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圧倒的巨大感と濃密ディテールから漂うただならない予感。「ダイアクロン」の「クラウドアクロス」試作展示レポート【#静岡ホビーショー】

【DA-100 ロボットベース:空中機動要塞<クラウドアクロス>】

発売時期:未定

価格:未定

 5月10日より開催されている模型展示イベント「第61回静岡ホビーショー」のトミーテックブースにて「DA-100 ロボットベース:空中機動要塞<クラウドアクロス>」の試作サンプルが展示されている。

 タカラトミーで展開されているSF玩具シリーズ「ダイアクロン」でも最大級のサイズを誇るロボットベースシリーズの新商品。「ダイアクロン」ではこれまでにも、変形・合体に加え、移動基地などの遊びを展開してきた。

 2023年4月にロボットベース プロジェクト第2弾として「DA-95 ロボットベース:陸上機動戦艦<グランドダイオン>」が発売された。陸上機動戦艦モードで全長約520mmのビッグサイズを誇り、ロボットベースの下半身となる2脚型重機動マシンモードが大きな話題を呼んだ。

 そして、「第61回静岡ホビーショー」にて上半身部分となる「DA-100 ロボットベース:空中機動要塞<クラウドアクロス>」が加わったロボットベースモードがお披露目された。

 ブースでは展示以上の情報公開はされておらず、本稿では細かな造形を詳しく紹介していく。

全長約620mmの破格のサイズに宿る「ダイアクロン」のこだわり造形

 最初に何といっても、目にした瞬間にわかるその巨大感だ。マッシブな上半身にどっしりと構えた両足、武骨な両腕と圧巻の姿が展示されている。

 小さい子どもくらいありそうなそのサイズ感はまさに破格と言え、足元には比較対象のダイアクロン隊員が並んでいるが足先だけで重戦車と並んでいるかのような錯覚さえ覚える。

様々なダイアクロンのメカに乗り込めるダイアクロン隊員がより小さく見える

 造形の面でも頭部のデザインから作りこみ度合いの高さが伺える。センサーや顔つき、唇の造形に至るまでヒロイックで目を見張るものとなっている。サイズが大きいために細かい部分の作りこみが可能にも思えるが、変形・合体をする「ダイアクロン」の中でもトップクラスの造形美だろう。

 また、頭部の目元は外部の光を透過させて光ってみせる演出も施され、「ダイアクロン」らしいギミックもしっかりと盛り込まれている。肩や胸の部分にもクリアパーツが伺え、こちらも透光ギミックがあるか気になるところだ。

 胸部は巨大な艦橋のようなで残となっており、中にダイアクロン隊員がいるのが見える。

 お腹周りは下半身となる「グランドダイオン」の造形が確認でき、脇の砲塔などを収納しているのがわかる。どのように合体させ、安定感させているのかも気になる。

 腕は武骨なデザインで、肩にはジェットノズルのような突起造形が飛び出し、前腕も太い強靭さが伺える。マニピュレーター部分では複数の関節部らしい造形が見て取れ、手を開いたり武器をも持たせたりとフレキシブルに可動しそうだ。

 また、巨大な砲身のような武器も展示されており、こちらはトリガーなどの発射装置がなく、どこかに接続する印象となっている。

 「クラウドアクロス」の背面にはキャノンのような造形もあり、これらが接続して巨大なショルダーキャノンになるのか非常に気になるところだ。

 謎が深まる「DA-100 ロボットベース:空中機動要塞<クラウドアクロス>」。合体・変形ギミックはもちろんのこと、「グランドダイオン」ではあったゼンマイギミックやダイアクロン隊員たちがどこに乗り込むのか、搭載機体などがあるか、など今後の詳細展開に期待したい。