ニュース
「METAL BUILD ガンダムデュメナスリペアIII」、デュナメスでありながら、ヴァーチェ、ナドレの雰囲気も! 期待高まる最新作の詳細が明らかに
2021年2月19日 21:36
- 7月発売予定
- 価格:25,300円(税込)
BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部は2月19日、アクションフィギュアブランド「METAL BUILD」10周年を記念し、PVを通じて、様々なプロダクトを発表した。
さらにこのPVの目玉と言える「METAL BUILD ガンダムデュメナスリペアIII」、そしてスピンオフブランドである「DRAGON SCALE(ドラゴンスケイル)」の第1弾「METAL BUILDDRAGON SCALE 龍神丸」は別途特別PVも公開された。本稿では「METAL BUILD ガンダムデュメナスリペアIII」にフォーカスする。
「ガンダムデュメナスリペアIII」は、「ガンダム00 Festival 10 “Re:vision”」で発表された新たなMS。ベースとなるのは「機動戦士ガンダム00」のファーストシーズンでロックオン・ストラトスが搭乗した「ガンダムデュメナス」である。
「ガンダム00」では劇中でも「ガンダムエクシア」が“リペア”として登場。さらにMSVなどで様々なタイプとして展開している。「ガンダム00 Festival 10 “Re:vision”」では主人公・刹那のライバルであるグラハム・エイカーが本機を譲り受け「ガンダムエクシアリペアIV」として、“左腕の強化”、最新機体であるダブルオークアンタと共通武装など様々な改修が施された姿を披露している。この機体はいち早くMETAL BUILD化され、弊誌でもレビューで取り上げている。
さて、PVで語られた「METAL BUILD ガンダムデュメナスリペアIII」の魅力にフォーカスしていこう。本機体の面白さは、ティエリアの記憶を受け継ぐレティシア・アーデが扱う機体として「ガンダムヴァーチェ」、そしてその中に秘匿されていた「ガンダムナドレ」の特徴を持つところ。ベースはデュナメスでありながら、その武装はヴァーチェであり、戦う姿はナドレのようにもなるという、非常に面白いコンセプトとなっている。
デュナメスはロックオンに合わせ「狙撃機体」としてデザインされていた。デュナメスの最大の特徴であったスナイパーライフルは、リペアIII型では大火力をコンセプトとしたヴァーチェのGNバズーカへと変わっている。また肩にはGNキャノンを搭載しており、その火力で押し切るヴァーチェのような戦い方をする機体のように思える。
しかし「METAL BUILD ガンダムデュメナスリペアIII」はこの肩のGNキャノンは大きなシールドとしても機能し、可動域の広いアームによってデュナメスの防御形態のようにもできる。またGNバズーカをライフルのように構えるとシルエットがグッとデュナメスよりになる。
このバランスは立体物ならではのデザインであり、面白さである。武装の可動によって2つのコンセプトの違う機体の特性が見事に融合しているのがわかる。デュナメスの大きな特徴であるデュアルカメラ(目)をアンテナで隠した狙撃ギミック、胸の部分にGNバズーカを接続するヴァーチェのギミック、両方を実現できているところも楽しい。
そしてさらに肩のGNキャノンを外し手に持たせることでシルエットがガンダムナドレのようになるのだ。ナドレはヴァーチェに秘められた“もう1つの姿”であり、防御力は低下するが機動力は増している。ビームサーベルを持つ姿もナドレの雰囲気が増す。「METAL BUILD ガンダムデュメナスリペアIII」は、3つの機体の雰囲気を併せ持つ、プレイバリューの高いアイテムであることがわかるだろう。
そして本商品はMETAL BUILDファンにとってもう1つ重要な意味を持つ。これまで「ガンダム00」では、エクシア、ダブルオー、クアンタと、言わば“主役”のみが商品化されていた(アストレアはあったが)。デュナメスやヴァーチェ、キュリオスなどのガンダムはMETAL BUILDで展開していなかった。
今回の「デュメナスリペアIII」の登場でその可能性が広がったのだ。デュナメスのバリエーションや、ヴァーチェが商品化されるかも? という期待もふくらむ。弊誌では「METAL BUILD ガンダムデュメナスリペアIII」の開発者ショートインタビューも掲載予定だ。期待して欲しい。
(C)