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【静岡ホビーショー】生誕50周年を迎えた「NISSAN フェアレディ 240ZG」が完全新規の1/24プラモデルで発売。極細のメッキパーツで細部装飾を表現

6月12日発売予定

価格:4,620円(税込)

 今年生誕50周年を迎えた日産「フェアレディ 240ZG」のプラモデルが、タミヤから6月に発売となる。初代フェアレディZ S30型の中でも、フロントに備えられた「エアロダイナ・ノーズ(通称Gノーズ)」から流れるようなシルエットを備えた240ZGは、特定の世代のスポーツカーファンが頭に浮かべる「フェアレディZ」の姿である。

「1/24スポーツカーシリーズ No.360 NISSAN フェアレディ 240ZG」。6月12日頃発売予定、価格は4,620円(税込)

 過去にタミヤは「1/24 スポーツカーシリーズ」にて、歴代フェアレディZをキット化しているのだが、この240ZGに限っては「1/12 ビッグスケール」シリーズで発売されていて、1/24スケールでは発売されていなかった。今回同車の生誕50周年を記念し、キット化へと至った。

流線型のボディが美しい。これぞフェアレディZと思うファンも多いのでは
実車同様のボンネット開閉機構を備え、エンジンを覗くことができる

 満を持して発売されるこのキットは、現在のタミヤの技術を結集して設計されている。タミヤのスタッフが推していたのは、窓枠のモールやヘッドランプカバーのリムが専用のメッキパーツで造形されている点だ。1/24スケールのキットではこれらの箇所がかなり細くなり、塗装の難易度がグッと上がってしまうのだが、このキットではこうした箇所をABS製のメッキパーツで表現しているのだ。

 その他、ホイールはメッキパーツを含む3パーツ構成で、組み立てるだけで模様が完成。さらに細かなリムやミラーなどは付属のインレットマークを貼ることでメッキ風の質感になるのである。

モールやリムになるメッキパーツ。ぎらぎらとした輝きを楽しめる
この作例はホイールを一部塗装している以外は素組みの状態。ここまでリアルに作れる
メッキパーツが車体のスポーティさを引き立てている
3分割されたホイールパーツ。組み立てると上のようなホイールに仕上がる
装飾用のインレットマーク。シール状で、貼り付けることで金属光沢が再現される

 外観だけでなく、エンジンやサスペンションなどのパーツも可能な限り実車に近づけた設計で、形状の表現だけで妥協せず、その設置構造まで再現しているというのだ。作りやすさとリアルさを両立させ、作ってみたいという衝動に駆られるキットである。

取り外したエンジン。設置機構も同じなので、同じ構造のエンジンを別の車種に載せ替えるといった楽しみ方もできるそうだ
全パーツがこちら。素組みでも面白そうなキットである
タミヤから発売済みの1/24スケールの歴代フェアレディZシリーズ。ここに240ZGが加わる
パッケージの絵柄にも採用されているこのカラーは、タミヤカラー「TS-11 マルーン」だ