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タミヤ、田宮俊作社長が7月1日に退任。後任は田宮信央専務

6月28日発表

 タミヤは6月27日、田宮俊作代表取締役会長兼社長が社長を退任することを明らかにした。新社長に就任するのは田宮俊作氏の孫娘の夫となる田宮信央専務で、田宮俊作氏は、代表権のある会長となる。就任は7月1日付け。「あなたの静岡新聞」を通じて明らかにした。

 田宮俊作氏は1958年に父・田宮義雄氏の田宮商事合資会社に入社。木製模型専業メーカーとして再スタートしていた田宮商事で俊作氏は、木製模型の企画や設計を担当。欧米から「プラスチック」を使った模型が大きな流れとして入ってくる中で、1960年に初のオールプラスチックモデル組立てキットとして「1/800戦艦大和」を発売。1962年にはプラスチック成形部門を独立させ、タミヤプラスチック工業株式会社を設立した。

 1977年5月に株式会社田宮模型代表取締役社長就任、1984年3月に株式会社タミヤ代表取締役社長に就任する。2008年には俊作氏の女婿の田宮昌行専務に社長のバトンを渡し、代表取締役会長に退いたが、田宮昌行氏が2017年5月に病気のため死去、田宮俊作氏が社長を兼務していた。

先日行われた「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」内覧会での田宮俊作氏(左)と田宮信央氏(右)