特別企画
ナーフだからできるお座敷シューティング入門
サバゲーとはひと味違う「家で撃つ楽しさ」を見つけよう!
2022年3月25日 00:00
弾が出るトイガンを買えば、撃ちまくりたくなるのが男子たるもの。しかし、ヘタにエアガンで乱射しようものなら、周囲にBB弾をぶちまけるだけでなく、跳弾して大事なコレクションを傷つける可能性だってある。しかし、当たってもデコピンくらいの痛さしかないナーフなら、自宅で撃ってもトラブルが送ることはほとんどない! つまり、お座敷シューティングに最適なトイガンなのだ。
そこで今回は、ナーフを始めとするスポンジ系トイガンできるお座敷シューティングについて紹介していこうと思う。これを読めば、自宅をシューティングレンジにして遊べることマチガイナシ!
お座敷シューティングって何なのさ?
そもそも「お座敷シューティング」とは何なのかといえば、言葉どおり「自宅でシューティングを楽しむ」プレイスタイルのこと。トイガンを撃つなら、サバイバルゲームやシューティングレンジもあるけど、家でじっくり楽しみたいという人もいるわけだからね。それに、ご時世柄、サバイバルゲームは中止になりやすいし、不要不急の外出を控えろとか言われたら「だったら自宅で楽しむもんね!」っていう気持ちになる。それに、冒頭でも軽く紹介したが、お座敷シューティングにはメリットがたくさんある。
例えば「いつでもできる」ことだ。当たり前だが、サバイバルゲームは開催されていなければ参加できないし、シューティングレンジも営業時間内でしか利用できない。だが、自宅ならどうだろう。天候に左右されることもないし、参加費や使用料金もかからない、明日の学校や仕事を考えなければ24時間いつでも撃つことも可能だろう。まあ、家族が同居してれば、多少の制限は受けるかもしれないが、それでもある程度の自由は利くはずだ。
さらに、ナーフを代表とするおスポンジ系トイガンを使うなら、もっとメリットがある。例えば弾の回収だ。お座敷シューティングでBB弾を撃つこともできるが、的を外せば拾うのも大変だ。その面倒さは、節分の豆まきを超えるだろう。だが、弾が大きくてカラフルなスポンジ弾なら、目立つので簡単に拾える。それにに、弾を拾えるわけだから、スポンジ弾でもBB弾でも、弾のコストがかからないともいえる。
また、自宅ならではのゲームを構築することもできる。Amazonなどを見れば、たくさんのシューティングボックスが売っているし、ナーフなどのスポンジ系トイガンなら、電子ターゲットとセットで売っているものもある。友達とゲーム感覚で競技することだって可能だろう。
とはいえ、お座敷シューティングならではのデメリットもある。例えばレンジの短さだ。アメリカのような広い家ならまだしも、日本の狭い家だとなかなか距離が稼げない。だからできるだけ直線距離を得ようとすると、廊下などで撃つしかなくなる。それに広い空間を確保できないのだから、当然、対人戦をするのは難しい。これもデメリットのひとつだろう。
また、電動ブラスターを使うと、騒音が問題になる。普通に撃っているぶんには問題なくても、ハイパワーの電動ブラスターの中には「掃除機ですか?」とでも言いたくなるような轟音が出るヤツもある。これを夜中に乱射しようものなら、確実に近隣住民から嫌われるだろう。もちろん、同居している家族がいれば、黙って捨てられる恐れすらある。
ほかにも跳弾の怖さがある。シューティングボックスなどを使えば、弾がはじかれることは少ないが、そもそもターゲットを外してしまえば跳弾の恐れもあるだろう。苦心して作り上げたガンプラを直撃し、塗装面をこすったり、落下させて角を折ったりすれば、泣くに泣けない。最悪賃貸住宅なら、致命的な傷を残す可能性だってある。幸いナーフ系のスポンジ弾であればそこまでの威力はないが、だからといって絶対はないのだ。
お座敷シューティングに最適なターゲットとは?
このように、メリットもあればデメリットもあるが、注意点を守ればガンシューティングを楽しめるのが、お座敷シューティングの魅力。特にナーフ系のスポンジトイガンであれば、問題点もクリアしやすいので最適なブラスターなのだ。
では、お座敷シューティングを楽しむためには何がいるのだろう。家であろうと、当然弾を撃つのであれば、ターゲットがいる。自宅が貧乏長屋で子どものころより父から鍛えられている家庭であれば、穴の空いた壁に打込み、そこから跳弾した弾が室内に戻る……。などという「巨人の星」の星飛雄馬プレイも可能かもしれないが、一般人の我々にはそれは無理。ということで、何らかのターゲットを用意すべきだろう。
一番簡単なのは、ナーフなどの商品に付いてくるターゲットや、プロモーションで貰えるノベルティのターゲットなどを利用することだ。これらは、ターゲットっぽいビジュアルもあるし、当たると割れるなどのギミックがあるタイプも存在する。撃っていてかなり楽しめるだろう。もし、このようなターゲットを持っていない場合は、100均などで紙コップを買ってきて的にする方法もある。
また、最近では様々な電子ターゲットも売っている。当たると倒れるターゲットや、ダーツのように当たる場所によって点数が出るターゲットなど、好みで選ぶといいだろう。このような電子ターゲットを使うと、友達と点数を競い合うことでもできるので、かなり楽しい。
もし、ただただ、撃ちまくりたいのであれば、シューティングボックスが最適だろう。シューティングボックスは跳弾防止のネットなどもついているので、BB弾であっても跳弾しないし、弾がボックス内に溜まるので拾う手間すらいらない。とにかく撃ちまくることで、銃と身体を一体化し(コブラ的な意味ではなく)、狙いを付けなくてもある程度の命中率を高めることができるだろう。もちろん、早撃ちなどを練習などにも向いている。値段的には電子ターゲットと変らないレベルで、購入できるだろう。
100均でシューティングボックスを作ろう
シューティングボックスを欲しいけど、でも買えない!……という読者のために、100均で買えるグッズでシューティングボックスを作る方法を紹介しよう。
まず、用意するのはスポンジ製の「床に敷くマット」で、ジョイント可能なタイプを6枚用意しよう。そして、そのうちの1枚だけ、中央に大きな丸い穴を開ける。フリーハンドで円形に切り抜くのは難しいが、自宅にあるお皿などを当てて切り抜けば簡単に切り抜けるだろう。あとは、パネルをサイコロのような正方形に組み上げれば完成だ。ただし、このままだと跳弾する場合もあるので、中にタオルなどを入れておくといいかもしれない。
また、威力の高いブラスターだと箱がバラバラになる可能性もある。場合によってはガムテープなどで補強するか接着するのもいいだろう。ただし、接着しなければ持ち運び可能なシューティングボックスになるので、そこは一長一短かもしれない。ほかにも、100均にはターゲットになりそうなアイテムも多数あるので、色々探してみるといいだろう。
シューティングボックスを使えば、電動フルオートを連射しても安心! 今回は入門編ということで、お座敷シューティングの魅力の一端を紹介した。しかし、市販されている商品によっては、面白いターゲットもたくさんあるので、色々と探して見てほしい。僕のYouTubeチャンネルでも、お座敷シューティングに関する情報を発信しているので、よければそちらも参考にしてね!