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一般日の大きな目玉、「シルバニアファミリー」展示ジオラマの魅力を紹介!【#東京おもちゃショー】

【東京おもちゃショー2025】
開催期間
ビジネスデー:8月28日、29日
パブリックデー:8月30日、31日
会場:東京ビッグサイト 東京都江東区有明3-11-1
入場料
高校生以上:2,000円
中学生以下:無料

 東京おもちゃショーでは流通関係者やメディア向けの「業者日」と、子供達が訪れ、物販なども行われる「一般日」では会場の展示が大きく異なる。一般日は来場者が最新玩具に触れることができる上、楽しいアトラクションやステージイベントも行われる。

 エポック社のブースでもステージイベントや、会場で記念写真が撮れるスポットなどが設置される。その中で大きな目玉である「ジオラマ」は、「シルバニアファミリー」の9月に発売される新商品をいち早く見ることができるだけでなく、他の商品と組み合わせ、凝った土台の上に設置、華やかで楽しい世界を演出する。

 今回、東京おもちゃショー2025ではエポック社の「シルバニアファミリー」では9月13日発売の「きらめく水辺の赤い屋根のお家」と、「妖精の森と魔法のお城」を中心としたジオラマに加え、「遊園地」をモチーフとした合計3つのジオラマを業者日から展示していた。一般日では来場者はこのジオラマに持ち寄った自分の人形を置いて写真が撮れる。スタッフが想いを込めて作った豪華なジオラマに、自分の人形を置いて、その世界をたっぷりと楽しむことができるのだ。

会場では3つのジオラマを展示。この展示は一般日の大きな目玉になる

 そこで本稿では一般日に先駆け3つのジオラマの魅力を紹介したい。ぜひ会場を訪れ、自分の人形を置いてジオラマを楽しむ"予行演習"をして欲しい。なお新製品の情報やエポック社が「シルバニアファミリー」に込めた想いなどは弊誌では事前に取り上げているので、合わせて読んで欲しい。

3つの「赤い屋根のお家」が集まる、家庭的な雰囲気が楽しいジオラマ

 1つめは最新商品である「きらめく水辺の赤い屋根のお家」を中心としたジオラマ。"赤い屋根のお家"はドールハウス玩具である「シルバニアファミリー」の根幹をなす商品シリーズで、赤い屋根を配置し、中にはいくつかの部屋があり、家具を置くことができる。家具に加え、テーブルに載っているティーセット、ゆりかご式の赤ちゃんのベッドなど、リアリティと、どこか懐かしさを感じさせる雰囲気は、「シルバニアファミリー」の世界をしっかり感じることができる。

 「きらめく水辺の赤い屋根のお家」はこれまでのシリーズと比べちょっと豪華な雰囲気で、一部にレンガ造りの部分もあり、お城のようなデザインも取り入れられている。家の裏にその名の通り小川が流れており、ボート遊びや釣りができる。ジオラマではさらに豪華な川を追加、蒸気式ボートが走っている。バルコニーには凝ったデザインの手すりがあったり、外には厳めしいランプがあったりと凝ったデザインが楽しい。

「きらめく水辺の赤い屋根のお家」を中心としたジオラマ。動物の家族達の生活風景を見ることができる「シルバニアファミリー」のベーシックな遊びを提示したジオラマだ
「きらめく水辺の赤い屋根のお家」はお城のような雰囲気もある、かなり豪華な家
ジオラマにはさらに大きな川を追加、蒸気ボートが浮かぶ
手すりや、バルコニーもお城風だ
優雅な感じだ

 「シルバニアファミリー」の建物の面白さは、外側と内側で景色ががらりと変わるところ。子供部屋の二段ベッドや、赤ちゃんが遊ぶ遊具、テーブルに並ぶ料理など生活感がぐっと強まる。このジオラマでは豪華な「赤い屋根の大きなお家」とシリーズ入門用の「はじめてのシルバニアファミリー」の小さな家の3つが配置されており、それぞれの家の家具にも違いがある。

 なにより、この中で"暮らしている"雰囲気がいいのだ。赤ちゃんを見ながら洗濯をしているお母さんがいたり、優雅なお茶を楽しんでいる人がいたり、楽しく遊ぶ子供達がいたりと人形や家具にドラマが詰め込まれている。橋の上や、バルコニーなどには意図的に隙間が設けられていて、ここに自分の人形を置いて、ドラマを想像するのが楽しい。

