ニュース

「トップをねらえ! 鉄魄(MORTAL MIND)ガンバスター」“宇宙船”意識した迫力のアレンジ【#ワンフェス】

「バスターホームラン」など武装類も充実

【ワンダーフェスティバル2023[夏]】

開催期間:7月30日10時~17時

開催場所:幕張メッセ国際展示場1~8ホール

 マイルストンが国内で展開している鉄魄(MORTAL MIND)シリーズは、中国メーカーであるC&A Global Ltd.とCCSTOYSが開発しているメタルフィギュアブランドだ。これまで「マジンガー」、「ゲッターロボ」、「グレンラガン」といったロボットを展開、日本国内でもファンを増やしている。ワンフェス2023[夏]では、マイルストンブースでコーナーを展開、今回はシリーズ最新作の「鉄魄(MORTAL MIND)ガンバスター」にフォーカスしたい。

 ガンバスターはOVA「トップをねらえ!」に登場するメカで、外宇宙より人類の文明を感知し、本能で攻撃してくる「宇宙怪獣」に対抗する兵器。宇宙戦艦である「バスターマシン1号」と「バスターマシン2号」が合体することでガンバスターとなる。

 2機に搭載されている縮退炉は連結し同調させることでサイズを大きく超えたパワーを引き出すことができる。そして2人のパイロットの「努力」と「根性」で無敵の力を発揮できるのだ。「トップをねらえ!」は1988年の作品だが、ガンバスターは今でも根強い人気を誇るロボットである。

会場では「ダブルバスターコレダー」の状態と、「バスターシールド」を纏った状態で展示されていた

 「鉄魄(MORTAL MIND)」シリーズは商品によってアレンジ度合いを変えるが、「鉄魄(MORTAL MIND)ガンバスター」はかなり強めなアレンジが加わる。開発側が意識したのは「宇宙船らしさ」。「宇宙戦艦ヤマト」などの宇宙船イメージを足などに込めているという。

 今回は両手と両足から電極を伸ばし敵を攻撃する「ダブルバスターコレダー」の状態と、マント状の武器「バスターシールド」を構えた2つの状態で展示されていた。フィギュアサイズも大きく大迫力だ。バット状の武器「バスターホームラン」など設定上の武器も多数付属する内容の濃い商品になるとのことだ。

 試作品ではその圧倒的な情報量に驚かされる。特に装甲が開き電極が飛び出るメカ部分の表現は情報密度が濃い。稲妻状のエフェクトパーツも楽しい。そして肩部分や腕の付け根などの関節描写。こちらもデザインが凝っており、可動箇所もかなり多い。装甲が展開することで、ガンバスターの立ち姿のデザインを大きく越える大胆なポーズがとれるように設計されているのがわかる。腹部の分割も多く、スーパーイナズマキックなども可能になるという。

圧倒的な情報量
胴体の分割も細かく、可動範囲は広そうだ
下半身には金属パーツが多用されるという
関節部分の装甲分割や構造にも注目

 デザイン重視のバスターシールドも注目。本体に装着させることで複雑なドレープ(しわ)を表現。本物の布以上にコミック表現的な"マント"をまとった姿を表現している。縁部分がボロボロになっているのも面白い。ガンバスターはディテール表現などでリアルロボット寄りのデザインだが、作中の描かれ方、様々な必殺技でスーパーロボット的な”ケレン味”が強調されている。「鉄魄(MORTAL MIND)ガンバスター」はこの派手でカッコイイ要素もしっかり取り入れられる。

 そして「鉄魄(MORTAL MIND)」シリーズの魅力として「金属パーツの多用」が挙げられる。今回は試作品のため樹脂製だが関節に加え下半身に金属を多く使い質感を向上させるという。シリーズは金属風のメタリック塗装も魅力。「鉄魄(MORTAL MIND)ガンバスター」もメタリック塗装により黒光りするボディになるとのことだ。

複雑なしわが描かれるバスターシールド
足首の自由度や、指の可動関節にも注目
下半身のアップ。可動と緻密なディテール表現が両立している

 昨今中国のトイ・フィギュアメーカーが日本市場に多く参入している。様々なモチーフ、ユニークなアレンジでユーザーの選択肢は大きく広がっていく。鉄魄(MORTAL MIND)シリーズは日本のロボットモチーフで多数展開しており、注目度の高いメーカーである。今後のラインナップも見逃せないところだ。

【シリーズラインナップ】
「鉄魄(MORTAL MIND)サイバスター(精霊憑依Ver.)」発売日、価格未定
「鉄魄(MORTAL MIND)エヴァンゲリオン最終号機」発売日、価格未定
こちらは発表済みのラインナップ