トイザらス、ポケカ「ロケット団の栄光」の抽選販売に関する当選リストの情報漏えいがあったと発表

　日本トイザらスは、4月18日から20日にかけて行なった「ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット 拡張パック ロケット団の栄光」の抽選販売における、一部店舗で当選リストの一部が不正に取得および不正に利用されていたことを発表した。

　今回問題になった内容は、抽選販売の当選者が受け取りに行った際、既に対象商品の受け取りが行なわれているという事態が複数確認されたというもの。

　本件について同社は社内を調査したところ、当選者情報の不正取得・不正利用があったことを確認。該当する店舗は、福島店、いわき店和歌山店、泉北ニュータウン店、松原天美店、貝塚店の6店舗で、計17件の被害が確認された。その内の2店舗にて、店内カメラを確認したところ、当選者リストが不正の目的を持った者に無断で撮影記録され、不正取得者が当選者に成りすまして購入した可能性があることが発覚した。

　同社は、今回の件を同社の管理する個人データの漏えい問題と認識し、抽選販売時の当選者情報の安全管理体制不備を深刻に受け止め、再発防止に努めるとしている。

　なお次回以降の抽選販売から、当選者情報の管理体制の強化・徹底を図るとともに、当選者への商品引き換え時にはスターカード（ポイントカード）の提示に合わせ、顔写真付き公的身分証明書の提出を以って本人確認を実施するなど、商品引き換え時の確認体制を強化すると伝えている。

　なお今回不正取得された可能性がある情報は、当選者リストに記載のあった「当選番号」「ポイント会員番号」「当選者名（苗字のみ）」となっており、スターカードに登録されているその他の個人情報については不正にアクセスされたものではないことが確認された。

　本件に対して同社は、「このたびは、抽選販売時の弊社体制の不備により、お客様に多大なご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます。今後、皆様に公平・公正に商品をお届けできるよう努めてまいりますので、引き続きご愛顧のほどをよろしくお願いいたします」と伝えている。