特集

【年始企画】冬休みにおすすめしたい2023年発売エアガン5選! CO2GBB「STRIKER-9S」や電動「LOVE MACHINE N°9」など

【冬休みにオススメしたいエアガン5選】

「DE Airsoft Honey Badger by Q SBR AEG(スポーツライン/Kestrel V2搭載/JP Ver.)」

「C.A.T. Versatile-5c PCC(CAT-08)」

「DEATH MACHINE MARK3」

「LOVE MACHINE N°9」

「STRIKER-9S」

 サバゲー大好き、ジャイアン鈴木です。2022年5月にサバゲーに復帰してから、いまではほぼ毎週フィールドに通っています。今年のお小遣いはほとんどエアガン関連アイテムにつぎ込んでおり、2023年8月にはHOBBY Watchにてエアガンライターとしてデビューを果たし、公私で多くのエアガンに触れてきました。

 年末年始も飲み会よりサバゲーを優先して過ごす予定ですが、同じように冬のフィールドに持ち込むための頼れる、勝てる、愛せるニューウェポンを探している方のために、個人的「エア・ガン・オブ・ザ・イヤー」をお届けいたします!

 東京マルイの2023年発売おすすめ新製品は先日掲載しているので、本稿では東京マルイ以外のエアガンをご紹介します。


電動ガン「DE Airsoft Honey Badger by Q SBR AEG(スポーツライン/Kestrel V2搭載/JP Ver.)」


    発売日:2023年8月
    価格:30,000円
    メーカー:ダブルイーグル
    種類:電動ガン
    全長:610mm/705mm(ストック伸長時)
    銃身長:200mm(インナーバレル長)
    重量:2.05kg
    弾丸:6mm BB
    動力源:7.4V/11.1Vリポバッテリー(ミニサイズバッテリー適合、8.7×3.5×2.0cm程度)
    装弾数:180発

 サバゲー初心者さんに「オススメのエアガンはなんですか?」と尋ねられたとき、現在筆者が激推ししているのが「DE Airsoft Honey Badger by Q SBR AEG(スポーツライン/Kestrel V2搭載/JP Ver.)」。ダブルイーグルのハニーバジャーは第1世代が2020年に発売され、「コスパ抜群」と人気を集めていましたが、今回筆者が取り上げるのは2023年8月に発売された第2世代です。

 両モデルの最大の違いは電子トリガー。第1世代は「Falcon DFCS 2.0(Digital Firing Control System)」が搭載されていましたが、第2世代は「Eshooter Kestrel V2」を搭載。スマホからBluetooth経由で接続し、各種設定が可能となり、なんとトリガーレスポンスを向上させられる「プリコック」にも対応しました。

 「Eshooter Kestrel V2」を搭載した電動ガンが発売された当初は、プリコックの設定の幅が狭かったようであまり効果を感じなかったのですが、現在提供されているスマホ用ユーティリティー「ESHOOTER」では、かなり攻めた調節が可能。オーバーランしてしまうほどの設定もできるようになりました。

 スマホでプリコックを設定できる電子トリガー搭載電動ガンとしては、30,000円は最安クラス。少なくとも個人的観測範囲では見かけたことはありません。11.1Vリポバッテリーを使えばキレキレ。7.4Vバッテリーで運用するなら東京マルイの超定番モーター「EG-1000」に換装したいところですが、それ以外は箱出しでオーケー。もっと評価されるべきと、今回強く推したい1丁です!


