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「完全変形ドラえもん」の変形フォームがついに公開!「ドラえもん」登場ロボットを全て紹介する冊子など豪華5大特典にも注目

【完全変形ドラえもん】

受注期間:2022年11月28日~2023年5月31日

2023年6月28日 発売予定

価格:12,903円

 小学館より6月28日に発売される「完全変形ドラえもん」。昨年11月に情報が公開されてから、SNSを中心に大きな話題を呼んだアイテムだ。その予約締め切りが5月31日に迫る中、メディア向けにトランスフォームの模様を初披露するなど、新たな追加情報が公開された。

ドラえもんの50周年をきっかけにタカラトミーと意気投合

 こちらの「完全変形ドラえもん」を担当した小学館 大二児童学習局 ドラえもんルーム 編集長の石関暁氏によると、企画が生まれるきっかけとなったのは、今から3年前の2020年だった。ちょうどドラえもんが50周年を迎えるという記念すべき年であったため、それに合わせてこれまでにないものを作ろうという思いからタカラトミーと意気投合し、企画が動き出している。

ドラえもんルーム 編集長の石関暁氏

 大人の男性や小学校高学年は、ドラえもんのグッズや書籍を購入する層からは外れてしまっている。そうしたターゲットの人たちにも、ドラえもんの面白さを再認識してもらいたいという思いがあった。また、最近は親子で同じゲームや同じおもちゃで遊ぶことが当たり前の時代になってきている。そこで、親子で遊んでもらえるようなおもちゃとして、この「完全変形ドラえもん」が企画されている。

完全変形ドラえもん

 小学館ではドラえもんのコミックスを発売していることから、最終的には作品の魅力を多くの人に知ってもらいたいという思いが常にあった。普段原作のドラえもんに触れていない人たちに、どのように興味を持ってもらうか考えたときに、「おもちゃというフックで接点を持ってもらい、コミックスを手に取ってもらうきっかけにしようと思った」と石関氏は語る。

 今回はそれを実現するために、トランスフォーマーの変形技術を駆使することで、21世紀のテクノロジーが詰まったロボットとしてのドラえもんの魅力を伝え出来るのではないかと考え、こうした商品になっているのだ。

慣れれば30秒でドラえもんからタイムマシンにトランスフォーム可能!

 「完全変形ドラえもん」は、全体としてはロボットとしてのドラえもんを掘り下げたようなセットになっている。この本でしか手に入らない変形ロボットを中心に、ドラえもんルームで作った2冊の小冊子とジオラマとイラストのアートボード、タイムマシンの形態を飾るための特性台座の5大特典が付いたセットとなっている。

 メインでもあるドラえもんのおもちゃに関しては、タカラトミーのトランスフォーマーチームが設計を担当している。こちらは、ひとつもパーツを余すことなく、ドラえもんからタイムマシンに変形させることができるようになっているところが最大の特徴だ。ちなみに、ドラえもんはバックパックのようなものを背負った状態になっているが、こちらは外して単体のフィギュアとしても飾ることもできる。

ドラえもんを単体に切り離したところ
変形前には、背中のパーツを取り付けておく

 石関氏が開発を担当したタカラトミーから聞いた話によると、今回のおもちゃは変形前と変形後の形状がどちらも定まっていたため、変形の機構を考える部分が大変だったそうだ。例えば、トランスフォーマーなど基本的に変形ロボットは、四角いデザインで構成されている場合が多い。だが、ドラえもんの場合は丸で構成されており、それを四角いタイムマシンに変形させる必要があったため、その点で苦労したようだ。

いきなり衝撃的なシーンだが、ドラえもんの後頭部を開いてタイムマシンの操縦席辺りのパーツを取り出していく
ドラえもんの腕の部分は、体の中に折りたたんでしまうことができる
このあたりで、ドラえもんとタイムマシンが混ざったようなスタイルになる

 実際に、石関氏がドラえもんからタイムマシンに変形する様子を取材陣の前で披露。慣れれば30秒ほどで変形することができるそうだが、少しだけパズルを解いているような感じになっており、そうした意味でも遊んでいて楽しいおもちゃとなっている。

ドラえもんが背中に背負っていたパーツを広げて、タイムマシンの土台部分として組み上げていく
だんだんタイムマシンに近い形になってきた
あとはタイムマシンの左右の青いパーツを回転させて、ランプの部分を上げると完成だ
変形しただけでは下側にドラえもんが出てしまう。それを隠すために、「タイムマシン特性台座」が5大特典のひとつとして付属している。

