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【クリスマスフェスタ】主砲発射! 超信地旋回! タミヤブースで圧倒的な存在感を見せつける「1/16RC イギリス戦車 センチュリオンMk.III」

【クリスマスフェスタ2021】

12月11日、12日 開催予定

開催時間:
11日10時~17時
12日10時~16時
入場料:無料(事前予約の必要あり)

会場:ツインメッセ静岡 北館/南館

 エンジン音を響かせ進み、砲塔をあげての主砲発射、その衝撃で車体が後退する……。見ていてニヤリとさせられる演出を見せつけてくれたのがタミヤブースのRCタンク「1/16RC イギリス戦車 センチュリオンMk.III フルオペレーションセット (プロポ付)」だ。発売は12月25日、価格は121,000円(税込)。車体長476mmの超ビックサイズである。

 会場ではスタッフによるデモンストレーションのほか、設計担当者から話を聞くこともできた。やはりこの商品は動いてる姿がカッコイイ。クローラが地面をしっかり捉え前進、後退、スムーズに車体を回転させ、そして主砲が角度を変え、射撃を行なう。

【タミヤ、「1/16RC イギリス戦車 センチュリオンMk.III」デモンストレーション】

 音の演出も楽しいところ。「1/16RC イギリス戦車 センチュリオンMk.III」はサウンドギミックを搭載しており、走行と同時に重厚なエンジン音を響かせる。砲塔が動くときも作動音がし、発射時には砲塔内部が発光、砲塔がリコイルで動くだけでなく、連動して車体も少しバックする。機銃発射時も作動音がし、機銃の先端が瞬く。

 この楽しいギミックは制御ユニットによる様々な機能の連動によってもたらされている。操縦はRCカーのようにレバーで前進、後退、ハンドルを切るように操作すると左右のクローラーが動いてスムーズに曲がる。アクセルを入れずにハンドルのみを操作することでその場で"超信地旋回"する。このアクションはクローラーを持つ車体のみができる動作で、左右の履帯を逆方向に動かすことでその場で回転させるもの。

スタッフに持ち上げてもらった。改めて商品の大きさがよくわかる
プロポでRCカーのように手軽に操作できるのは、制御ボックスのプログラムの優秀さだ

 数十年前のケーブルで操作ユニットがついていたRCタンクは左右それぞれのクローラーをレバーで操縦するもので、左右のクローラーをどう動かすかで曲がったり、旋回していた。戦車も昔は同じように左右のクローラーを操作していたが、今は車感覚で操縦できるようになっている。「1/16RC イギリス戦車 センチュリオンMk.III」は制御ユニットにより、スムーズな操作が行なえるようになっているとのことだ。

 模型としてのこだわりも聞いてみた。砲塔部分の側面と上部の鋳造の質感。また砲塔の可動部分を保護する布部分のしわの質感もこだわったとのこと。布ではなく樹脂製で、可動部分を確保するため隙間が作られているが、交換することで砲塔の上下はできなくなる代わりに質感が上がるパーツも用意している。布パーツを外したところもきちんと造形されているとのこと。

砲塔側面の鋳造の質感はこだわりポイントの1つ
砲塔の可動部を覆うカバーは可動範囲をなくした見栄え重視のパーツも用意してある。布を外した部分もしっかり造形されているという

 またサスペションは本物のように沈み込む。昨今の戦車はサスペションが車体の外に出ており、車内スペースが広くなっている。これはRC化するのにも役に立っていて、サスペション機構が外にある分、メカボックスが広くなり様々な機能を詰め込めるとのこと。

 本体や車輪部分に金属パーツを使っているのも設計者お気に入りのポイント。質感が増すだけでなく、耐久度も上がり、様々なところを走破できるという。ぜひ走らせて楽しんで欲しい、とのことだ。

 ちなみにデモンストレーションのスタッフのこだわりポイントは車体を旋回させても主砲が目標を捉えているアクション。これは車体と砲塔の回転を同調させなくてはできないところで、制御ボックスによる動きではなく、パイロットの"腕"だ。陸上自衛隊の訓練でその技量を見せる場面があるが、このRCタンクを手にしたなら、是非マスターしたいカッコイイテクニックである。

サスペンション機構が車体の外に出ている設計のおかげで、内部にメカを詰め込めたという
金属パーツは堅牢性と、しっかりしたクローラーの動きを実現させる
サスペンションの動きもリアルなこだわりポイント