電動ガン「C.A.T. Versatile-5c PCC(CAT-08)」


    発売日:2023年8月
    価格:37,400円
    メーカー:SPARK
    種類:電動ガン
    全長:566mm/642mm(ストック伸長時)
    銃身長:175mm(インナーバレル長)
    重量:1,690g
    弾丸:6mm BB
    動力源:7.4Vリポバッテリー(2000mAh、30C、125×20×10mm程度)
    装弾数:ロングマガジン105発、ショートマガジン60発

 コンパクトなエアガンってサバゲーで扱いやすいですよね。短いウェポンがほしいなーと思って筆者が購入したのが、「C.A.T. Versatile-5c PCC(CAT-08)」です。本製品はハンドガードがスッケスケで、ストックもコンパクト。ちなみにこの「C.A.T. AR-15 ミニストック(3,740円)」は単体購入可能で、後端のゴムパッドをはずせば、さらに52gの軽量化が可能です。

 もちろん「Versatile(ヴァーサテイル)」シリーズなので、マガジンハウジングを交換することで、M4用、AK用のマガジンを使用可能。SPARKからはハンドガードやストックもオプション販売されているので、とことん外観のカスタマイズを楽しめます。「C.A.T.」関連パーツなら加工なしで装着可能なので安心です。

 さらに、「C.A.T.」シリーズ独自の「機械式可変プリコッキング」機能を搭載。箱出しでセミオートのキレがよいです。さらなるキレがほしくなっても、「ブラシレスモーター」に換装すれば見違えるほどグレードアップします。ただし筆者は自分でブラシレスモーターを入れて、「機械式可変プリコッキング」を設定していたら、内部のギアを壊してしまいました。自信のない方は「C.A.T.」シリーズを監修しているAIRSOFT97に依頼しましょう。購入時にカスタマイズすることも可能です。

 ......なーんてカスタムを提案したりもしましたが、「C.A.T. Versatile-5c PCC(CAT-08)」は箱出しで十分戦えます。まずは箱出しでサバゲーして、じっくり内外カスタムを楽しんではいかがでしょう?

 ちなみに筆者はC.A.T.シリーズを4頭飼っているほどの“ネコ”好きです!


電動ガン「DEATH MACHINE MARK3」


    発売日:2023年2月24日
    価格:62,480円
    メーカー:G&G(ボスゲリラ氏コラボモデル)
    種類:電動ガン
    全長:610mm/実測710mm(ストック伸長時)
    銃身長:128mm(インナーバレル長)
    重量:2,360g
    弾丸:6mm BB
    動力源:11.1Vリポバッテリー(G-11-041)
    装弾数:105発
画像はハイダーを「BURST-HEADオリジナル スマートハイダー ロング」に変更しています

 ゲリラリラ軍団首領のボスゲリラ氏が監修した「DEATH MACHINE」シリーズ第3弾。500本限定なので、いまは通販サイトではほぼ完売。見かけたら即買いすべき1丁です。ちなみに近所のホビーショップタムタムで店員さんに聞いたところ、他店舗に1丁あり、取り寄せは可能とのことでした(※12月7日時点)。

 サバイバルゲーム業界で38年間活躍しているボスゲリラ氏が監修しているだけに、インドアでも取り回しやすい長さ、細身で握りやすいハンドガード、くびれがあり握りやすいグリップ、広くて出し入れしやすいストック、ホップ調整しやすいボルトストップ機構などなど、「実戦的」な使い勝手に仕上げられています。

 もちろん性能面も優れており、モーターは「Ifrit 25K Motor-Long Axis orange (25000rpm)」が採用され、11.1Vリポバッテリーに対応。これも箱出しでキレキレです。さらに戦闘力を高めたい方は「PERUN ETU++」(実売価格14,000円前後)を組み込むだけで、プリコッキングなどの高度な設定が可能となります。前述のとおり通販サイトではほとんど完売になっていますが、ぜひご近所のリアルショップをチェックしてみてください。

Amazonで購入


電動ガン「LOVE MACHINE N°9」


    発売日:2023年12月22日
    価格:59,180円
    メーカー:G&G(41PXおすみ氏コラボモデル)
    種類:電動ガン
    全長:607mm
    銃身長:128mm(インナーバレル長)
    重量:2,070g
    弾丸:6mm BB
    動力源:11.1Vリポバッテリー(G-11-041、G-11-079)
    装弾数:68発

