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【ワンフェス】アルカディア、「メガゾーン23」の「ハーガン」をついに2023年発売!

「マクロス」の「トマホーク」はプレミアムフィニッシュも展示

【ワンダーフェスティバル2022[夏]】

開催日:7月24日10時~17時

会場:幕張メッセ 国際展示場 1~8ホール

一般チケット:3,000円(※小学生以下無料)

 今回のアルカディアブースで驚かされたのは「1/24ダイキャストモデル ハーガン」の発売時期が2023年と明記されていたことだ。ここ数年参考出展として提示されていたハーガンの商品化がいよいよ具体的に決まってきたようだ。今回は彩色試作品が展示されていた。本製品の発売は2023年、価格は未定。

 「ハーガン」は1985年のOVA「メガゾーン23」に登場する機体。主役メカ・ガーランドと同じようにバイクからロボット形態(マニューバスレイブ)に変形する機能を持っているが、こちらは技術解析が未熟な一世代前の機体のため、ガーランドのような単体での変形はできない。

コンテナで手足をつけることでロボット形態に変形する

 変形するためにはサポートとして待機しているトラックのコンテナにいったん入り、コンテナ内の手足を接続することでマニューバスレイブとなる。物語においてガーランドを追い詰める"やられ役"であるが、優れたパイロットならばガーランドを圧倒させる力も発揮する。武装はガーランドと共用で武器を奪われるシーンも。

 本来引き立て役のハーガンだが、アルカディアブースではハーガンの試作品の展示が恒例となっており、開発者のなみなみならない思い入れを感じさせていた。弊誌では2017年の冬のワンフェスの出展でも記事にしている。そのハーガンがいよいよ発売時期を発表されたのだ。

こちらはガーランド。単体でバイクから人型に変形できる。ハーガンはこの前の世代の機体であり、引き立て役だ

 ハーガンはトラックのコンテナ内で変形を行うが、商品では手足を設定画に近い形で収納したディスプレイ台もセットになるという。バイク部分が変形しボディとなり、そのボディに手足を接続することで変形する。ビームサーベルとシールドといった武器も付属する。

 手足は接続されるという変形のハーガンだが、「ガーランド」以上の複雑な設計になっているという。パーツもかなり細かく移動し胴体部分になるギミックは注目して欲しいとのこと。ガーランドと比較することで関係性なども見えてきそうで、早く手にしてみたい商品である。

トラック内のコンテナをイメージしたディスプレイ台。開発者の強いこだわりだ

 「1/60 MBR-04-Mk.VI 重装砲撃型 トマホーク」は、10月発売予定のアクションフィギュア。価格は14,080円(税込)。今回試作品が出展されていた。未塗装の商品も大量に展示されておりかなり見応えのある展示となっていた。

 「トマホーク」は「超時空要塞マクロス」に登場するメカ。バルキリーが空戦・宇宙戦を想定した機体に対し、トマホークは陸戦兵器デストロイドの一種だ。宇宙から飛来した宇宙船マクロスによってもたらされた技術によって作られたデストロイドも強力な兵器ではあったが、宇宙での戦いが中心となった戦いではあまり活躍の場が与えられなかった。様々な後継機が出てくるバルキリーに対し、デストロイドはその後あまり展開しなかった。

 トマホークは両手に荷電粒子砲を備え、胸部の機関銃や火炎放射器で接近戦にも対応する。戦車的な役割を期待された機体だったが、マクロス艦上での戦いは防空任務が中心だったため、あまり活躍できなかった。しかし敵の艦内にマクロスの腕を突っ込み内部から撃破するダイダロスアタックでは、その大火力を発揮した。

10月発売予定の「1/60 MBR-04-Mk.VI 重装砲撃型 トマホーク」。部分塗装が施されマーキングを貼っている
未塗装バージョンも展示

 「1/60 MBR-04-Mk.VI 重装砲撃型 トマホーク」はかつてやまとブランドで発売された商品の改良版となる。やまと版では肩や足首の耐久度が弱いという問題点があった。今回の商品ではこの部分を再設計し、より遊びやすいものとなっているという。

 今回はさらに特別な塗装を施した「プレミアムフィニッシュ」も出展されていた。全面塗装されており、塗装がはげたような処理もされている。陸戦兵器としてよりリアリティのある表現がされており、かなり魅力的だ。

特別な塗装を施した「プレミアムフィニッシュ」