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ミッキーが"ガラット変形"してヒーローロボに!? 「超合金 超変形ミッキーマウス by 大河原邦男」【#魂ネイション2024】

【TAMASHII NATION 2024】

開催期間:11月15日~11月17日

入場時間:10時~20時(最終入場19時30分)

11月17のみ17時 閉場(最終入場16時30分)

イベント会場:
ベルサール秋葉原1F・B1F イベントホール
秋葉原UDX 2F AKIBA_SQUARE
TAMASHII NATIONS STORE TOKYO
入場料:無料

 「TAMASHII NATION 2024」の様々な新商品の中、目を惹いたのが「超合金 超変形ミッキーマウス by 大河原邦男」だ。世界で最も有名なキャラクターと言えるミッキーマウスを世界で最も有名なメカデザイナー・大河原邦男氏が"ロボ"にするという、非常にユニークな商品である。

ミッキーマウスがヒーローロボに。ぱっと見変形するように見えない
2つが並んでいるが、「ミッキーがロボに変形するんだよ」といわれないと2体のキャラクターはつながらないだろう

 元々の企画は「ミッキーマウスと日本の著名なアーティストのコラボレーション」と言うのがスタートだったという。BANDAI SPRITSではミッキーキャラクターが変形合体する「超合体キングロボ ミッキー&フレンズ」がある。これを超えるロボをどう作るか、そこで大河原氏に白羽の矢を立てたという。

 大河原氏は「ヤッターマン」のメカなど動物を面白くメカにする手法も持っている。しかしミッキーをただロボットにするというのは"フィギュア"であって、超合金としての驚きのギミックが欲しい。そこで「変形」という要素はどうだろうと大河原氏に提案したという。

 大河原氏はアニメ「超力ロボ ガラット」で頭が大きく足の短いマスコットロボットが、すらりとしたヒーローロボットに変形するデザインで話題を集めた。このマスコットロボットがヒーローロボに変形するデザインは大河原氏自身「勇者王ガオガイガー」の「マイク・サウンダース13世」などでも採用している。

大河原氏のデザイン。かっこよさの中に、親しみやすさも感じさせる。大河原氏だからこそのバランスだ
顔デザイン。厳めしいマスク姿に、ネズミの耳。額のエンブレムだけでなく、顔の枠もMの意匠がある

 「ガラット」での変形、マスコットロボットがひっくり返ってヒーローロボに変形するそのギミックを一部で採り入れながらも、「超合金 超変形ミッキーマウス by 大河原邦男」は独自の変形をしているようだ。ミッキーの大きな耳が足部分にあるように見える。体部分も大胆にパーツが移動している。会場ではミッキーの姿と変形したロボの姿を並べて展示しているので、「どのように変形しているのか?」と想像するのが楽しいだろう。

 「超合金 超変形ミッキーマウス by 大河原邦男」を見てて楽しくなってしまうのは大河原氏のサービス精神だ。変形したロボの胸には金に輝く大きなMのエンブレム。「ミッキーだから、ここはもちろんMだよ」とのことで決まったデザインだという。顔の枠取り、額部分にもMの意匠がある。ヒーローロボをいくつも手がけた大河原氏ならではのアイディアだろう。

ミッキーのパーツがどのように動いてヒーローロボになるか、会場で是非実物を見て変形システムを想像して欲しい

 カッコイイフェイスに、ネズミの耳がついた頭部、ミッキーのパンツ部分や尻尾部分は後ろに移動するがこれをアイテムとして構えることも可能。かわいらしさとかっこよさを併せ持つ大河原氏ならではのデザイン、そして変形させることそのものが楽しい超合金としての面白さを追求している。

 担当者は「ぜひ会場で試作品を見て、ミッキーがどのように変形してロボになるか見てみてください」と語った。会場で必見のアイテムである。