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MGだからこそできた表現の追求。「MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」の魅力

コア・ファイター機構やサイコフレームを搭載したC装備を再現

【MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka】

12月 詳細発表予定

発売時期・価格:未定

 9月29日(業者招待日)から10月1日まで開催されたイベント「第61回 全日本模型ホビーショー」のBANDAI SPIRITSブースにて「MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」が展示されている。商品詳細は12月に発表を予定している。

 「ナラティブガンダム」は映画「機動戦士ガンダムNT」の主人公、ヨナ・バシュタが登場するモビルスーツ。νガンダムの前にサイコフレーム試験機として開発された経緯を持つ機体となっている。

 HGシリーズでも立体化されてきた「ナラティブガンダム」がデザイナー、カトキハジメ氏がプロデュースするマスターグレード ブランド「MG Ver.Ka[マスターグレード バージョンカトキ]」で立体化される。

「MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」

 今回は企画担当者さんに「MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」の注目ポイントや魅力を聞いてみた。

コア・ファイター、サイコフレームなどMGだからこそできたナラティブガンダム

 イベントで展示されている「MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」は、素体状態といえる「ナラティブガンダム」とサイコフレームを搭載した「ナラティブガンダム C装備」の2種類が公開された。

 展示ではこれまでに発売された「MG 1/100 νガンダム Ver.ka」、「MG 1/100 ユニコーンガンダム Ver.Ka」もあり、それら商品の流れを汲んだ商品であることが伺える。

 「ナラティブガンダム」は試験機らしいシンプルなデザインに、フレームがむき出しになっている状態が再現されている。そして、「ナラティブガンダム C装備」ではピンクのクリアパーツで表現されたサイコフレームが色鮮やかに彩り、ボリューム感ある出で立ちに変化している。

 本商品では「ナラティブガンダム」状態からサイコフレームパーツを追加して「ナラティブガンダム C装備」にしていく、組み換えに近い方式を取っているとのこと。「ナラティブガンダム C装備」の劇中でも急造仕様の装備であり、プラモデルでもその雰囲気が楽しめる。

通常のナラティブガンダム
サイコフレームを装備したナラティブガンダム C装備

 「ナラティブガンダム C装備」のデザインに関しては、「ナラティブガンダム」と「ユニコーンガンダム デストロイモード」の中間になるようにプロポーションやデザインをカトキハジメ氏が手掛けたのこと。

 また、脚部や二の腕の露出したフレームなど「ナラティブガンダム」の試作機ゆえの“未完成感”も演出されている。マスターグレード(MG)ではフレームまで緻密に造形されているため、フレームむき出し状態でも見ごたえのあるものとなっている。

 コア・ファイター部分にも力を入れており、劇中同様のコアブロックシステムが再現され、胴体部分にコア・ファイターが収まる仕様となっている。正面からもコア・ファイターのキャノピー部分が確認できるのも魅力的だ。また、腹部の赤なども基本はコア・ファイターとなっている。

鳥のようなデザインのコア・ファイター
ナラティブガンダムの腹部からキャノピーが確認できる

 設定画から見ると変形し、機体に収めるのが難しい部分も本商品ではその点も解消して、機体に収まるデザインとなっているとのこと。

 可動部分もMGシリーズならではのギミックを搭載。なんと特許を取った個所もあるとのこと。コアブロックシステムにサイコフレームの差し込みなど複雑なギミックを備えつつも、可動部分にも余念がないとのこと。

 そして、注目のポイントはサイコフレームパーツだ。ピンクのクリア成型色で、そこには緻密なディテールが内包されている。「MG 1/100 ユニコーンガンダム Ver.Ka」ではシールドなどの部分がシンプルになっていた部分を、本商品ではディテールが追加されている。

 江戸切子やロックグラスのように透明なパーツの中で厚みを変え、見る角度によってディテールの立体感が増すようにカトキハジメ氏がデザインしたとのこと。

 凹凸の立体感が感じられるパーツだが、表面は平らでツルツル、裏面にはモールドが施されているというもので裏から光を透かすしたディスプレイが非常に見ごたえのある構造となっている。

 特にサイコフレームはνガンダム、ユニコーンガンダムと継承されてきた宇宙世紀シリーズでも印象的なものとなっているので、「サイコフレームをもう一度ちゃんとつくろう!」と企画担当者さんは熱弁した。

シールドのクリアパーツもしっかりモールドが施されている

 サイコフレームを付けていくギミックを含めて、MGだらこそできるギミックを数多く含んでいる「MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」。

 まだまだ公開されていないギミックもあり、12月にその詳細が発表される。どのようなギミックや可動が仕込まれているのか、期待が高まる。