インタビュー

ROBOT魂ブランド『機動戦士ガンダムZZ』40周年記念商品企画担当者インタビュー

全高約260mmの巨体で「クィン・マンサ」が立体化

ROBOT魂<SIDE MS> クィン・マンサ~マーキングプラス~

9月29日16時 予約開始(抽選販売)
抽選販売受付期間:9月29日16時~11月1日23時
当選発表:11月上旬
2027年4月 発送予定
価格:35,200円(税込・送料別)
魂ウェブ商店限定商品

――「クィン・マンサ」はROBOT魂で初の立体化で、商品化を期待されていた方も多かったと思います。

降籏氏:ROBOT魂でも過去に「ROBOT魂 <SIDE MS> ナイチンゲール」や、近年でも「ROBOT魂 <SIDE MS> ハイパー化ガンダム(GQ)」と大型機体がラインナップし、受け入れていただけた流れもあり、今回満を持して40m級MSの「クィン・マンサ」を商品化することができました。

――造形面での質問ですが、特徴的な丸みのあるフォルムなどアニメイメージに近いものなのでしょうか?

降籏氏:アニメイメージの丸みのあるフォルムを残しつつ、可動域を含めて立体物としての見栄えを考え、少しシャープな印象にまとめています。

全高約260mmで満を持して「クィン・マンサ」がROBOT魂に登場

――肩回りのチューブはどのようになっていますか?

降籏氏:肩のチューブは、人間でいうところ僧帽筋から三角筋に繋がるデザインですので、ここは軟質パーツを使用して可動の際に動かすことができるようにしています。

チューブは軟質パーツを使用

――今回ROBOT魂での初立体化ではありますが、「マーキングプラス」とあり、こちらは設定画にはないオリジナルのマーキングが足されているという認識なのでしょうか?

降籏氏:マーキングのデザインに関しましては、メカニカルデザインを担当された明貴 美加氏にご協力いただいて、デザインを描き起こしていただいたものを彩色師様に調整していただき、本商品のデザインにアウトプットしたものになっています。

 最初はマーキングなしの通常のROBOT魂仕様も考えました。

 しかし、『機動戦士ガンダムZZ』40周年記念商品として、「ZZガンダム」と「ゲーマルク」がROBOT魂(Ka signature)ブランドで立体化され、並べた時にそのままだと「クィン・マンサ」だけ違和感が出てしまう。

 そこで、「マーキングプラス」という形でマーキングデザインを加え、並んだ時にバランスの良い迫力あるディスプレイが楽しめるように意識しました。

ネオ・ジオン軍のエンブレムをはじめ、各部にマーキングが施されている

――色味に関しては基本はROBOT魂同様に成形色を中心とした仕様なのでしょうか?

降籏氏:そうですね。基本はROBOT魂ブランドになりますので、成形色+マーキングで仕上げ、一部塗装で色分けをしております。

 塗装部分でいうとブースター周りの赤などに採用されています。

――続いて可動はどのようになっていますか? 特に脚部は特徴的なデザインになっていますので、新規機構などはありますか?

降籏氏:本商品の特徴としては、サイドスカートがないので、足回りの可動域はもともと広いデザインになっています。

 また、フロントスカートにはヒンジが設けられており、スライド可動ができ、クリアランスを取りやすいようになっています。また、リアスカートもヒンジ機構で引き出すことで、ファンネルの射出をイメージしたポーズを取らせたり、後ろのクリアランスを設けたりできるようになっています。

降籏氏:膝周りも二重関節になっており、膝も大きく曲げることができます。

 股関節部分はクリック可動を採用しております。「クィン・マンサ」は背部のファンネルコンテナや左右のバインダーと大きめのパーツがあるので、しっかりと立たせるためにクリック関節を採用し、保持力を上げています。

 さらに足首も広く可動し、つま先を伸ばしたような動きや左右に傾ける動きも取り入れています。

 そして、つま先も独立可動を備えています。劇中でも下からのアングルで脚部が大きく見えるシーンも多いので、それを表現するためにつま先は左右に開く可動を入れています。

――本体が大きいこともあり、関節の保持力を上げるためにダイキャストなどを使用されていますか?

降籏氏:そうですね。ROBOT魂ブランドではありますが、バインダーの付け根や膝関節などにダイキャストを使用して保持力を上げています。

 バインダーの付け根もクリック関節を採用して、ポージングをつけやすいようにしております。

――肩回りは引き出し機構などはありますか?

降籏氏:引き出し機構はありませんが、元々ある肩の付け根のボール状のデザインを活かして、大きく動かせるようにしています。腕部を胸の前にもっていく動きや胸を張る動きなども表現することができます。

 個人的なアピールポイントとして、作中にて「クィン・マンサ」が胸部のメガ粒子砲を発射する際に上体を反らして発射する場面があり、これを再現するために背中のファンネルコンテナの角度を調整することで、腰を反らす動きを取ることができます。

 背中の可動部分もスリットで隠れていますが、こちらを上げることで動かすことができ、外観と可動を両立したデザインとなっています。

――付属品のビーム・サーベルとファンネルはどのようになっていますか?

降籏氏:ビーム・サーベルは劇中デザインを再現し、バインダーの内側に取り付けることができます。また、バインダーのジョイント部は可動するので、収納状態や直接バインダーからビーム・サーベルを取り出す動きも表現することができます。

 そして、高出力のビーム・サーベルですので、エフェクト部分もかなり長いものになっています。エフェクトパーツを付けると長さ約200mmになりますので、ROBOT魂1体分を超える長さになっています。

「ROBOT魂 <SIDE MS> RX-78-2 ガンダム ver. A.N.I.M.E.」(右)と比較

降籏氏:ファンネルはエフェクトパーツとして、印象的な円を描いて射出するようなデザインとなっています。設定上は30基を搭載していますが、今回のエフェクトパーツでは下に8基、上に6基の合計14基を展開した状態になっています。

 これはファンネルコンテナの射出口の数と同じにしております。

 エフェクトパーツの支柱部分もバインダーを避けるように設計しており、上部は段差をつけたような軌道で、下部は弧を描く軌道を描いています。

――「ROBOT魂<SIDE MS> クィン・マンサ~マーキングプラス~」のこだわりポイントを改めて教えてください。

降籏氏:「ROBOT魂<SIDE MS> クィン・マンサ~マーキングプラス~」に関しましては、アニメでは一部黒塗りでディテールが見えにくい部分もあり、今回メカニカルデザインをされました明貴 美加氏にもご協力いただき、ROBOT魂オリジナル造形としてディテールを加えている部分もあります。

 例えば、左右のバインダーの裏面。陰になっている部分でしたので、今回蛇腹構造のデザインを入れています。実は足裏もアニメでは見えない部分でしたので、新たにディテールを追加しております。

 立体物として触った時の情報量やポーズを付けた時の見栄えなど、ROBOT魂らしいカッコよさや面白さを詰め込みました。