プラモデル生産能力を強化！「バンダイホビーセンター新館」が12月1日より稼働開始

　BANDAI SPIRITSは、プラモデルを生産する新工場「バンダイホビーセンター新館」を、静岡県静岡市葵区長沼にあるバンダイホビーセンターの敷地内にて、12月1日より稼働開始した。

　「バンダイホビーセンター」は、BANDAI SPIRITSの「ガンプラ」をはじめとしたプラモデルの生産拠点。自社オリジナル技術である1つの金型に4つの色、4つの異なる素材を同時に成形できる特別な成形機「4色射出成形機」を使うことで、プラモデルの作りやすさや組立後のカラーリング再現の追求が行なわれている。

　「新館」では、小型AGV（自動搬送機）2台による効率化、及び生産成形管理システム（見える化）によるリアルタイムでの把握、効率性のアップが新たに導入予定。今回の「新館」稼働に際して、BANDAI SPIRITSは「国内外でガンプラの需要が高まると予想する中、新館を稼動することで、中国及び北米を中心とした更なる成長への対応と、中長期的に安定した生産体制に備えていきます」とコメントしている。

◆「バンダイホビーセンター新館」概要

・着工：2019年12月18日
・竣工：2020年11月30日
・稼働：2020年12月1日
・建設内容：現ホビーセンターの敷地内に成形建屋を作り、多色成形機6台を増設
・建設後多色成形機台数：35台（電動25台、油圧10台）※グループ会社貸与含む
・建設目的：国内外で高まっているプラモデルの需要に対応するため
・建設効果：建設計画時（2019年）の約1.4倍の生産が可能
・建物呼称：バンダイホビーセンター新館 ※それに伴い、現バンダイホビーセンターは本館となる
・全体敷地面積：12,261㎡
・延床面積：「本館」8,767㎡（3階建て）、「新館」1,488 ㎡（平屋）
・従業員数：133名（請負含め従事者：167名、2020年11月現在）

バンダイホビーセンター（左：新館、右：本館）

新館外観

新館内観

小型AGV

小型AGV

新館の4色射出成形機（6台）