特別企画

【年末特別企画】冬休みに遊びたいトイガン「ナーフ」5選

ナーフコンシェルジュが選ぶこの冬自宅で遊べるブラスターは?

 昨年に続き、年末企画として今年のマストアイテムを紹介する本企画。私が担当するスポンジ系トイガンの「ナーフ」では、寒~い冬に自宅で遊べるブラスターを5つ紹介しよう。この記事を読めば「お座敷シューターに俺はなる!」と叫ぶこと間違いなし!

 とはいえ、私を知らない人もいるので、まずは簡単に自己紹介! HOBBY Watchでは「ナーフ」の記事や「レゴブロック」の記事が主に担当。たま~にプラモ制作もやりますが、ちょっと老眼が辛くて細かいパーツをミスりそうになるのが課題。

 昭和のオタク属性が身についているせいか、アニメ2クールなら1日、海外ドラマの1シーズンでも1日とか、連続視聴するほどサブカル趣味にどっぷり。でも、CSに加えて、ネトフリ、Hulu、アマプラ、U-NEXT……そしてディズニー+に入ったもんだから、もう生きている間にすべてを見られないレベルに作品が貯まっている気がする感じ。

 趣味のナーフでは、毎月1、2回ナーフ系のサバイバルゲームに参加したり、YouTubeチャンネル「軟撃GUN'S TV」を運営したりいろいろトライ中。興味のある方はぜひ見てね!

ULTRAシリーズの新作電動ブラスター「セレクト」

  • 発売日:2021年8月18日
  • 価格:12,650円(参考価格)
  • 大きさ:71.1 x 30.5 x 7.9 cm

 「セレクト」は、日本で発売されているナーフの中でも飛距離やパワーのあるULTRAシリーズの最新作。全体的な印象としては、タクティカルレールやキャリングハンドルなどが付いているだけでなく、プロの傭兵が持っているアサルトライフルって感じがする。また、装着されているマガジン2本が「マガジンキャリッジシステム」で簡単に切り替えられるため、各10発計20発を電動でヒャッハーでき……じゃなくて連射できるのが特徴だ。

 この商品のオススメな点は、何といっても新しく採用されたULTRAシリーズ用の「アキュストライクダーツ」という弾。このダーツを使って撃つと、電動なのにめっさ当たる。だから、自宅でターゲットを狙って撃つときにとっても便利で確実なのだ。正直、ULTRAシリーズを持っている人なら、このダーツだけでもぜひ手に入れてほしいレベルだろう。気になる方は実射映像と掲載中のウルトラシリーズのレビューも合わせてご確認いただきたい。

【【NERFレビュー】ウルトラ セレクト(SELECT)】
ゴテゴテした感じの筐体がとてもパワフル
通常のULTRAダーツ(左)とULTRA用のアキュストライクダーツ(右)

ファンタジー世界の弓がイメージされた「スカイブレイズ」

  • 発売日:2020年10月15日
  • 価格:6,490円(参考価格)
  • 大きさ:26.4 x 72.4 x 67.1 cm

 「スカイブレイズ」は「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のような世界観をモチーフにしたナーフの新シリーズ「ドラゴンパワー」のブラスターで、何と弓の形をしているのが特徴。そのため、全体的に赤で整形され、表面にはウロコのようなディテールが刻まれている。ダンバインの世界ではないが、殺した龍の皮が弓の表面を覆っているようで、何ともカッコイイ。

 オススメのポイントとしては、まさに弓であること。ナーフのブラスターには、たまにこの弓型ナーフが登場し、「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラスのように弓を撃ちまくりたい人を歓喜させる。しかし、扱いにくさは通常のナーフなど足元にも及ばない。「で、なんでそれがオススメなんだ?」と思うだろうが、逆にこのような扱いの難しい弓型ナーフで的に命中させられるようになると、何ともいえない高揚感があるのだ。ぜひ、修行しまくって、知人の頭に乗せたリンゴを落としてくれ!(多分無理)

【【ナーフバトルの知識】ドラゴンパワーシリーズを全部買って試してみた】
龍をモチーフにしたブラスター本体。トゲトゲも多い
同じシリーズのブラスターも、龍の皮を巻いたディテールが施されている
トイザらス オンラインストアで購入

数年ぶりに蘇った高性能ハンドガン「ディスラプター」

  • 発売日:2021年11月19日
  • 価格:2,420円(参考価格)
  • 大きさ:7.9 x 36.2 x 19.4 cm

 ディスラプターは、2017年に発売されたリボルバー型のハンドガン。旧モデルではあるものの、弾の装填のしやすさや命中率の高さで、根強い人気を誇るモデルのひとつ。今回紹介するのは、ディスラプターの性能をそのままに、3種類のニューカラーで再登場したもの。色は「ダイナミックグリーン」、「リフレックスブルー」、「トランスルーセントレッド」の3色で、「トランスルーセントレッド」だけ2022年の1月に発売予定だ。
 オススメのポイントとしては、2000円台という購入のしやすさもあるが、引き金を引きながらコッキングすることで連射できる「スラムファイヤ」という機能が付いていること。このスラムファイヤで装弾数6発を連射すれば、まるで早撃ちガンマンになったような気分に浸れる。残念ながら集弾性には期待できないが、とにかく撃っていて楽しいこと間違いなしだ。

