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プラモデル授業「ガンプラアカデミア」2022年度版の授業申込受付を開始
参加校からの意見を反映しブラッシュアップした内容で6月より実施
2022年5月10日 16:46
- 【「ガンプラアカデミア」2022年度版申込受付】
- 5月10日15時より開始
BANDAI SPIRITSは、「ガンプラアカデミア」2022年度版となる6月以降の授業の申込受付をバンダイホビーセンター公式サイトにて5月10日15時より開始した。
「ガンプラアカデミア」は、ガンプラ(「ガンダムシリーズ」のプラモデル)を題材として行なわれている、小学校の高学年を対象とした無償の授業パッケージ。プラモデルの組み立て体験と配信映像を組み合わせ、“ものづくり”の楽しさと、ガンプラの生産過程やプラスチックのリサイクルなどのSDGs活動を紹介しており、ものづくりの仕事に対するキャリア教育としても学ぶことができる。2021年10月から今年3月までの半年間で全国の小学校約1,400校、約9万人の児童が参加した。
6月からは、これまでの参加校からの意見を反映しブラッシュアップした「ガンプラアカデミア」が開始される。
2022年度版のブラッシュアップ内容と申し込み方法
参加校からの意見を反映した、2022年度のブラッシュアップ内容は以下のとおり。
配信動画
(1)児童のメモ取りやワークシート記入のゆとりがとれるように構成を改良
・要点を視覚的に捉えやすくするため、インタビュー映像にテロップを追加
・メモ取りや再生を一時停止しての理解の確認用に、各工程の説明ごとに「まとめページ」を挿入
(2)説明内容の強化(プラモデルについて、量産工程、SDGs)
・導入パートに「プラモデルとは」の説明パートを追加
・射出成形工程をより詳しい解説に改良
・持続可能な社会への取り組みを「SDGs」の項目に連動した内容に改良
【指導案】
・導入部分で「体験用プラモデルに込められた作り手の願いや工夫についての気づき」の追加
・プラモデルの組み立て後、さらに楽しめるアイデアの提示
・SDGs の取り組みに関する画像資料を追加
申し込み方法
5月10日15時より開始
バンダイホビーセンター公式サイト「プラモデル授業」のページで、6月以降の授業の申し込みを受け付ける。
※日程やその他の条件によりお受けできない場合もございます。
※申し込みは文部科学省が定めた小学校に限ります。
プラモデル授業「ガンプラアカデミア」について
学習内容
【学習の目標】
(1)プラモデルを題材に、工場における生産工程や、優れた最新技術の発展を理解する。
(2)プラモデルの生産に関わる人々の努力や、仕事に対する意識を理解する。
(3)優れたものづくりの技術を未来に持続させていく上での課題や、その解決策について自分なりの考えを持てるようにする。
【対象】
文部科学省が定めた小学校(※) 推奨学年:5年生
【教科】
社会:我が国の工業生産(5年生)、総合的な学習の時間/特別活動、SDGsの学習として
教材:学習指導案、動画視聴用 ID、組立体験用プラモデルなど(全て無償)
提案時数:事前学習(45分×2コマ)、本時(45分×1コマ)、発展学習(45分×1コマ~)
※学習指導要領に紐付いた指導案(教員向け資料)は、NHKエデュケーショナルとNPO法人企業教育研究会にご協力いただき制作しています。
※文部科学省が定めた学校とは、小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校、特別支援学校および幼稚園のほか、専修学校、各種学校、保育所、学童保育などが含まれる中で、本授業は小学校を対象としています。
プラモデル授業「ガンプラアカデミア」パッケージ内容
事前学習(45分×2コマ)
プラモデルの組み立てを体験する
実際にプラモデルを組み立てることで、組み立てやすさや安全のために製品に込められた工夫に意識を向ける。
プラモデル工場の仕事内容を事前に予想し、工場見学動画を見る視点を定める。
プラモデルの生産工程や生産の仕事についてどのような人や技術が関わっているか予想を立て、この後に視聴するプラモデル工場の見学動画をどのような視点で視聴するかを定める。
本時(45分×1コマ)
プラモデルを生産する工場バンダイホビーセンターの見学動画を配信映像で視聴
「~プラモデルのできるまで~」の映像を見ることで、バンダイホビーセンターで生産するプラモデルを題材に、企画から設計・金型・生産までの工程と技術の発展、使われるプラスチックのリサイクルなど地球環境を考えるSDGsへの取り組みなど、プラモデル生産に向き合う仕事の努力や工夫を学ぶ。
持続可能なものづくりを可能にする技術を知る
過去と現在の技術を比較し、優れた最新技術が持続可能なものづくりを実現していることを、ワークシートに記入した内容を元に、話し合いながら学ぶ。
発展学習(45分×1コマ~)
ここまでの学びをふまえて探求的な学習へと発展させ、優れたものづくりの技術を未来に持続させていく上での課題やその解決策について、自分なりの考えを持つ。
(例)自分の住む地域のものづくりの発達や工夫、持続可能性を高める取り組みなどを考える。
ライブ通信(オプション)
授業中オンラインで教室とバンダイホビーセンターをつなぎ、生徒がバンダイホビーセンターの従業員に直接質問をする。Zoomを使用した双方向のライブ配信(約10分)にて、リアルタイムで質疑応答などを行なう。
※オプションでの開催となります。開催日時によりお受けできない場合もございます。
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