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トイザらス主催の夢のおもちゃコンテスト、グランプリは「ママ・パパ(大人)同級生ダイヤル」に

“両親が同い年になる”アイデアに審査員が感銘。表彰式を開催

【「トイザらス ドリームおもちゃクリエイター2023」表彰式】

10月28日開催

会場:トイザらス・ベビーザらス お台場店

 トイザらスは10月28日、トイザらス・ベビーザらス お台場店にて、「トイザらス ドリームおもちゃクリエイター2023」表彰式を開催した。

 「トイザらス ドリームおもちゃクリエイター2023」は子供たちが思いつくまま自由にアイデアを描いたり、発表することで、子どもたちの想像力を刺激し創造性を育む機会を提供することを目的にしたコンテスト。具体的な玩具としてのアイディアよりも、大人の想像を超えるようなユニークなアイディアが重視される。副賞としてトイザらス・ベビーザらスで玩具を買うことができるプレゼントもあるまさに夢のようなコンテストだ。

 表彰式ではグランプリ、準グランプリを始め、トイザらスのイメージキャラクターから贈られるジェフリー賞、さらに協賛各社から賞も贈られた。本稿ではグランプリ、準グランプリの受賞作と、表彰式の模様をお伝えしたい。

想像の翼を大きく広げた子供達のユニークなアイディア

 「トイザらス ドリームおもちゃクリエイター2023」では6,000を越える応募があったという。子供達は用紙に自由に玩具のアイディアを書いて応募する。一次選考は書類選考だが、2次選考はweb会議システムを使った「オンラインプレゼン大会」となる。

 「オンラインプレゼン大会」では子供達が自分のアイディアをいかに具体的にイメージし、どんな玩具であるかをしっかり説明しなくてはならない。webシステムの準備や見せ方やプレゼンへの流れなどもしっかり取り決めなくてはいけない。親が子供のアイディアに対し、いかに理解をし応援をしているかも問われるのだ。

 そのグランプリを獲得したのはニックネーム・りんりんまるさんの「ママ・パパ(大人)同級生ダイヤル」。時計式のダイヤルがついた機械で、これを大人がつけてダイヤルを回すと設定した年齢になる。「お父さんや、お母さんが同じ年齢の子供になれば一緒に楽しく遊べる」というりんりんまるさんの願いを叶えてくれる玩具だ。

 審査員は「家族の絆」を作る発想に感銘を受けたという。年齢の壁を越えて皆が楽しく過ごせるという願いをしっかりと具体的なアイディアにしたところを評価したとのことだ。

【ママ・パパ(大人)同級生ダイヤル】
ニックネーム・りんりんまるさんの「ママ・パパ(大人)同級生ダイヤル」がグランプリを受賞
腕時計型の機械をつけてダイヤルを回すと、パパ、ママが同い年に変身!
3Dプリンターでアイディアが立体物に

 準グランプリはニックネーム「生き物大好マン」さんの「生き物採集WinWinメガネ」。この眼鏡をかけると生き物の考えていることがわかるようになる。生物採集の際、嫌がる生き物を無理矢理捕まえるのはよくない。「餌が毎日降ってこないかな」、「安全に暮らしたい」といった考えを持っている生き物ならば、お互いが幸せになれるだろう。熱中症対策や、水の中ものぞける機能も装備しているのもポイントだ。

 審査のポイントは「生き物の心を理解したい」という生き物大好マンさんの心。生物採集の際、ちゃんと生物にも幸せになって欲しいという願いが審査員の心を打ったとのことだ。グランプリ・準グランプリは賞だけでなく、3Dプリンターで自分のアイディアが立体物になった模型もプレゼントされた。

【生き物採集WinWinメガネ】
準グランプリはニックネーム「生き物大好マン」さんの「生き物採集WinWinメガネ」
眼鏡をかけると生き物の考えていることがわかるようになる
こちらも3Dプリンターで立体物に

 他にも様々なユニークなアイディアが受賞した。ジェフリー賞、さらに協賛各社から賞は公式の「トイザらス ドリームおもちゃクリエイター2023」を参照して欲しい。

ジェフリー賞や協賛賞の表彰も
協賛の銀座コージーコーナーからケーキも贈られた

 日本トイザらス代表取締役の李孝氏は閉会に際し、「改めて受賞作のアイディアを見させていただくと、大人が考えもしないような想像力のあふれた作品でした。受賞していない作品も驚きと感動を与えてくれて素晴らしかったと思います。『パパママ同級生ダイヤル』なども本当に欲しいなと。トイザらスは『遊びが君を作る』というコンセプトを掲げています。今回のコンテストで子供が自分を知り、未来の可能性を広げていって欲しいと願っています。コンテストは第一には子供のものですが、私たちも忘れてしまった子供の純粋な気持ちに気づかせてくれました。トイザらスは今後も子供達の無限の可能性を広げる一助として、今後もこのような活動を継続します」と挨拶した。

日本トイザらス代表取締役の李孝氏

 イベントの最後はグランプリのりんりんまるさんへの副賞のプレゼント。10分の制限時間で、10万円を上限とした玩具を買い放題というもので、りんりんまるさんがカートを押して店内を走り回り玩具をカートに投入、10万円を超えると没収するかも、というルールでのゲームがスタートした。りんりんまるさんは見事9万7千円という金額でフィニッシュした。

【10万円の玩具プレゼント】
グランプリを受賞したりんりんまるさんへの副賞は、10分の制限時間で、10万円を上限とした玩具を買い放題というプレゼント。見事合計で9万7千円の玩具をゲットした

 玩具のユニークなアイディア、家族で力を合わせてのプレゼン、そして受賞での10万円の玩具買い放題など、どれもが強く記憶に残る経験だったと思う。子供の夢こそ玩具のみならず、様々な産業や職業の原動力となる。トイザらスの活動は応援したいところだ。