 筆者がいま絶賛購入を検討しているのが、41PXのおすみさんが監修した「LOVE MACHINE N°9」。実は筆者はこの銃のベースとなっている「ARP9 3.0」を購入したのですが、モーターが「Original Motor-Long Axis (18000rpm)」、バッテリーが7.4V仕様ということで、作動がやや大人しめなんですよね。弾道はよくて、携帯性も抜群なので、よい銃ではあるのですが......。

 ところが、この「LOVE MACHINE N°9」は、フルスチールピストンで強度を向上させたうえで、モーターは「Ifrit 25K Motor-Long Axis orange (25000rpm)」を採用し、バッテリーは11.1Vリポバッテリー仕様。私が理想としていた「ARP9 3.0」のスペックをパーフェクトに実現されているんです。YouTubeの公式動画を見てみると、おすみさんが本家“キレッキレ”で太鼓判を押しており、性能面は文句なしです。

 そして、ロゴ・マズル・アウターバレル・フレームピン・ダストカバー・ボルトキャッチレバー・ボルトフォワードアシストレバー・トリガーガード・トリガー・トリガーピン・チャージングハンドル・グリップボトムが「Black Orchid」カラーで彩られておりハイパーキュートです。この記事を書くために41PXの販売サイトを見ていたらますますほしくなってしまいました。

 記事執筆時点ではまだ41PX、モケイパドックで予約購入可能ですが、300丁限定なので瞬殺待ったなし。「本記事を書いている間に売り切れてしまうのではないかと超心配!」というわけで筆者は記事を書きながらポチりました。「LOVE MACHINE N°9」を購入された方は、どこかのフィールドでご一緒しましょう!

楽天で購入


CO2ガスガン「STRIKER-9S」


    発売日:2023年2月15日
    価格:26,180円
    メーカー:カーボネイト
    種類:CO2ガスガン
    全長:200mm
    銃身長:97mm(インナーバレル長)
    重量:692g
    弾丸:6mm BB
    動力源:CO2ガス
    装弾数:22発
※ドットサイトは別売りです

 最後にオススメするのが冬の気温でも快調に動作するグロックスタイルのCO2ガスハンドガン「STRIKER-9S」。実は本製品は発売日に購入し、筆者が今年一番使ったハンドガンです。お気に入りということで、筆者にとってはちょいとお高めのドットサイト「Vector Optics Frenzy」を装着しました(購入時の価格は13,900円)。

 本製品はセミオート版「STRIKER-9」のあとに発売された兄弟モデルで、フルオート射撃に対応。セミオートメインで運用しているおかげか、購入してから約10カ月が経過しましたが、いまのところ動作は快調です。

 なお、フルオート射撃はリコイルがガツンガツンと来て超楽しいのですが、両手で構えていてもある程度弾が散ってしまいます。個人的にはサバゲーではちょっと使いづらいと感じました。カービンキットなどに組み込んで、ストックでしっかり構えれば、フルオートによる弾幕を有効活用できるかもしれませんね。

 ドットサイトで重量が増えても動作は快調。トリガーのフィーリングがよく、スライドをはずす必要はありますがホップのかかりも比較的素直です。樹脂製ながら質感が高く、グロック好きなら冬シーズンのためにぜひ持っておきたい1丁です。


2023年の総括と2024年の展望

 2023年は東京マルイからプラスシリーズが発売され、リポバッテリーもついにリリースされたことにより、電子トリガーとリポバッテリーがさらに広く普及した年となりました。

 一方でCO2搭載ハンドガンも数多く発売されており、来年は普及価格帯のアサルトライフルも複数メーカーから登場するのではないかと期待しています。システマの「PTW Infinity SpeedStar」の登場も待ち遠しいです。2024年も新機軸のエアガンが私たちを驚かせ、楽しませてくれることを確信しています。それでは皆さま、フィールドでお会いしましょう!