ニュース

CO2排出量実質ゼロへ! 「バンダイホビーセンター」が2つの新電力施策を導入

【2つの新たな電力施策】

6月30日発表

  BANDAI SPIRITSは、環境配慮の取り組みとして、プラモデルを生産する国内自社工場「バンダイホビーセンター」(静岡県静岡市葵区長沼)で、2つの新たな電力施策を行なうことを発表した。

 「バンダイホビーセンター」が消費する電力量は、年間で約342万kWh、CO2換算で約1,690t-CO2(2021年度実績)。同社は今回、2つの新たな電力施策を導入することで「バンダイホビーセンター」での電力使用によるCO2排出量を実質ゼロにしていくという。

 バンダイナムコグループでは「サステナビリティ方針」を制定するとともに、脱炭素化に向けた取り組みとして、2050年までに自社拠点におけるエネルギー由来のCO2排出量を、実質ゼロとする中長期目標を掲げている。「バンダイホビーセンター」の今回の新たな電力施策では、CO2の排出削減に貢献することで環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現を目指すとしている。

「バンダイホビーセンター」における2つの新たな電力施策

カーボン・オフセットの取り組み

 BANDAI SPIRITSは、アーバンエナジー(代表取締役:小林厚氏、本社:神奈川県横浜市)と今年6月に「ゼロエミプラン」の契約を締結した。この契約は、7月以降、アーバンエナジーを通じて、トラッキング付非化石証書(※1)が付与された再生可能エネルギー由来の電力を購入するというもの。これにより、「バンダイホビーセンター」はCO2排出量が実質ゼロの電力を使用することになる。

(※1)トラッキング付非化石証書は太陽光、風力、バイオマス、地熱、小水力などの発電方法や発電所所在地などの電気に付随する環境価値を証書化したものです。環境価値とは、ゼロエミ価値(CO2 ゼロである価値)、非化石価値(高度化法における価値)、環境表示価値(付加価値を明示できる価値)を指します。

太陽光発電による電力自給の取り組み

 BANDAI SPIRITSは、afterFIT(代表取締役社長:谷本貫造氏、本社:東京都港区)とPPA事業(Power Purchase Agreement:電力購入契約)の基本合意を今年5月に行なった。

 afterFITが「バンダイホビーセンター」の屋上約1,202㎡に出力容量約220kWのソーラーパネルを設置し、太陽光で発電した電力をBANDAI SPIRITSがafterFITから購入する仕組みとなり、12月にソーラーパネルの設置が完了する。2023年1月以降「バンダイホビーセンター」で電力の使用を開始する予定で、年間の電力自給量計画は約26万kWhとなる(※2)。

(※2)JIS 8907 に基づく太陽電池の発電量計算方法により算出。

【「バンダイホビーセンター」の環境配慮の取り組みについて】

 「バンダイホビーセンター」は、BANDAI SPIRITSのプラモデルの生産拠点として静岡県静岡市葵区長沼に2006年に竣工しました。竣工時から本館壁面に324基のソーラーパネルを設置し、太陽光で発電した電力を使用したり、雨水・地下水の再利用システムを設置し、施設内で水を再利用するなど、これまでも環境負荷低減に努めてきました。

 今回導入する2つの新たな電力施策は、これまでのソーラーパネルのシステムと並行して活用するものとなります。

 そのほかの環境負荷低減の取り組みとして、プラモデル設計の工夫によりランナー(プラモデルの枠の部分)を削減したり、「4色射出成形機(多色成形機)」を活用し外枠ランナーの一部を削減することで、使用材料の省資源化を行なうなどしています。

 また、ファンの皆さまから回収したランナーをリサイクルし、循環型社会の形成に貢献していくことを目指す「ガンプラリサイクルプロジェクト」や、プラスチック代替素材の活用も推進しています。

 「バンダイホビーセンター」は、プラモデル技術の進化を追求するとともに、環境に配慮した取り組みを継続していきます。

「バンダイホビーセンター」本館(右)・新館(左)(本館壁面のソーラーパネルは2006年設置のもの)
BANDAI SPIRITSのオリジナル技術である、プラモデルの多色成形を行なう「4色射出成形機(多色成形機)」
「4色射出成形機(多色成形機)」で成形したランナー
「ガンプラリサイクルプロジェクト」ロゴ