家具を置き人形を配置すると、彼らの生活を垣間見ているような雰囲気に。結構密度が濃く、生活感がしっかり感じられる
料理が豪華だったり、よそ行きの服を着ていたり、物語を想像してしまう
家具や小物のこだわりをチェックするのも楽しい

赤ちゃんだけがいける幻想的な妖精の森のジオラマ

 2つめは「妖精の森と魔法のお城」を中心としたジオラマ。「シルバニアファミリー」の最新展開の世界で、シルバニア村のどこかにある、赤ちゃんしか行くことができない妖精の森を舞台としたシリーズ「フェアリーシリーズ」の最新商品だ。しゃべる木や大きな三日月など絵本の中のような幻想的な世界。羽の生えた妖精も飛んでいる。

 「妖精さんのおとぎの塔」、「妖精さんのきのこのお家」といったこれまで発売された「フェアリーシリーズ」もセットにしていて、他のジオラマにはない雰囲気がある。全体的には滑り台や、透明な階段など赤ちゃん達が歩き回って楽しむ不思議な世界といったデザインだ。「妖精さんのきのこのお家」には大皿になみなみと入ったシチューがあったり、おとぎ話の1シーンのような要素も盛り込まれている。

こちらは「妖精の森と魔法のお城」を中心としたジオラマ
しゃべる木など幻想的な雰囲気だ
月には集光ギミックがあり、星が輝いて見える

 周りには大きな木があったり、綺麗な花畑があったりと、こちらは商品ではないのだが、ジオラマとしてのオブジェクトが凝っているのも特徴で、深い森の中の秘密の場所という雰囲気を濃くしている。

 ちょっと面白かったのが、「妖精の森と魔法のお城」の部屋の1つ。このシリーズは建物の内装部分が少ないが、この部屋には内部にまでツタが絡まっているのだが、華がそのままランプになっていたり、大きな葉っぱのテーブルなど、家具デザインの方向性も大きく違う。今後の展開も楽しみな要素が垣間見えるところにも注目して欲しい。

「妖精さんのおとぎの塔」、「妖精さんのきのこのお家」も配置されている
羽の生えた妖精
キノコの家の前には大鍋のシチューが
木や花畑など、ジオラマの要素にも注目
部屋の描写は少なめだが、家具も幻想的だ

様々な乗り物アトラクションが楽しい「ゆうえんち」ジオラマ

 3つめは「お城のゆめいろゆうえんち」など、遊園地をモチーフとしたシリーズ商品を集めたジオラマ。乗り物やアトラクションで楽しむ「シルバニアファミリー」の住人達がとてもかわいらしい。乗り物にちょこんと配置された人形が楽しく笑っているような感じに見えるのが面白い。いろいろな乗り物があり、「こんな遊園地に行ってみたい」と思わせるシリーズだ。

 「ゆめいろマーメイドキャッスル」は海の中がモチーフ、「お空のゆめいろフェアリーキャッスル」は雲と噴水が盛り込まれているなど、現実の遊園地より子供が夢見た世界のような幻想的な要素が取り入れられており、「妖精の森」のちょっと落ち着いた雰囲気とは対をなす華やかな雰囲気が特徴。こちらに自分の人形を置くと遊園地ではしゃいでいる感じが出るかもしれない。乗り物などは赤ちゃん人形が収まるサイズなので、子供がアトラクションを遊んでいるのを見る親目線になってしまうかもしれない。

こちらは華やかな「ゆうえんち」シリーズのジオラマ
アトラクションも凝っている
ファンタジックな雰囲気は、妖精の森へとつながっていく
こちらは「ゆめみるプリンセスのマーメイドショップ」。様々な商品が組み合わさっている
自分の人形を置くことで、ジオラマの楽しさはさらに広がる

 エポック社のブースは「シルバニアファミリー」のキャラクターが登場するショーなど、毎年華やかだ。子供はもちろん、「シルバニアファミリー」で遊ぶすべての人が楽しい空間であり、特にジオラマは普通の遊び方では体験できないような豪華で凝ったレイアウト、世界観を楽しむことができる。自分の人形を持って、この夢のような世界に立たせてあげて欲しい。