特別企画
ナーフだけじゃない! 撃って楽しいスポンジ系トイガンの世界
ナーフやX-SHOT、バズビー、ダートゾーン、アドベンチャーフォースなどを大紹介!
2021年5月14日 00:00
これまでHOBBY Watch では、「ナーフ」や「X-SHOT」というスポンジ系トイガンを紹介してきた。だが、世界には「バズビー」や「ダートゾーン」、「アドベンチャーフォース」といった、スポンジ系トイガンを発売しているメーカーがあり、「ナーフ」や「X-SHOT」にはない魅力を持ったブラスターをたくさん発売している。
しかし、そのほとんどが日本未発売メーカーばかりなので、一般のナーフファンが存在を知ることは少ない。そのため、メルカリやヤフオクで見つけても「ただのパチモノ」と思って買い控えしてしまうことだろう。
そこで今回は、スポンジ系トイガンのYouTubeチャンネル「軟撃GUNS TV」を運営している筆者が、NERFやX-SHOT、バズビー、ダートゾーン、アドベンチャーフォースのブラスターにはどのような魅力があるかを紹介しよう!
スポンジ系トイガンの最高峰「ナーフ(NERF)」
スポンジ系トイガンといえば、ナーフはアメリカのハズプロ社が発売しているナーフが一番有名だろう。ナーフと聞くと、人によってはゲームのユニットやキャラが弱体化させられることだと思うかもしれないが、むしろこちらが元祖である。
とはいえ、実はナーフは1969年に発売されたスポンジ製のボール「Nerf Ball」が最初の商品で、どちらかというとスポーツブランドの一種だったのだ。そして、今のように弾を撃つブラスターが登場したのは1989年で、現在のようなスタイルが確立されたのは2003年の「N-STERIKE」シリーズの発売からだろう。
このような製品開発背景があるため、ナーフの魅力はズバリ「種類の多さ」だと思う。まず、シリーズだけでも「N-STERIKE」、「N-Strike Elite」、「Elite 2.0」、「Zombie Strike」、「Doomlands」などがあるし、そこから発生した「Modulus」、「AccuStrike」などのサブシリーズもある。これらはシリーズごとにカラーリングやデザインに特徴があり、SFチックな銃やか現代銃など、好みに合った銃が見つけられるだろう。
また銃を撃つギミックも「ボルトアクション」や「レバーアクション」など多数あり、やってみたいガンアクションもできる。詳しくは、以前寄稿した「華麗なガンアクションを楽しめるトイガン「ナーフ」の世界へようこそ!」を読んでほしい。
ほかにも、ナーフ独自のバレルアダプターやストックアダプター、タクティカルレールがあり、各シリーズのパーツを組み替えて使える。そのため、自分だけのブラスターを作成することだって可能なのだ!
また、「スターウォーズ」や「マーベル」、「フォートナイト」などのコラボレーションモデルもあるので、版権元を好きなファンにはたまらない。さらに、通常の弾(エリート弾ともよばれる)以外に、弾のサイズが大きい「MEGA」やボール状の弾を撃つ「RIVAL」、円盤状の弾を撃つ「Vortex」、ミサイル状にデザインされた弾を撃つ「ULTRA」などもシリーズもある。加えて、水や車も撃てれば剣や弓やチェーンソーなどもあってとにかく自分の好きな「撃つ」が楽しめるのがナーフなのだ。
そのほかナーフの魅力についてさらに知りたい人は、筆者のYouTubeチャンネルで「【ナーフバトルの知識】NERFの楽しさ全部見せます」を見てほしい。
リーズナブルな価格で高性能「X-SHOT(Xショット)」
X-SHOTはにニュージーランドの「ZURU」社が発売しているスポンジ系トイガンで2011年から発売を開始している。日本でもバンダイから発売されているので、玩具店や大手家電量販店で見たこともあるだろう。
X-SHOTの魅力は、ナーフに比べて格段に安く、それでいて高性能であるだ。そのため、ナーフ系サバイバルゲームに参加する人の支持が強い。
ラインアップ的にはメインとなる「Excel(日本ではクールストライカー)」シリーズをメインに「Zombie」、「Pink」、「Bug Attack」、「Ninja」、「DinoAttack」などの派生系シリーズがある。ナーフほど種類が多くないが、個性的なデザインのブラスターが揃っているので、きっとお気に入りが見つかるはずだ。
これらは、基本的にナーフと互換性を持つブラスターだが、エリート弾よりも少し短い弾を使っている。そのため、一部のマガジン式ブラスターではエリート弾は使えない。逆に、このX-SHOT専用の弾をナーフで使うと初速などがアップするという不思議な現象もある。前述したとおり、多少サイズの違いがあるので、マガジン式のブラスターに使うのは、やめておいたほうが無難だが、先込め式のブラスターであれば、かなり便利に使えるはず。
ほかにも、ナーフのRIVALシリーズと互換性がギリギリある(少し改造が必要)、「Chaos」というシリーズもあるし、ディスクや矢などを撃つブラスターや、水鉄砲なども出している。そのため、スポンジ系トイガンのナンバー2ブランドとして、確固たる地位を得ているといえよう。なお、ナーフにあってX-SHOTにないものとしては「電動ブラスター」がないことや「版権系ブラスター」がないことがある。ある種の潔さが出ているかもしれない。
そのほかX-SHOTの魅力についてさらに知りたい人は、筆者が上にリンクを張った「ガトリングガン!? トイガン「ハイパークラッシャー」でX-SHOTがブレイク!!」をチェックしてくれ!また、射撃シーンが見たい場合は以下の「キックバック(Kickback)」から様々な動画を色々とアップしてあるぞ。