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「ベイブレードX」に新シリーズ「エクスパンドブレード」登場! 従来のベイの性格をさらに強化するカスタムが可能に

【GW特集】

【新カスタム エクスパンドブレード】
3月よりスタート

 タカラトミーは「ベイブレードX」の新たなアップデート「エクスパンドブレード」を3月よりスタートした。この「エクスパンドブレード」はこれまで出た「ベイブレードX」の特性をさらにとがらせることができるシリーズのなのだ!

 エクスパンド(Expand)は文字通り「拡張」を意味し、従来の「ベイブレードX」すべてに適用され、それぞれのラインの特徴を活かした新たな「拡張」を取り入れたブレードの展開となる。従来のコレクションを活かしながら新しい戦略を可能とするのだ。

 今回は筆者が入手したCXエクスパンドブレードの「CX-13 スターター バハムートブリッツBK1-50I」、「CX-14 スターター ナイトフォートレスGV8-70UN」、そして「CX-15 ブースター ラグナレイジFE4-55Y」及び、「UX-19 スターター バレットグリフォンH」4つの商品を中心に「エクスパンドブレード」とはどういうものか紹介したい。

今回はCXエクスパンドブレード3製品とUXエクスパンドブレード1製品をゲットした
デフォルト状態の4製品
今回は手持ちの全てのCXブレードを用意し、カスタムを試してみる
【【BEYBLADE X】 エクスパンドブレード登場編】

細分化されたブレードカスタマイズ「CXエクスパンドブレード」

 毎年3月になると、タカラトミーは「ベイブレード」の新たなアップデートを打ち出してくる。「ベイブレードX」では、2023年7月にリリース後、1年目の2024年3月からは新たに「UX(ユニークライン)」のリリースを開始、続く2年目、2025年3月にはカスタムできる「CX(カスタムライン)」がスタート、そして3年目の2026年3月からは「エクスパンドブレード」をリリースしたのだ。

 繰り返しになるが、エクスパンドブレードでは、これまで展開していた3つのライン「BX」、「CX」、「UX」のそれぞれの特徴がさらに拡張される。そのため「EX」といった新たな型番ではなく、従来のラインと同じ型番が割り当てられている。ただしエクスパンドもこれまで同様「ブレード」+「ラチェット」+「ビット」という基本構成に変化はないためこれまでの「ベイブレードX」のパーツを垣根を越えて使用可能だ。

 現在、3商品が発売されているのが「CX(カスタムライン)」を拡張する「CXエクスパンドブレード」だ。CXラインにおけるベイのブレードは「ロックチップ」、「ブレード」、「アシストブレード」の3層構造となっている。CXエクスパンドではさらに「メタルブレード」と「オーバーブレード」に細分化され、合計4つの部品にまで分割、カスタマイズ可能になる。

 このため、新たに登場するCXエクスパンドブレードは、ベイの名前にアルファベットが1つ追加となっており、これがオーバーブレードを指すこととなった。今回発売された製品の1つ「バハムートブリッツBK」なら、ロックチップが「バハムート」、メタルブレードが「ブリッツ」、オーバーブレードが「B(ブレイク)」、アシストブレードが「K(ナックル)」となる。なお、アシストブレードやロックチップは従来のCXラインと同じ構造のため、入れ替えたりしてカスタムが行なえる。

通常のCXラインのブレードは「ロックチップ」、「ブレード」、「アシストブレード」の3層構造
CXエクスパンドブレードの場合、ブレードが「ロックチップ」、「メタルブレード」、「オーバーブレード」、「アシストブレード」の4層構造になり、さらにカスタム度が増した

個性をより強化する「UXエクスパンド」、「BX」の発売はこれから

 続いてはUXエクスパンドブレードだ。こちらはパーツがラチェット一体型ブレードとビットの2パーツ構成になっているのが最大の特徴で、元々「ユニーク」な特徴を持つ個性的なベイが多かったUXラインがさらにユニークな構造を持つようになるようだ。

 そして最後が、BXエクスパンドブレード。こちらはまだ発売されていない。従来のベイでは、側面及びランチャー留め具の部分にのみ備えていたメタル部品を中央の繋ぎにも採用することでさらに剛性を高め、安定性の強化を狙った質実剛健なアップデートとなるという。どんな製品が出てくるか楽しみだ。

