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スケールモデル初心者でも安心!タミヤ「1/48 メッサーシュミット Bf109 G-6」作例【夏休み特集】
2025年8月14日 00:00
型紙を使用して機体色を迷彩塗装
機体色の塗装は主に迷彩2色と機体下面色1色で塗り分けます。今回の作例では1色目に機体下面色を塗装しました。本来は迷彩色から塗装すべきでしたが、間違えて下面色から塗装したため、塗装工程が一つ増えています。皆さんが塗装を行なう際は迷彩色から塗装してください。機体下面色にはGSIクレオスのMr.カラー「RLM76 ライトブルー」を使用しました。
迷彩塗装の1色目はGSIクレオスのMr.カラー「RLM75 グレーバイオレット」を使用します。迷彩色1色目は機体上面にまんべんなく塗布します。
迷彩色1色目が完了した後に、迷彩色2色目で迷彩模様を描いてきます。説明書の塗装図を確認すると、迷彩色の境目ははっきりさせない、ぼかした色分けとなっています。
そこで、塗装図をコピーし型紙を制作して迷彩の色分けを行ないます。塗装図のコピーを迷彩柄に合わせてカットし型紙を制作します。
型紙の機体への貼り付けはぼかしを意識した方法で貼り付けを行ないます。最初にマスキングテープを接着面が外側になるようにねじり、こよりを作成します。その後塗装境界の5mm程度横に貼り付け、機体に貼り付けていきます。この際に型紙が機体から少し浮くように貼り付けます。
迷彩色2色目はGSIクレオスのMr.カラー「RLM74 グレーグリーン」を使用して塗装します。型紙を浮かすことで、境界にグラデーションの入った迷彩が塗装できます。また、塗装後に型紙の下に塗料のミストが吹き込んで汚れてしまう可能性があります。この際はエナメル溶剤を含ませた綿棒で拭き取ることで簡単に修正可能です。
迷彩塗装完了後は再び機体下面色を塗装して迷彩塗装の範囲を調整します。本来であればこのタイミングで機体下面色の1回目を塗布すべきでした。
胴体側面の斑点迷彩はエアブラシのスポット吹きで再現
本機の側面には翼面の迷彩に使用した2色による斑点迷彩が採用されています。今回はこの迷彩の再現に、エアブラシのスポット吹きを使用します。スポット吹きを行なう際は通常よりも塗料の希釈を薄めにしてスポット吹きを行ない、迷彩模様を描きます。
デカールの難しい箇所は塗装で再現
本機の尾部に採用されている青いラインはデカールが付属しているため、塗装しなくても再現できます。しかし、三次曲面に貼るため、うまく位置が合わなかったり、途中で破れてしまったりする可能性があり、筆者は苦手としています。そのため、このラインは塗装で再現することにしました。このラインの塗装には、GSIクレオスのMr.カラーGX「スージーブルー」を使用しました。
また、その他塗り分けとして機首下面と垂直尾翼のイエローとプロペラのグリーンがあります。イエロー部分にはMr.カラー「RLM04 イエロー」をグリーンにはMr.カラー「RLM70 ブラックグリーン」を使用して塗り分けます。
デカールで情報量が格段にアップ
飛行機モデルの特徴は、機体の各種マーキングを水転写式デカールで再現する点です。各部のマーキングを追加することで機体の情報量が大きく増加します。
スミ入れで印象をグッと引き締める
飛行機モデルもキャラクターモデルと同様にスミ入れを行なうことで印象がグッと引き締まります。本キットの配色は機体下面にライトブルーが使用されているため、スミ入れにはタミヤの「スミ入れ塗料(ダークグレイ)」を使用しました。
これで各部の塗装は完了です。仕上げにつや消しコートをして組み立てれば完成となります。ここから完成したキットを見ていきます。
ほぼ無改造でもここまでかっこよく仕上がる飛行機モデル
完成したキットを前後、側面から見ていきます。本機の特徴であるスリムなスタイルがかっこよく再現されています。
