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【GUNPLA EXPO】「GUNPLA EXPO TOKYO 2020」をVRで体感する「VR会場」ついにオープン

オンラインで最新ガンプラや会場の雰囲気を体験せよ!

 11月12日(木)からガンプラ40周年を記念して「GUNPLA EXPO TOKYO 2020」が東京・新宿の新宿住友ビル 三角広場で行なわれている。11月14日から会場をオンラインで見ることができる現地の状態をVRで閲覧できるページがオープンしたのでご紹介したい。

 このVR機能はCGで作られた空間ではなく、リアルな現地を360度カメラで収録してグーグルマップのように連続した3D空間として再現しているので臨場感もたっぷり。筆者自身は初日に会場も実際に回ったので、その感触も含めてレポートしていきたい。

【GUNPLA EXPO TOKYO 2020 VR エントランス】
大きく2つにわかれるエリア

エリアA:展示もいいけど頭上もね

【エリアA】
入ってすぐのところに報道発表されていた1/1のシールドとビーム・サーベル、巨大な湾曲スクリーンが待ち受ける

 YouTubeで限定公開されているこの動画はもちろん素晴らしい内容だが、この湾曲スクリーンで見るこのスペシャルオープニング映像は圧巻の一言! もし会場に訪れたなら、ぜひスクリーンど真ん中の先頭で見ていただきたいほど完成度が高い没入感だった。両隣りにある1/1のビーム・サーベルとシールドのチェックも!

【エリアA】
正面にグフ、右にガンダムドックの撮影ポイントがある。左には新作を交えたこれまでのガンプラが展示されている

 展示を見るのに夢中だった筆者は全く気付かなかったのだが、このVRで始めて見ました……頭上に2本の1/1ビーム・サーベルが!これから行かれる方はお見逃しなきよう……

【エリアA】
巨大な1/1ガンダムの”ガンプラ”の頭部が!構造はHGのものに見える

 RGリアルグレードやHGハイグレードの展示の中、HGの反対側には1/1サイズのガンダムの頭部が展示されていますが、これは”ガンプラ”としての作りになっていて筆者も数多く作ったHGシリーズのパーツ分割にならったもののよう。なんだか昔読んだり見たりしたドラえもんのキットで作る巨大ロボ「ザンダクロス」を思い出してしまった。

【エリアA】
ここにもビーム・サーベルが!1本欲しいけどウチには置けなさそう……

 ぐるっと回り込んでいくとまたもや人間大の”ドム”が!グフといいこのドムといいなにかの可能性を感じさせてくれるが果たして……?展示はMGマスターグレードや発売後話題集中のEGエントリーグレードの展示、そして”つくろうガンプラ”の作例が並びます。

【エリアA】
未来のガンプラの可能性を見せてくれる展示

 自動変形するユニコーン胸像やガンダリウム合金製ガンダム、MGEXユニコーンを展示中、そしてガンプラをスキャンしてガンプラバトルができるファンが夢見たシステムを開発中とのこと。これは期待が高まる。

エリアB:ステージイベントも!

【エリアB】
「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」これはぜひ肉眼で確認してほしい

 エリアBに入ると待望の「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」が展示されている。これまでに発表されていた内容は正直「大変そう……」という印象だったが、実際に見ると印象ががらりと変わる。なんと組みやすそうな構造かは実物を見ると伝わってくるし、なによりそのスタイリングに驚かされる。

 リアルに肉眼で見るとCGや報道資料でみているものとは印象が異なっていてパーツとパーツ、面のつながり、ちらりと見える金属調のパーツなど”美しい”・”カッコイイ”の言葉が頭に浮かんできてやはりリアルに見るのは違うな、という印象で早く実物を組んでみたいと思わされた。隣に前回のPGガンダムも展示されており比較も可能。

【エリアB】
エリアBでは展示というよりは体感ゾーンがメイン

 現地ではリアルでなければ体感できないブースも。2mのRX-78ガンダムのガンプラを実際に作ることができる。抽選制ではあるがこれはぜひ体験してみたい。

【エリアB】
ここでは「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」の展示が

 RGのHi-νガンダム、HGのナイチンゲールといったアニメ化されていない作品の機体の展示も。Hi-νは過去のモデルより巨大化したように見えるバックパックとフィンファンネルが印象的。ナイチンゲールは機体そのものの巨大なボリューム感が圧倒的に素晴らしい。これらも現物を見るとさらに驚く。

【エリアB】
2021年はSDガンダムが2作品も放送されるとのことで展示も

 根強い人気のSDガンダムシリーズ。海外で先行放送され、日本では2021年から”やっと”放送が開始される「SD ガンダムワールド 三国創傑伝」と「SD ガンダムワールド ヒーローズ」の集中展示も行なわれていた。劉備ユニコーンガンダムや悟空ガンダム、信長ガンダムなど、そのネーミングにも話題集中で期待の新作ガンダムだ。

【エリアB】
イベントでおなじみの物販ブースも

 物販ブースは長蛇の列になってしまうので時間に余裕をもってならんでいただきたいところだ。ガンプラEXPO会場限定品とプレミアムバンダイのみでのオンライン販売品という違いがあるので購入する際には注意が必要だ。

【エリアB】
ガンダムビルダーズワールドカップ、模型雑誌、プレミアムバンダイ。ガンダムファクトリー横浜、ガンダム中国プロジェクト、ガンダムベースの展示

 物販ブースの向かいには各プロジェクトの商品群や模型雑誌の作例、横浜の動くガンダムやこちらもたいへん期待されている実物大フリーダムガンダムが展示される中国・上海プロジェクトなど盛りだくさんの内容が展示されている。

激震の世の中において開催されたガンプラEXPOに行ってみよう!

【エリアB】
ユニコーンの手に乗って撮影できる
【入場特典として”貰える”ENTRY GRADEガンダム】
確実で配布されるカラーが違い、すべてそろえるとフルカラーのEGガンダム(クリアー)が作れる。これは嬉しい!揃えたい!

 世界が新型コロナに翻弄される中、あふれるガンプラのパワーによって開催された「GUNPLA EXPO TOKYO 2020」は初日から大勢の方が詰めかける展示となっていたのが印象的だった。待機列には床にテープを貼り、密にならないように配慮がされており検温とマスク装着をしておけば感染拡大抑止には効果があるはずなので、可能であればぜひ現地へ行ってみてほしいところ。

 特に「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」の存在感は素晴らしいし、今回初出の「HG 1/144 クスィーガンダム」と「HG 1/144 ペーネロペー」の密度とボリューム感、「RG 1/144 Hi-νガンダム」、「HG 1/144 ナイチンゲール」の造形とアレンジの妙、「MG 1/100 ドム」のリニューアルや「MG 1/100 モビルジン」、「MG 1/100 ガンダムヴァーチェ」、「1/100 カラミティガンダム」、「RG 1/144 ジオング」などのリアル路線、2021年盛り上がりそうな「SDガンダム」シリーズなどなど40周年を迎え、超えていくこれからのガンプラを示唆する新作がこれでもかと展示されている。

【BANDAI SPIRITS ホビー事業部のツイッターより】
入場情報がツイートされる

 筆者が初日に行なった時には夕方以降は待機列もなくなっていたようなので、チケット情報や入場時間での込み具合情報もツイッターなどで提供されているのでそちらを参考に無理のないところでぜひ現地へ足を運んでみて”リアル”で体感してみてはいかがだろうか。