UXエクスパンドブレードは、ラチェットとブレードが合体したことで、ビットと合わせて2パーツ構成となった。カスタム要素がビットの交換しかないが、ユニークな特徴を持つようになるという
BXエクスパンドブレードは未発売。従来のBXラインよりもメタル成分が多くなるとのことで、重量などスペックが気になるところ。写真は筆者手持ちの「BX-23 スターター フェニックスウイング9-60GF」だが、ランチャー留め具までメタルになっているが、これが内部のチップ周辺までメタルになると想像すると胸熱だ

低重心パーツでの攻撃力に注目の「CX-13 バハムートブリッツBK1-50I」

 ここからは、いよいよ具体的な製品の内容とカスタムについてチェックしていきたい。まず最注目となるのが「CX-13 スターター バハムートブリッツBK1-50I」だ。構造としてはロックチップの「バハムート」にメタルブレードの「ブリッツ」、そしてオーバーブレードの「B(ブレイク)」とアシストブレードの「K(ナックル)」の4つが合わさってブレードを構成する。そしてラチェットには新パーツの「1-50」、ビットも新パーツ「I(イグニッション)」となり、全てが新パーツで構成されたベイとなっている。

 低重心のラチェットとして人気の高かった「1-60」からさらに高さを下げた「1-50」が付属し、複数の突起が付いた大型円筒形の軸先が特徴のI(イグニッション)ビットにより、攻撃力がかなり高いベイとなっている。特にメタルブレード+オーバーブレードを組み合わせた「ブリッツB」が偏重心かつ重めのブレードという点で、コミュニティで評価がかなり高い。一方で標準のアシストブレード「K(ナックル)」は、偏重心をさらに加速できる点は強いが、重さが足りないため、ここをH(ヘビー)にカスタムし、ロックチップもメタル採用の「エンペラー」にした「エンペラーブリッツBH」として使用するブレーダーが多そうだ。

 もちろん、パーツとしても有用な部品が多く、特に低/偏重心ラチェット「1-50」は攻撃特化のベイである「シャークスケイル」と合わせることでさらにとがった性能になるだろう。

CX-13 スターター バハムートブリッツBK1-50Iのデフォルト構成
全てのパーツを分離した状態。オーバーブレードもアシストブレードも全てが偏重心となっており組み合わせで重心のバランスを変化させることが可能
メタル入りロックチップの「エンペラー」チップに「ブリッツB」のみを採用。重量級アシストブレード「H(ヘビー)」を搭載した「エンペラーブリッツBH」はかなり人気のカスタムになりそうだ
低/偏重心ラチェット「1-50」を人気のアタックブレード「シャークスケイル」に装着したところ。ぜひ対戦で使ってみたい
【「ベイブレードX」、偏重心で相手を吹っ飛ばす「エンペラーブリッツBH1-50I」】
先攻しているのが「クロックミラージュ7-55FB」、ロックチップをエンペラーに変更し、アシストブレードにHを入れて重量アップした「エンペラーブリッツBH1-50I」をぶつけた。後から投入し敵を吹っ飛ばしたのが「エンペラーブリッツ」だ。このカスタムで攻撃力はかなり増加する一方で、Iビットは持久力が全然ないため、攻撃に失敗するとスピンフィニッシュで負ける可能性が高い。安定性を高めるならビットのカスタムも必要だ

防御力を強化した「CX-14 ナイトフォートレスGV8-70UN」

 もう1つが「CX-14 スターター ナイトフォートレスGV8-70UN」だ。ロックチップ「ナイト」とメタルブレード「フォートレス」、オーバーブレード「G(ガード)」に、アシストブレード「V(ヴァーチカル)」でブレードを構成。ラチェットは高さのある「7-80」で、ビットは既存パーツの「UN(アンダーニードル)」で、ビット以外は新規パーツで構成されたベイとなっている。

【「ベイブレードX」、敵の攻撃をいなす持久力勝負の「ナイトフォートレスGV0-60UN」】
「ナイトフォートレスGV0-60UN」 vs 「シャークスケイル4-50LR」の対戦。「ナイトフォートレスGV0-60UN」にカスタムを加えている。防御力は高くなったが、UNだと持久力に難があるようにも感じたので安定して回転するビットがおススメだ

