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「AMAKUNI機神ジェネシックガオガイガー」が、ガシガシ遊べるプラモデルに生まれ変わる、ボルティングドライバーも追加!【#静岡ホビーショー】

【第61回 静岡ホビーショー】

開催日:5月10日~14日(一般開放は13~14日)

入場料:無料

場所:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1-10)

 ホビージャパンはアクションフィギュアとして発売されていた「AMAKUNI機神ジェネシックガオガイガー」をプラモデル化することを発表した。発売日、価格は未定。「第61回 静岡ホビーショー」会場でプラモデル化のテーマを聞くことができた。

今回は無彩色の試作品を展示。アクションフィギュア版は全高25cmだが、プラモデル版は全高18cmになる

 ホビージャパンと千値練の完成品フィギュア「AMAKUNI機神ジェネシックガオガイガー」は、ジェネシックガオガイガーを緻密なディテールを加えアレンジ、設定での変形システムをあえてなくすことで様々なポーズがとれるアクションフィギュアとしてまとめ上げた。そのアレンジとクオリティで高い人気を得た商品。今回はこのアクションフィギュアをプラモデル化することになる。

 プラモデル化するにあたり、元のデータとしてはアクションフィギュアのものを活用するが、プラモデルとするためには様々なアレンジが必要だったという。

 まず大きさ。アクションフィギュアの全高が25cmほどだったのを、18cmに小さくしている。サイズが異なることでパーツ強度なども異なってくる。また完成品フィギュアはあらかじめ接着するなどで関節強度を持たせている部分があったが、組み立て式になることで関節の構造そのものも見直したところがある。

こちらはアクションフィギュア版「AMAKUNI機神ジェネシックガオガイガー」

 その上で、プラモデル版は「より遊びやすく」を目指している。動かしやすい関節、より自由度を高くポーズにこだわれる「遊びやすい完成形」を目指して組み立てる楽しさを目指していく。

 評価の高かったエッジの立ったディテール表現は失われずサイズが小さくなったことで凝縮され情報密度として向上している。ジェネシックガオガイガー自体が、設定上は合体する各ガオーマシンがコアとなるガイガー同様の機械生命体であるため生物的なデザインを盛り込んでいるのだが、「AMAKUNI機神ジェネシックガオガイガー」はそのラインをさらに推し進めより力強いシルエットになっている。プラモデルではユーザーがこの有機的なラインを持つジェネシックガオガイガーを自分の手で組み上げることができるという。

圧倒的な情報量。関節構造などは組み立てやすく、動かしやすく再設計されている

 このためパーツ数はボリュームのあるものとなる。今回展示で壁一面にランナーパーツが展示されていたが、これでも実際のパーツが飾りきれなかった。まだいくつものランナーパーツがあるとのこと。

 一方で組み立てやすさを考えた部分もある。アクションフィギュア版では5指すべてが可動する手首パーツが用意されていたが、これをプラモデルで組み立てるにはユーザーの負荷が高くなる。プラモデル版はいくつかの手首を選ぶ設計になっている。

プラモデル版の魅力となるボルティングドライバー(左)と、ウィルナイフ(右)。アクションフィギュア版はオプションパーツでの展開だった

 プラモデル版ならではの要素としては、ジェネシックガオガイガーの武器、様々なボルトを発射することができるガジェットツール「ボルティングドライバー」、そして勇気によって強度を無限に高めることができる刃「ウィルナイフ」が付属し、ジェネシックガオガイガーに持たせることができる。アクションフィギュア版はオプションパーツでのみの展開だった。

 そして、今回見ることができなかったが、"色分け"もこだわる部分。各パーツは成型色でしっかり色分けされ、組むことで塗装をせずに設定画に近いカラーリングになるよう各パーツの配置や成型色を調整している。一部のパーツ、例えばガレオンのたてがみなどパーツ分割による色分けが難しい部分に関しては、パーツ状態であらかじめ塗装した部品を同梱する予定。こうすることで完成時のクオリティを上げるとのこと。今後のイベントでは色分けがしている状態を展示できるので楽しみにしていて欲しいという。

ランナーのアップ。商品では成型色で色分けされ、一部は塗装済みとなる

 その上で開発側は「モデラーのこだわりを込めて欲しい」という想いも強く持っている。プラモデルはユーザーの想いでさらに手を加えていける。フロントアーマーのバランスを変えたり、手足を長くしたり、思い切った改造もできる。また墨入れや汚し塗装などに加え、緑色や金色に光らせたり、"覇界王"を思わせる炎の姿もさせることができる。アクションフィギュア版も炎のカラーアレンジ版が発表されたが、商品とは異なる表現も可能だろう。

 現在本商品は価格は未定だが、アクションフィギュア版の49,800円という価格に比べれば、ぐっと抑えた価格にするとのこと。入手しやすく、プラモデルを素体にモデラーが腕を振るえるような商品を目指し開発進行中とのことだ。

展示されていたランナー以上のパーツ数となる。かなりボリュームあるキットだ