インタビュー

ガトリングガン!? トイガン「ハイパークラッシャー」でX-SHOTがブレイク!!

FBI気分になれる「クイックスライド」も登場

 2020年12月末には、ハンドガンタイプの「クイックスライド」も登場した。七里氏曰く「ハンドガンでスライドアクションをしていると、海外ドラマに出てくるFBIみたいな気分になれます」とのこと。ナーフでもそうだが、ハンドガンタイプは基本的に給弾方式が先込め式だったり回転式弾倉(リボルバー)だったりすることが多く、弾数を多く持てないデメリットがある。

【ハイパークラッシャー】
ハンドガン以上のポテンシャルを感じる「クイックスライド」
「まるで海外ドラマの刑事みたいじゃないですか?」と七里氏
ハーモニカマガジンが動くアクションが見ていて楽しい

 だが、この「クイックスライド」は、ハーモニカマガジンを採用しているので、マガジン交換をすればいくらでも弾を持ち運べる。とはいえ、こちらもマガジンを別売りしているわけではない。僕の場合は、X-SHOTの「リフォーマー」を持っており、このマガジンが共有できるので、それを使える。「リフォーマー」を買えば、マガジンが2つ付いてくるので、それを目当てに買うのもアリかもしれない。

 ハンドガンタイプにハーモニカマガジンを付けると、正面から見て個性的なデザインになるが、弾を撃つごとにマガジンが横スライドしていくアクションが楽しめる。撃つ前は、もしかしてマガジンが邪魔になるのかな? と懸念したが、実際はまったく問題なかった。そして、パワーがなんというか破壊的に強力だった。

【射撃感がたまらない! X-SHOT「クイックスライド」】

 僕のYouTubeチャンネルのレビューを見てもらうと判るが、25MPS以上をたたき出している。担当者によると、海外仕様のまま日本発売されているので、威力を下げるようなパワー調整はされていないようだ。まさにX-SHOT史上最強のハンドガンだと思う。

 価格もかなりリーズナブルで、2,000円強で手にはいる。ここだけの話、安い時にあと3丁くらいは補充しておきたいと思った。まあ、予備マガジンも手に入るしね。

【クイックスライド(Quick-Slide):10連のハーモニカマガジンに圧倒された理由とは?】

今後のX-SHOT展開に期待!

 「ハイパークラッシャー」、「クイックスライド」と、満足度120%のモデルを次々と発売されると、ファンとしてはどうしても次ぎの展開が気になるもの。そこで今後の展開を聞いてみた。

 X-SHOTユーザーが気になるのは、海外で人気が高い「ダイノアタック」の日本上陸はあるのかどうかだろう。だが、残念ながら今のところ、予定はないようだ。だが、今後のラインアップは、本国で売れてるものや日本の市場にあったものを選んで出していきたいとのことなので、需要が高まれば発売されるチャンスはあるだろう。特に担当者はSNSなどをマメにチェックしているらしいので、ガンガンリクエストしてみてはどうだろうか。

海外で人気が高い「ダイノアタック」。日本未発売のブラスターだ

 ちなみに、「ハイパークラッシャー」に似ている「オメガ」という製品も発売予定はないらしい。これは、「ハイパークラッシャー」と方向性が似ているブラスターなので、ユーザーが迷わないようにするためだという。まあ、たしかに僕も初めて見た時は色違いかと思ったので、仕方ないよね。

 最後に、七里氏から「バンダイに移管したことで、X-SHOTをより多くの方々に知ってもらい、安全に楽しめるトイガンとして手に取ってもらえるようにさらに頑張っていきたいと思っています。まだ持っていない方は、買い易いブラスターをひとつ買って、そのポテンシャルにビックリしてほしいです!」とのコメントをいただいた。

 バンダイでも、コロナ禍が落ち着いたら「実際に撃てるイベント」などを実施していきたいようだ。実際に僕も人に勧めるときは「まず撃って見て!」ということにしている。ぜひ試してほしい。

※X-SHOTは、人や動物に向けて撃つことを禁止しています。周囲の安全に十分に注意して遊んでください。