 ブレードについては、隙のない安定したフォルムに仕上がっているので、このままでも十分防御ベイとしては戦えそうだ。ラチェットも高さのある「7-80」ながら、ブレードとの隙間がない構造になっており、ラチェットまで含めての構造の完成度がかなり高い印象を受けた。一方で全体の重量がやや軽く弾かれやすい面もあるため、ビットを「B(ボール)」系のものに変更して攻撃をかわすカスタムなどが面白そうだ。

CX-14 スターター ナイトフォートレスGV8-70UNのデフォルト構成
全てのパーツを分離した状態
デフォルトの状態の安定性が高く、見た目もいいため、ブレード側のカスタマイズはあまりしない方が好みだ。あえてカスタムするならロックチップを変えて重量を底上げしつつ、さらに低重心にするべく、ラチェットを突起のない「0-60」に変えるカスタム「エンペラーフォートレス0-60UN」が気持ちいい

カスタムの可能性が注目されている「CX-15 ラグナレイジFE4-55Y」

 ブースターパックとしては「CX-15 ブースター ラグナレイジFE4-55Y」が登場した。ロックチップ「ラグナ」とメタルブレードの「レイジ」、オーバーブレードの「F(フロー)」に加えてアシストブレードの「E(イレイズ)」でブレードを構成。ラチェットはシンプルタイプの「4-55」で、ビットは新パーツの「Y(イールディング)」で構成されており、ラチェット以外は新規パーツを採用したベイとなっている。

 スタミナタイプで楕円系のブレードに厚みのあるアシストブレード「E(イレイズ)」を装備、ラチェットは低位置にセットするシンプルタイプの「4-55」で、ビットの「Y(イールディング)」は大型で重みのあるユニークな形状のものとなっている。

 カスタムとしては、防御力低めのラチェット「4-55」を外し、代わりに「4-50」や「4-60」などの低位置ラチェットを装着するのがいいだろう。また、Xで話題になったカスタムとして「ラグナレイジF」にアシストブレードの「H(ヘビー)」を組み込んだカスタムも注目を集めている。確かにこの組み合わせにすることで、かなりスリムな外観となり、加えて重量も増すため、安定度がかなり向上する。

 ただ、個人的に「ラグナレイジFE4-55Y」の最重要パーツは「Y(イールディング)」だと考えている。一時期流行したビット「E(エレベート)」のように、単体でも回転する安定性と、全ビットの中で最重量の部類に入る重さを兼ね備えており、このビットを別のベイに装着することで、新たな可能性が模索できるのが嬉しいポイントだ。

 なお、CX-17「ランダムブースターVol.10」については人気で入手が困難で、今回は言及できなかった。レア(当たり)である「ユニコーンデルタPO3-60GU」はいつかはほしいベイである。

CX-15 ブースター ラグナレイジFE4-55Yのデフォルト構成。個人的にオレンジベースの色合いはかなり好み
全てのパーツを分離した状態
ラチェットの「4-55」はシンプルタイプのため、こちらを「4-50」などに変更するだけでバースト率は格段に下がる。また、アシストブレード「E(イレイズ)」の厚みがありすぎる割に軽いので、重量の底上げと薄型化を実現した「エンペラーレイジFH4-50Y」で決めてみた
かなりユニークなビット「Y(イールディング)」を「フェニックスウイング」に装着してみた。色々なブレードと組み合わせて動きをチェックしたくなる魅力的なビットで、このためだけに「CX-15 ブースター ラグナレイジFE4-55Y」を買ってもいいかもしれない
【「ベイブレードX」、猛攻を耐えきる持久力! 「エンペラーレイジFH4-50Y」】
カスタムした「エンペラーレイジFH4-50Y」を「シャークスケイル1-50LR」にぶつける。ロックチップをエンペラーに、アシストブレードをHに変えて重量アップ、低重心にアップデート。シャークスケイルの攻撃を回避してスピンフィニッシュに持っていけるなど、重量を増したことで全体的な防御性能が向上している

 なお、今回カスタム要素のうちオーバーブレードについては原則交換せず、メタルブレードと同じ組み合わせしか紹介していない。なぜなら、どのオーバーブレードについてもデフォルトのメタルブレードを補佐する役割を持っていたからだ。「ブリッツB」の場合、Bの回転位置に応じて偏重心の割合が変えられる作りのため、他のオーバーブレードを付ける意味があまりなかったり、「フォートレスG」についても、バランスのよい配置がベイの防御力の高さを底上げするため、このままが見た目も含めて一番効果的である。

