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【おもちゃショー】「チョロQ」42年目の超進化!電動モーターとプルバック遊びを両立させて、イマドキのプレイスタイルを確立

【チョロQ】

2022年夏 発売予定

価格:各1,699円

 1979年に誕生し、1980年に発売された「チョロQ」が、この2022年に大きな進化を遂げてリリースされる。昨今の自動車のEV化の流れから着想を得て、動力をゼンマイからモーターへと変更しつつ、チョロQ伝統のプルバック遊びを継承し、新しい楽しさを確立させた新製品だ。

タカラトミーブースのチョロQコーナー。PRキャラクターにお笑いコンビの錦鯉を起用し、当日はステージのゲストにも登場していた

 東京おもちゃショー2022のタカラトミーブースに出展されたこのチョロQは、これまでのシリーズと同様の手のひらサイズのデフォルメカーのルックスながら、動力をモーターへと変更し、電池(LR44×2)で駆動する仕様となった。

「チョロQ」。2022年夏発売予定。価格は各1,699円(税込)
「e-01」~「e-08」の型番で最初に8車種がラインナップ。EVをイメージした新ロゴにも注目

 面白いのは、その動かし方が従来通りのプルバック操作だということ。後輪を設置させた状態でバックさせるとそれがスイッチとなって、チョロQが走り出すのだ。ゼンマイとは挙動が異なり、走り出すまでに少しラグがあり、音もなく走り出すのが特徴。またプルバックの回数によって走り方が変わるのも、モーターライズならではの仕様だ。また初回出荷分には「チョロQコイン」が付属し、これをリアに取り付ければ懐かしいウイリー走行も可能。なおウイリー走行に関しては、電気的な制御ではなく、従来通りの重量バランスによるものだそうだ。

【新生「チョロQ」のプルバック走行】

 もう一つ大きな特徴として、その場限りのプログラム走行も行えるようになっている。プルバックを5回行うと音が鳴って待機モードとなり、その後「プルバック1回:直進」、「プルバック2回:小回転+直進」、「プルバック3回:大回転+直進」のいずれかのパターンを最大5回まで入力することで、チョロQがその動きを記憶し、その通りに動いてくれるのだ。入力したプログラムは一度しか機能しないのがまたチョロQらしい面白さで、この仕組みを使った遊びも楽しくなりそうだ。また本体と同時に「チョロQ スマートQ コントローラープレイセット」も発売予定で、こちらを使うと単純なリモコン操作とともに、最大10回までのプログラミングが登録できるとのことだ。

【新生「チョロQ」のプルバック走行】
「チョロQ スマートQ コントローラープレイセット」。2022年夏発売予定。価格は1,500円(税込)。カーリングや駐車遊びができるカードとパイロンが4つ付属する

 新たなメインストリームへと突入したチョロQ。40年前に遊んだ世代と、これから遊ぶ世代が一緒に楽しめる内容で、プログラミングを遊びに取り入れた仕様も新しい。タカラトミーモールでは早くも予約が開始されたが、現在は売り切れている模様。入荷案内もあるので、予約したい人はチェックしておこう。

パッケージはブリスターパックとなるようだ。初回特典にはウイリー走行用の「チョロQコイン」が付属