トイガンを持つと様々な国の兵士になったような気持ちになる。それだけでなく、プラモデルでも様々な国や時代で変わる装備を精密に再現しており、ホビーをきっかけにユーザーは様々な時代や国、組織、装備などに詳しくなる。
Vショーでは“ミリタリー用品愛好家達のコレクション売買”が目玉だ。ミリタリーと一言で言っても、現用の各国の軍隊の警察の装備だけでなく、過去の軍隊などで使用されていた道具、軍や警察のワッペン、レーション、などなど非常に多彩で、それらを扱う販売者もとても個性的で面白い。軍の装備品も海外で買い付けを行ったものから放出品、レプリカなど様々だ。
旧日本軍や、ベトナム戦争時代のアメリカ、現在のフランスの警察など様々な国や時代の知識を深めるアイテムに、Vショーでは出会えるのだ。しかも博物館の展示品のような貴重な品物を見るだけでなく、購入することができるのである。本稿ではVショーの個性的な商品を写真とともに紹介したい。
上野アメ横の有名なミリタリーショップ「中野商店」。アメリカ、ヨーロッパのミリタリー ファッションや用品を販売していた 実際に軍で使用されているものから、レプリカまで様々なものが並ぶ 普通の服のように軍服がずらっと並べて売られているのが面白い フランスの警察関連のワッペンなどを販売していた「Depot Luteace」 紋章風、白バイが描かれているものなど、種類が色々ある 「弾屋弾吉」はその名の通りカートリッジを多く並べていた。弾薬が並んでいるのはちょっとぎょっとするが、もちろん安全なものだ よく見ると大砲の砲弾などもある。"弾"にこだわっているのが楽しい 「宮崎商店」は無可動実銃を販売する「シカゴレジメンタルス」の社長個人商店として今回はトイガンと関連商品を販売。無可動実銃の買い付けや販売時に、「こちらも引き取ってほしい」とお願いされることも多いとのこと 様々なトイガンが並んでいる。無可動実銃を買うユーザーは、トイガンも大好きなのがわかる 「シカゴレジメンタルス」によるマンガ家・松本零士氏の旧蔵品の古式銃展示 西部開拓時代、100年を超える年月を超えた古式銃がずらり 状態は非常にいいが、グリップに傷があるなど、銃が松本氏の手に渡るまでの物語を感じさせるものも 本物だけが持つ質感。モデルガンの加工に参考になるかも? 特にグリップの形が面白い。銃の進化も感じさせられる Vショーを主催する「サムズミリタリ屋」。実物やレプリカ、グッズなど様々な商品を扱う レーション(携帯食料)はベトナム戦で使われたものを再現しているという こちらも様々なミリタリーグッズを取り扱う「CHARLIE」 米陸軍のグッズを専門的に扱う「THE PENTAGON」 特にこのストラップはここでしか手に入らない非常に貴重なものとのこと 戦前の日本に関する商品を販売する「八郎」。当時ものならではの双六のインパクトがすごい 軍装品が多い他店舗に比べ、茶碗が売っていたり独特の雰囲気 空軍関連のアイテムを扱う「FLYING FORTRESS」 フランス、オーストラリア、エストニア、カナダ……。各国のメニューが気になる