サーティーワンアイスクリームで見かけるようなボディーカラー
スライド部分をコッキングすることで連射可能!
【【NERFレビュー】ディスラプター(Disruptor)】

対戦車ライフル風の巨大ナーフ「ヘビーSR」

  • 発売日:2021年10月2日
  • 価格:10,340円
  • 大きさ:6.7 x 85.1 x 35.6 cm

 「ヘビーSR」は、人気のオンラインゲーム「フォートナイト」とコラボレーションしたブラスター。巨大でボリューム感のある見た目は、完全に対戦車ライフルといった印象だ。特に大型のマズルブレーキとスコープが超高性能な感じで、メチャクチャかっこいい。カラーリングは赤をベースにした特殊迷彩なので、エアガンにはない見た目が楽しめるだろう。

 オススメのポイントとしては、マガジン式のライフルであるという点。やはりライフルをボルトアクションで撃つのは絶対に楽しい! たった6発しか入らないマガジンに不安が残るかもしれないが、そこは逆に必殺必中を狙うライフルらしいポイントだ。しかも、使用している弾は通常サイズのエリートダーツではなく、一回り大きいメガダーツなので、当たったときの破壊力もある。だから、室内で的当てゲームなどを行えば、対象物にかするだけでなぎ倒せる……かもしれない。本商品については掲載中のレビューでも詳しく紹介しているので気になった方は合わせてご確認いただきたい。

まさに対戦車ライフルといった迫力満点のボディ
マズルブレーキの大きさがブラスターの威力を表している……いや、そんなに強くないけど

組み替えの楽しさがわかる「レコン MK III」

  • 発売日:2021年8月27日
  • 価格:5,145円
  • 大きさ:6.7 x 45.5 x 33.8 cm

 最後に紹介する「レコン MK III」は、リーコンという名前でナーフの黎明期を支えたブラスターのリメイクモデルだ。前述したディスラプターと違い、初代とは設計が異なるので、パワーは現代ナーフと同等。カタログスペックを信じるなら「最長27mの飛距離」なのである。手動コッキングのサブマシンガンなので、フルオートの快感は得られないが、そのぶん取り回しのいいブラスターとなっている。

 オススメのポイントとしては、ナーフ最大の楽しみともいえる「組み替え」に最適なブラスターであること。このレコン MK IIIは、本体、バレル、ストック、シールド、マガジンの5つのパーツで構成されている。だから、ほかのナーフのオプションパーツを組み込むことで、自分だけのオリジナルブラスターが完成するのだ。これなら、夜中の射撃ができない時間帯でも、じっくりと楽しむことができるぞ。

シールド以外はシンプルな構造だが、だからこそカスタムベースにしやすい
タクティカルレールが両サイドについているので、カスタムパーツもつけ放題だ
【【NERFレビュー】レコン MK III(Recon MKIII)】

ナーフもX-SHOTも盛り上がってきたぜ!

 今年、ナーフ関連で国内で一番ぶっ飛んだニュースといえば、限定版である「M41-A LMTD パルスブラスター」が、日本のAmazonで受注生産を受け付けたことだ。M41といえば映画「エイリアン2」で海兵隊が使ったメインウエポン。僕の大好きな銃であり、HOBBY Watch でもエアガン版をレビューしたこともあるほど。そんな喉から手がでるM41だが、限定モデルゆえに海外でも予約できず、国内入手は絶望的と言われていた。ところがなぜか突然Amazonでの予約受付に、思わず2丁注文してしまったほど。国内のナーフ市場でいえば、海外では商品展開をしているRIVALシリーズだけでなく、新しく始まったハイパーシリーズやメガXLシリーズすら販売されない状況なので、これはウェーブが来てるかもしれない。

 今回はナーフをテーマにしたために紹介できなかったが、同じスポンジ系トイガンであるX-SHOTも、ダイノアタックシリーズや、キックバックといった新作ブラスターが発売されるなどの盛り上がりを見せている。ほかにも、日本未発売のモデルはあるので、来年の展開も期待したいところだ。

 また、今年はトイザらス限定で、バズビーというメーカーのスポンジ系トイガンも発売された。スポンジ系トイガンは、ナーフ以外もたくさんあるので、ぜひほかのメーカーも、日本上陸を果たしてほしい。

X-SHOTの新作キックバックはリコイルアクションが楽しめる優れもの

 そのほか、現在国内のナーフコミュニティでは、中国製のライブカート式ブラスターが大人気である。私のYouTubeチャンネル「軟撃GUN'S TV」では多数のブラスターもアップしているので、興味がある人は、再生リストから好きなブラスターをぜひ見てほしい。

【「軟撃GUN'S TV」中華ブラスターレビュー動画】