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壁や窓に這わせたレールをボールが転がる「絶壁スライダー」が2024年1月に発売予定【おもちゃ見本市】

日本の住宅事情にもやさしい知育玩具

【クリスマスおもちゃ見本市2023】

会期:9月6日~9月7日

会場:東京都立産業貿易センター台東館 4階~7階

 「クリスマスおもちゃ見本市」のジーピーブースにちょっと面白い知育玩具が出展されていたので紹介したい。2024年1月に発売予定の「絶壁スライダー」がそれだ。ドイツで発売中の「GECKO RUN」を国内向けにしたものだ。

「絶壁スライダー」。2024年1月発売予定。価格は未定

 同社のブースの壁には、レールのようなものが貼り付けられていて、そこに金属のボールを転がして遊ぶいわゆる“スライダートイ”なのだが、その設置場所を壁や窓に設定しているのが大きなポイントだ。

 この手のスライダートイは、ボールを転がすために平らな場所に置いてレールを坂道状に組んでいくために、床にある程度の広さが必要なものも多かったが、この「絶壁スライダー」は、付属の吸盤が張り付けられる滑らかな壁や窓などを遊ぶためのベースとしている。壁面を使うので邪魔になりにくく、さらに高さを利用したコースを作りやすいことを売りとしていて、日本の住宅事情にも向いている。

吸盤といっても一般的な中央がへこんだものとは違い、表面を綺麗にすることで簡単に貼り付いて簡単に剥がせる特殊なものだ
吸盤が張り付く滑らかな壁ならどこでも設置できるのが魅力。オリジナルの商品名にあるGECKO=ヤモリの意味がよくわかる

 付属のレールは上下だけでなく、左右にもある程度曲がるように作られているので、例えば壁の角や窓の枠などをまたいで作れるなど、その設計もよく考えられている。発売予定の拡張セットには、トランポリンやループなど、高さを利用したギミックも用意される予定で、ゴールまでボールを運ぶために工夫してコースを作る楽しみもある。

縦だけでなく、横にも曲がるレール。これにより壁や窓の小さな凹凸を越えて設置もできる
壁でも表面が滑らかなところなら設置できる
シーソーやトランポリンなど、見て楽しめるギミックも用意

 発売は2024年1月を予定していて、レール12本と吸盤27個他のギミックを同梱し簡単なコースが作れる「スターターキット」と、「トランポリン」、「ルーピング」の拡張セット2種をラインナップしている。オリジナルは上記をセットにしたボックスや、新たなギミックも発売されているそうで、それらの国内販売も現在検討中とのことだ。

左から「スターターキット」、「トランポリン」、「ルーピング」の3種類が発売予定
レールの設置方法などが詳しく書かれた説明書も日本語化される予定
こちらは販売検討中の海外版のセット