レビュー

「1/144 RX-78F00 ガンダム&ガンダムドック」レビュー

動く実物大ガンダムを1/144で再現したガンプラのスケールを超えた存在感を体験!

【1/144 RX-78-F00 ガンダム&ガンダムドック】

開発・発売元:
BANDAI SPIRITS
発売日:
2020年12月
価格:
2,750円(税込)
ジャンル:
プラモデル
サイズ:
全高約125mm、1/144スケール

 2020年12月19日……この日をファンが、日本が、いや世界が待ち焦がれたといっても過言ではないでしょう。18mの実物大ガンダムを動かすプロジェクト「ガンダムファクトリー横浜」がついにオープンすることになりました。思えば、本来は2020年10月にオープンの予定で、同7月・8月に見学会も予定されていましたがこのコロナ禍で延期が発表。ヤキモキされた方も多かったのではないでしょうか。もちろん筆者もそのなかの一人です。

【18mのガンダムがついに動く! 「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」】

 そしてこのガンダムファクトリー横浜においても、関連グッズとなるガンプラが現時点では2種類、「1/100 RX-78F00 ガンダム」と、今回レビューさせていただいた「1/144 RX-78F00 ガンダム&ガンダムドック」が展開されることになっています。この2種は”先行販売”の形でプレミアムバンダイで受注されることになりました。

 この2点はガンダムファクトリー横浜の会場でももちろん販売されることになっていますが、正式オープン前に先行販売分の「1/144 RX-78F00 ガンダム&ガンダムドック」を組み上げてみることで現地でのリアルな体感の前に機体のディテールと可動性能を予習・考察してみたいと思います。

 組み上げられたキットのそのたたずまい……1/144スケールにも関わらずガンダムを格納するG-DOCKがあることで、その存在感にドキッとさせられました。そのたたずまいからインスピレーションを得て、とある情熱が沸き上がってきました。ちょっと面白い映像を作ってみましたのでぜひ最後までご覧いただければと思います。

【スケール感を超えたリアルなたたずまい】
今にも動き出しそうなRX-78F00ガンダムとG-DOCK

まずはパッケージとその内容を確認してみましょう

 縦型のパッケージには大きくG-DOCKを背にしたRX-78F00ガンダムがデザインされていて現地でもこう見えるんじゃないかと想像させてくれます。レビュー時点で発表されている映像や画像からはこのパッケージのように脚を開いたポーズ(いわゆるS字立ち)はまだ見られていないので股関節と足首の構造がどうなっているのかを現地で観察するのが楽しみになります。

【パッケージ】
RX-78F00ガンダムの雄姿

 キットの構成を見ていきます。1/144スケールということもありパーツは少なめでHGシリーズ準拠のような構成です。オーソドックスなパーツ割りのようですから「RX-78-2 ガンダム」、というかガンプラを作り慣れた方ならそう難しくはないと思われますし、現地で実物を見られてこのキットを購入されたような方にもこれぞ”スタンダードなガンプラ”としてオススメできる内容です。

【ランナー:ガンダム本体】
RX-78F00ガンダム本体は3枚のランナーでできています。標準的な内容ですね
【ランナー:G-CARRIER&G-DOCK】
G-CARRIER(ガンダムが乗る台車)とG-DOCK(ガンダムの格納庫)も、とても簡単な構造になっています。ランナーなのか骨組みなのかわかりにくい感じもしますが、慎重に見極めて切り出して組んでいけばすぐに完成します
【組立説明書他】
今回のガンダム本体にはポリキャップが使われています。G-CARRIERとG-DOCK用にシールが多めに付いています。成形品は11枚と多そうですが前述の通り構造はとても簡単です