 オーバーブレードの可能性は今後、新たなCXエクスパンドブレードが増えれば、見えてくるだろう。一方、現在でも色の好みなど"見た目"で交換するといったカスタムをしてみるというのも面白そうだ。

「フォートレスB」、「レイジG」、「ブリッツF」に変更してみたところ
「フォートレスF」、「レイジB」、「ブリッツG」に変更してみたが、どれもあまりしっくりこない。もちろん構造上は自由に入れ替えが可能だが、性能面も色味もあまりマッチングしない。今後CXエクスパンドブレードが増加し、新たなオーバーブレードが増えたところで再度チェックしたい

エクスパンドで2025年11月の「CX-11 エンペラーマイトデッキセット」の重要性が高まる

 CXエクスパンドで1つ紹介しておきたいことがある。現在のCXカスタムにおいて最重要パーツとなるのが、実は2025年11月に発売された「CX-11 エンペラーマイトデッキセット」なのだ。このセットのメインベイとなる「エンペラーマイトHOp」はロックチップ「エンペラー」とメインブレードの「マイト」、さらにアシストブレードの「H(ヘビー)」による構成のブレードにビット一体型ラチェット「Op(オペレート)」という構成のベイなのだが、これらのうちロックチップ「エンペラー」とアシストブレードの「H(ヘビー)」は、現在のCXカスタムにおける「環境」パーツと言っても過言ではないからだ。

 理由はシンプルで、どちらも現在のCXラインにおいて最重量なパーツとなっているからだ。ロックチップ「エンペラー」は通常の流通経路で入手できる商品の中で唯一のメタルロックチップを採用しており、重量は通常のロックチップと比べると1.7倍ほど重く、もう1つのメタルロックチップを採用する「ワルキューレ」と比べてほとんど違いがないため、「レアベイゲット」で「ワルキューレボルト」が入手できなかったブレーダーにとって「エンペラー」は必須級のロックチップなのだ。

2025年11月発売のデッキセット「CX-11 セット エンペラーマイトデッキセット」は「エンペラーマイト」以外にも「ゴーレムロックM-85HN」、「シャークギル5-60FB」の計3つのベイが入っており、単体で3on3のデッキが構築できる優れモノ。価格は税込5,000円だがランチャーは含まれていない。
メインのベイはCXの中でも最重量クラスを誇る「エンペラーマイトHOp」。デフォルトでは、ラチェット一体型ビット「Op(オペレート)」と組み合わせて使用する

 アシストブレード「H(ヘビー)」についても同様で、内部にメタルが組み込まれた超重量アシストブレードとなっており、これまで最重量パーツだった「W(ウィール)」と比べてさらに1g弱ほど重い。加えて「H(ヘビー)」は薄型のアシストブレードのため、高さを抑えたい場合に使うのにも最適なのだ。

 つまり現状、CXカスタムにおけるロックチップは「メタルロックチップ」を使う場合「エンペラー」か「ワルキューレ」しか選択肢がなく、それ以外のロックチップを使う場合はどれも性能にほぼ影響がないと言える。そのため、もしCX-11「エンペラーマイトデッキセット」を持っていない場合はこちらを購入することをおススメしたい。4月30日現在、タカラトミーの公式通販では在庫がなくなっているが、比較的頻繁に再入荷される製品なのに加え、店頭在庫もかなりある製品なのでゲットしてみてほしい。

 余談だが、2026年4月公開の最新レギュレーションによれば、通常のロックチップについては「3on3」のデッキ構築時、パーツ被りOKとアナウンスされていた。つまり、同じ「ドラン」のロックチップを使った3つのCXベイを使ったカジュアル構築のデッキで大会に挑むのも面白そうだ。また、2025年4月から殿堂入りとなったUX-03「ウィザードロッド」は、2025年11月1日から殿堂入りが解除となっており、4月の段階で殿堂入りとなっているパーツは特にないとしている。

ブレードを分離した状態。個人的にはブレードの「マイト」に8枚刃の円形なのでスタミナが高くて好みのブレードだ
メタルロックチップの「エンペラー」とアシストブレード「H(ヘビー)」は現在のCXカスタムにおいて必須アイテムとなっている