機体の迷彩は型紙を使用することで、グラデーションの利いたリアルな仕上がりとなりました。この塗装方法は、キャラクターモデルにも応用できます。
機体側面の斑点迷彩は塗装図と比較してソフトな仕上がりとなりました。好みによっては斑点を濃くすることで印象を自由に調整できます。
コックピット内部はシートベルトを社外品に変更したのみであり、その他はキットのまま制作しました。飛行機モデルはこういった細部のディテールアップが魅力的です。
本キットは差し替えパーツを使用することでエンジンルームの中を楽しむことが可能です。完成後はいろいろな角度から眺めて楽しめます。
今回制作した「1/48 メッサーシュミット Bf109 G-6」は、シートベルト以外素組で制作しました。飛行機モデルは素組でも十分に緻密なディテールが施され、そのまま組み立てるだけでも満足感が十分に得られます。塗装方法も今回はベタ塗りしていますが、型紙による塗り分けで、雰囲気が出ているのではないでしょうか。
飛行機モデルの世界はここからさらに、レジン製改造パーツや金属パーツへの置き換え、配管やアンテナ線の追加など、もっと深い世界があります。塗装においても陰影の追加やウェザリングによってさらに印象を変えることも可能です。この記事で少しでもスケールモデルの世界に興味を持っていただけたなら、よりディープな世界に踏み込んでみてはいかがでしょうか。
使用塗料
- コックピット色:GSIクレオスのMr.カラー「RLM66 ブラックグレー」
- 脚庫、エンジンルーム色:GSIクレオスのMr.カラー「RLM02 グレー」
- 機体上面色1:GSIクレオスのMr.カラー「RLM74 グレーグリーン」
- 機体上面色2:GSIクレオスのMr.カラー「RLM75 グレーバイオレット」
- 機体下面色:GSIクレオスのMr.カラー「RLM76 ライトブルー」
- 機首下面、垂直尾翼:GSIクレオスのMr.カラー「RLM04 イエロー」
- プロペラ:GSIクレオスのMr.カラー「RLM70 ブラックグリーン」
- エンジン、スピナー等:GSIクレオスのMr.カラー「セミグロスブラック」
- 部隊マークブルー部:GSIクレオスのMr.カラーGX「スージーブルー」
- エンジン排気管:GSIクレオスのMr.カラー「マホガニー」
- ラジエーター等:GSIクレオスのMr.カラー「黒鉄色」
- シートベルト:GSIクレオスのMr.カラー「セールカラー」
- 機関銃:ガイアノーツ「ガンメタル」
- トップコート(つや消し):ガイアノーツ「Ex-フラットクリアー」
- トップコート(半光沢):ガイアノーツ「Ex-セミグロスクリアープレミアム[フッ素入り]」
- 部分塗装:タミヤエナメル「フラットブラック」
- 部分塗装:タミヤエナメル「フラットホワイト」
- 部分塗装:タミヤエナメル「フラットイエロー」
- 部分塗装:タミヤエナメル「フラットレッド」
- 部分塗装:タミヤエナメル「フラットブルー」
- 部分塗装:タミヤエナメル「ガンメタル」
- 部分塗装:タミヤエナメル「クロームシルバー」
- 部分塗装:タミヤエナメル「フラットアルミ」
- 部分塗装:タミヤエナメル「セミグロスブラック」
- 部分塗装:タミヤエナメル「チタンゴールド」
- 部分塗装:タミヤエナメル「チタンシルバー」
- 部分塗装:タミヤエナメル「フラットアース」
- 部分塗装:タミヤエナメル「オリーブドラブ」
- 部分塗装:タミヤエナメル「レッドブラウン」
- 部分塗装:タミヤエナメル「ラバーブラック」
(C)TAMIYA,INC.ALL RIGHTS RESERVED.








































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