撮り下ろしジオラマと吉岡英嗣氏の描き下ろしイラストを採用したアートボードを同梱

 5大特典のうちのふたつが、2種類のアートボードとなる。こちらはチラシぐらいのサイズの厚紙をコーティングしたもので、裏表でそれぞれ異なる絵柄が採用されている。「撮り下ろしジオラマアートボード」では、ロボットのドラえもんが整備されているような雰囲気の写真が採用されている。火花はCGだが、それ以外の部分はベテランの造形師による手作りのジオラマで再現したものである。

 その反対側に描かれているのが「パッケージイラストアートボード」だ。こちらは、ロボットイラスト界の巨匠である吉岡英嗣氏が、プラモデルのパッケージ絵をイメージした感じで書き下ろしている。残念ながら取材の時点では公開されていなかったが、ドラえもんルームの公式ツイッターアカウント(@100nen_doraemon)で、この週末に公開される予定となっているので、合わせてチェックしておこう。

こちらは「撮り下ろしジオラマアートボード」だ。裏側は「パッケージイラストアートボード」になっている

内容が濃すぎる2冊の小冊子「完全変形ドラえもん完全攻略本」と「ロボット完全牽引ブック」

 変形するドラえもんばかりに注目が集まりがちなのだが、実はそれ以上にすごいのが同梱されているふたつの小冊子だ。「完全変形ドラえもん完全攻略本」は40ページほどのボリュームで、写真が多めのカラフルな小冊子となっている。

変形のさせ方などが掲載されているほか、原作のタイムマシンにまつわるエピソードを過去の記事から貴重なイラストを掘り起こして研究する内容になっている。また、ロボット好きの有名人にも取材を行なっており、そのインタビューが掲載されている。こちらも来週以降ドラえもんルームの公式ツイッターで情報が公開される予定だ。

 もうひとつの「ロボット完全索引ブック」は、漫画「ドラえもん」と「大長編ドラえもん」の全ストーリーから、作中に登場した「ロボット」を探すことができる80ページほどの小冊子となっている。

 小学館から刊行されている、「100年ドラえもん」というシリーズの公式索引巻として「引くえもん」という冊子があるが、こちらはドラえもんの漫画の作中に出てくる、すべてのキャラクターをリストアップしているというものだ。今回は「ロボット完全索引ブック」ということで、作中にチラリとでも登場するロボットをすべて50音順にならべて掲載している。この「ロボット完全索引ブック」に何を載せるか決定するために、ロボットの定義もあらためて決めている。

「100年ドラえもん」シリーズの公式索引巻「引くえもん」
「ロボット完全索引ブック」の制作にあたってあらためて「ロボット」を定義

 例えば、ドラえもんに登場するロボットで、最も多く登場するのは当たり前だがドラえもんだ。このドラえもんに関しては、1項目だけで済ませるのではなく、姿や形が違うものはすべて掲載されている。そのため、ドラえもんだけでも200種類以上選ばれているという。様々なタイプのドラえもんが見られる本はこれまで存在していなかったので、そうした意味でもかなり貴重な資料といえそうだ。

現在制作中の「ロボット完全索引ブック」の中身の一部。この後変更が入る可能性もあるが、イメージとしてはこのような感じで掲載される予定だ

 先ほどロボットの定義を決定したという話題が出てきたが、実はロボットかどうかの線引きは以外と難しい。例えば、「のび太のねじ巻き都市冒険記」には、「生命のねじ」というひみつ道具が出てくる。この道具はねじを巻くとどんな人形でも動き出すというものだが、命を吹き込むことからロボットとは違うという判断を行なっている。

 また、「からだの部品とりかえっこ」では、「人体とりかえ機」でキャラクターの体を入れ替えるというストーリーが描かれている。ドラえもんの体にのび太の頭や、のび太の体にドラえもんの頭が付いているという絵が登場するのだが、こちらは体がのび太で頭がドラえもんの場合は、脳がロボットであるためロボットと判断している。その逆はサイボーグであるという定義しており、今回の「ロボット完全索引ブック」では外されているといった感じだ。

「からだの部品とりかえっこ」ではドラえもんの頭がついている方がロボット。頭がのび太の場合はサイボーグとなる

 ちなみに「引くえもん」では、てんとう虫コミックスの中からキャラクターが選ばれているが、今回は「藤子・F・不二雄大全集」も含まれているなど、てんとう虫コミックスに入っていない作品からもリストアップが行われている。つまり、すべてのドラえもんの話からロボットがピックアップされているのだ。

 変形フィギュアに加えて5大特典も充実しており、全体としてなかなかのボリュームとなっている、こちらの「完全変形ドラえもん」。ドラえもんファンはもちろんのこと、タイムマシンやロボットに興味があるなら、ぜひとも入手しておきたいアイテムといえるだろう。締め切りは5月31日までとあと少し余裕があるが、受注生産で初回6,000個限定となっているので、早めに予約を済ませておくことをオススメする。