カスタム要素はビット交換のみ!ユニークすぎる分身技を使う「バレットグリフォンH」

 続いてUXエクスパンドブレードを見ていこう。次のベイは「UX-19 スターター バレットグリフォンH」だ。ビットは既存のH(ヘキサ)ながら、ブレードとラチェットが一体となっていることに加えて、さらに上部の「バレット」部分と下部の「本体」とで分裂して攻撃するかなり個性が強すぎるベイとなっているのが特徴だ。

 カスタムできるのはビットの交換のみということで、カスタムの幅は非常に狭い。ただ、「バレットグリフォン」の場合、上部の「バレット」と下部の「本体」のうち、勝敗の判定が発生するのは「本体」のみ。そのため、なるべく飛ばされないように重量があり、安定して回せるビットを備えるのがおススメといえる。少しでも重量を底上げするビットといえばやはり「E(エレベート)」だろう。そして、前述のCXエクスパンドブレードで新たに追加された「Y(イールディング)」を装着することで、分離後の「バレット」や相手ベイからの攻撃に耐えつつ、相手をバレットで攻められるようになりそうだ。

【「ベイブレードX」、2つに分身! 「バレットグリフォンE」】
「バレットグリフォンE」 vs 「クロックミラージュ7-55FB」の対戦。「バレットグリフォンE」の分身する姿が面白い。バレットグリフォンはとにかくバレットの動きが肝となる。最初の対戦ではバレットがうまく機能して、相手のバーストに成功したが、逆にバレットがこちらの妨害をする敵になってしまうこともあるので、使いどころが悩ましい
バレットグリフォンHのデフォルト構成。重量は軽いベイ2個分相当となっており、分身せずに終始回ってくれると、高重量ベイとして活躍できるのだが、留め金の部分はかなり緩いため、シュート後すぐに分離してしまうのだ
全てのパーツを分離したところ。「バレット」と「本体」は装着して利用するのが条件となっており、「バレット」のみ、「本体」のみでの利用はできない
カスタム要素がビットの交換しかできないのは悩ましいところだが、「E(エレベート)」や「Y(イールディング)」など重量のあるビットを使うことで安定性が向上する

今後の新たな「エクスパンド」に期待大

 以上、新たなCXエクスパンドブレードとUXエクスパンドブレードの特徴やカスタムについて語ってきたがいかがだっただろうか?今回は執筆時期の都合から、BXエクスパンドブレードをその手にできなかったのは残念だが、機会があればこちらもチェックしたい。

 CXエクスパンドブレードは、カスタム要素が増えた点は非常に好印象。まさかブレードのプラ部分を着脱できるようにするとは考えも及ばなかったので、開発チームのアイデアには驚かされる。一方でリリース直後ということもあり、オーバーブレードを活かしたカスタムが構築できなかったのは残念。今後より個性的な組み合わせのCXエクスパンドブレードが出た時にはまたカスタマイズしていきたい。

 個人的には強くて個性的なベイが大好きなので、最近最も研究しているのが、2025年10月発売の「UX-16 ランダムブースター クロックミラージュセレクト」に含まれる「クロックミラージュ」だ。ほぼ円の形状となる60枚刃の外観と、外周部に重量が寄っている作りから、慣性モーメントの効果で長時間回り続けるのが特徴で、そのスタミナの高さは「ウィザードロッド」を凌ぐほどだ。一方でシンプルラチェットしか装着できず、防御力が低いという弱点があるため、大会などではあまり使われていないのが実情だ。しかし、このスタミナ特化という点が個性的で非常に魅力的な、まさにUX(ユニーク)ラインの名に相応しいベイと言える。

 今回新たに追加となったUXエクスパンドブレードは、説明を見る限り、ラチェット一体型ブレードとビットの2パーツ構成という説明がされていたので、今後もラチェット一体型ブレードの中にユニークなギミックが仕込まれるのだと思われる。次に出るUXエクスパンドブレードはどんなギミックが組み込まれるのかが非常に楽しみだ。

筆者のセレクトした「クロックミラージュ」はオトナカラーのモノトーンモデル。バーストしにくいシンプルラチェットを探し求めて日々カスタムしているがやっぱりバーストしてしまい、現在は「UX-18 ランダムブースターVol.8」に入っていたシンプルラチェット「7-55」を試しているところだが……