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3,333個のルービックキューブのモザイクアートも登場! 「ルービック80×50展」
「ツクダオリジナル」のロゴ入り50周年記念商品も展示
2024年8月8日 10:42
- 【ルービック80×50展 ~祝!エルノー・ルービック80才&ルービックキューブ50周年~】
- 開催期間:8月8日~11月15日
- 開館時間:11:00~17:00(最終入館は16:45)
- 休館日:土日祝、8月19日、8月20日、10月23日、11月1日
- 会場:リスト・ハンガリー文化センター
- 入場料:無料
リスト・ハンガリー文化センター東京は、ルービックキューブの生みの親として知られるエルノー・ルービック氏の80歳とルービックキューブの発明50周年を記念したイベント「ルービック80×50展 ~祝!エルノー・ルービック80才&ルービックキューブ50周年~」を、8月8日から11月15日までの期間限定で開催している。本稿ではイベントの内容をレポートしよう。
ルービックキューブの今と昔が学べる!
ルービックキューブ自体は知ってるけど、実はその歴史や誕生経緯についてはまったく知らないという人も意外と多いのではないだろうか? 今回のイベントでは、そうした情報をまとめたパネルが展示されており、ざっくりと概要を把握できるようになっていた。
展示全般としては至ってシンプルで、それほど時間を掛けずにサクッと見られるようになっている。しかし、実は見どころもいくつか用意されているので、そちらも忘れずに見ておいてほしいポイントがあった。その中のひとつが、今年の7月に50周年記念商品第1弾として発売された「ルービックキューブ レトロ」だ。
こちらの商品は、昔懐かしい円柱状のパッケージを再現しており、さらにそちらが傷付かないように、パッケージ自体が二重化した作りになっている商品である。ルービックキューブ自体は単なる当時の商品を再現したものとは異なり、黄色の面がゴールドメタリックカラーになっている。
ここまでなら「なるほどね」というシンプルな感想になりがちだが、実は細かいところにもこだわって再現されている部分がある。それが「ツクダオリジナル」のロゴマークだ。ツクダオリジナルという玩具メーカーはすでに存在しないのだが、ルービックキューブが流行った当時日本で販売していたのが同社であった。リアルタイムで遊んでいた人には、こうした細かい部分も含めて再現されているのはかなり嬉しいポイントといえるだろう。
超合金や工芸品などのコラボ商品も続々登場!
最新のルービックキューブの展示は他にも行われており、そのひとつが同じく50周年を記念したコラボ商品の「超合金 ルービックキューブ」だ。こちらはBANDAI SPIRITSより10月に発売予定の商品で、単純に超合金としてルービックキューブを作りあげているだけではなく、ロボットにも変形することができるようになっている。
もうひとつのコラボ商品として、毎年発売してきているのが「工芸ルービックキューブ」だ。こちらは「時代を超えて受け継がれるべきものに触れ、人が本来持ち備えている感性を呼び覚ます」をコンセプトにした商品で、これまで「九谷焼 五彩」や「金沢箔 金箔」、「高岡銅器 折井発色」とのコラボ商品がリリースされてきている。気になるのは今年の「工芸ルービックキューブ」だが、こちらは今回のイベントでは明らかにされなかったものの、関係者によると秋ぐらいに情報が公開される予定だそうだ。
エルノー・ルービック氏にフォーカスしたコーナーも登場
今回のイベントは、ルービックキューブの50周年に加えて、その海の親であるエルノー・ルービック氏の80才を記念したものだが、エルノー氏自身の人物像やルービックキューブが生まれることになった経緯などが書かれたパネルを設置したコーナーも用意されていた。
また、こちらではエルノー氏が書いた書籍の日本語翻訳版や、1982年にルービックキューブの世界大会が行われたときの記念切手の実物なども展示。さらに、ルービックキューブ以降にエルノー氏が発明した、「マジック・スネーク」や「ルービックマジック」、「ルービック360」、「ルービック・クロック」の実物も展示されていた。
建物の中と外で異なる絵柄が楽しめるモザイクアート
リスト・ハンガリー文化センターとメガハウスがアイデアを出し合い、作りあげたものが館内にかなり目立つ形で展示されていた「ルービックキューブモザイクアート」だ。こちらは3,333個ものルービックキューブを使って作りあげたアート作品である。モザイクアートで80才と50周年を表す数字と、エルノー氏とルービックキューブを表現。建物の外側には、ハンガリーと日本の国旗に加えて、「ルービック」と「80×50」の文字が描かれている。
こちらの「ルービックキューブモザイクアート」は、ちょうど窓枠に収まるように縦18個、横23個のルービックキューブを4列に並べて作られている。建物の内側と外側とでは異なるモザイクアートが描かれているが、実は2列分使って作られているのだ。
しかし、それだけでは18個×23個×4列×2層の3312個にしかならない。そこでちょうどいい数字に調整するために、21個のルービックキューブを使ってハンガリーと日本の国旗を再現したものが、内側に小さく設置されていた。
会場では8月30日までの期間限定で会場内にルービックキューブシリーズが遊べるキッズスペースも用意される。こちらでは、通常のルービックキューブだけではなく、様々な形に変化できる「ルービックスネイクコネクター」や対戦型の「ルービックレースマスタープラス」なども遊べるようになっているので、この機会に家族で遊びに行ってみるのもいいのではないだろうか?