから、作りごたえも満点だ。

 もちろん、お城には様々なギミックがあるも嬉しい。しかも、22体も付いてくるミニフィギュアも、王様(だと思う)や兵士だけでなく、魔法使いや森の住人たちもいるので、自分だけのオリジナルストーリーも浮かんできそうだ。別売されている、「中世のお城」などと組み合わせて、もっと大型のお城に作り替えていくのも楽しそうだ。

【ライオン騎士の城】

お気に入りの商品を探してみよう!

 今回、いろいろと紹介してきたが、レゴブロックにはさまざまなジャンルの商品があるので、誰に何が最適かというのは、ちょっと難しい部分もある。今回紹介したモデルはどれもオススメだが、できるだけ多数のモデルから、お気に入りの商品を探し、それを遊び倒すことでレゴブロックの楽しさがわかるはず。だから、レゴ社がリリースしているカタログを見るなり、シリーズ展開を知るなり、いろいろと情報を集めて、お気に入りの商品を探してみてほしい。

 もし、迷うようなら私が運営しているYouTubeチャンネル「アレゴレTV」で、さまざまなジャンルのオススメモデルなどを紹介しているので、そちらを参考にしてくれてもいい。一応、HOBBY Watch読者に親和性の高いと思われる「映画ファン」向けのセレクト動画のリンクを置いておく。

【映画ファン向け大人レゴ【映画ファンが今すぐ買うべきレゴ入門セット10選】】