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【魂ネイション】「超合金 宇宙刑事ギャバン＆サイバリアン」詳細レポート
ギミック、音声、スタイリングにとことんまでこだわった企画者入魂のアイテム！
2022年11月18日 14:28
- 【TAMASHII NATION 2022】
- 開催期間：11月18日～11月20日
- 開催場所：ベルサール秋葉原 B1F～2F イベントホール
「どうです、かっこいいでしょう？」と満面の笑顔で筆者に試作品を見せてくれたのは「超合金 宇宙刑事ギャバン＆サイバリアン」の企画者、BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部の岡崎氏だ。「超合金 宇宙刑事ギャバン＆サイバリアン」は2023年4月発売予定で、価格は16,500円（税込）。11月21日より予約開始だ。
岡崎氏は「DX超合金魂 ガイキング」や「超合金鉄人28号」など、ギミックとサウンドにこだわった商品を数多く手がけている。今回も会場で思い入れを聞くことができた。
「超合金 宇宙刑事ギャバン＆サイバリアン」は、特撮番組「宇宙刑事シリーズ」40周年を記念して企画された商品。特撮ヒーローを多くフィギュア化する「S.H.Figuarts」ではなく、あえて超合金で乗り物やメカと絡めて展開していく。40周年の「宇宙刑事ギャバン」に続き、「宇宙刑事シャリバン」、「宇宙刑事シャイダー」もラインナップには上がっており、シャリバンと巨大メカグランドバースも取り上げているので、併せて読んで欲しい。
「宇宙刑事ギャバン」は銀河連邦警察から派遣された宇宙刑事ギャバンが主人公。彼は母を地球人に持ち、地球では「一条寺烈」を名乗り宇宙犯罪組織マクーから地球を守るために戦う。戦闘時には銀色に輝くコンバットスーツをまとい、電子星獣ドルと円盤形宇宙船が合体したドルギランや、サイドカー型マシン・サイバリアンを駆使して戦う。
「超合金 宇宙刑事ギャバン＆サイバリアン」は劇中のギャバンの格好良さを満喫できる商品となる。サイバリアンはサイドカー部分が開き、ウィングが飛び出すギミックがあるが、このギミックを玩具として楽しく楽しめるように再現。1ボタンでまずウィングが開き、続いてサイドカー部分が開く2段階ギミックとなっている。
素材感にもこだわっており、むき出しになる銀色部分にダイキャストを使用。車体裏のタイヤパーツには塩化ビニルのタイヤをはかせており、快適なコロ走行が楽しめる。また内部には音声ギミックを搭載。劇中曲である「チェイスギャバン」が流れる。「主題歌の『宇宙刑事ギャバン』と迷ったんですが、ここはチェイスギャバンにしました。戦闘中などにはこの曲が流れるんです。この曲で盛り上がって欲しいんですよ」と岡崎氏は語った。
ギャバンそのものは「S.H.Figuarts」より小さく、約10cmほどの手のひらサイズであるが、様々なポーズがしっかりとれる。超合金であり、銀色のコンバットスーツの質感を最大限に引き出すためにアーマー部分にダイキャストパーツを使用、サイズに見合わぬ重さを実現している。目を光らせる交換用パーツ、エフェクトつきなど複数用意されたレーザーブレードに加え、「レーザーZビーム」のエフェクトと付属品も凝っている。
岡崎氏が特にこだわったのがサイバリアンのサイドカー部分の上に乗ったギャバン。劇中でも様々な異次元を突破する時などで印象的なポーズだが、「超合金 宇宙刑事ギャバン＆サイバリアン」ではフィギュアの足裏に金属を、サイバリアンの上部に磁石を仕込むことで実現している。
安定を追求するならば足を置く部分に接続用の凹凸を付けるというアイディアもあったのだが、サイバリアンのデザインをできるだけ原作と同じにするためあえてこの仕様にしたという。このギミックでかっちりポーズが固定でき、カッコ良く決まるギャバンとサイバリアンが実現できた。
現時点では発売は未定だが、ドルギランもしっかり商品化したいとのこと。円盤から分離したユニットが、メカ生命体である電子星獣ドルとなるところも驚きのアイディアだが、岡崎氏はこの商品が実現した際には何としても「3機編隊のマクー戦闘機」を入れたいとのこと。番組ではマクー戦闘機との戦いは同じフィルムを使う"バンク映像"が多く、このときのマク戦闘機は3機で宙返り、ドルの攻撃で爆発という流れだった。ぜひそのシーンを思い出して欲しいという想いを込めているという。
「宇宙刑事」40周年で、岡崎氏はその想いをたっぷり込めた商品を積極的に展開していく。今後の発表も見逃さないようにしたい。
