レビュー

アクションフィギュア「超合金×GUNDAM FACTORY YOKOHAMA RX-78F00 GUNDAM」レビュー

その重量感はまさにホンモノ……横浜の動くガンダムがそのまま手の中に収まる感動!

「超合金×GUNDAM FACTORY YOKOHAMA RX-78F00 GUNDAM」

開発・発売元:
BANDAI SPIRITS
発売日:
12月19日(会場限定販売)
価格:
22,000円(税込)
ジャンル:アクションフィギュア

全高:
約187mm
電池:
LR41電池3個

 2020年12月19日、ついに公開スタートとなった「ガンダムファクトリー横浜」。動くガンダムはもちろん最重要コンテンツなわけですが、現地では関連ガンプラやフィギュアやグッズなども多数販売されております。先日は「1/144 RX-78F00 ガンダム&ガンダムドック」をレビューさせていただきまして、ガンダムドックと合わさることでスケールを超えた感動を味わうことができました。

 筆者としてはガンプラは毎度おなじみのイベントグッズではあるのですが、今回現地で「超合金×GUNDAM FACTORY YOKOHAMA RX-78F00 GUNDAM」が発売されるとの事前情報が出ていました。ここ最近の”超合金”シリーズのいくつかを見る機会があり、その完成度の高さに”ほぉぉぉぉ……”といつも感心するばかりでしたがガンダムファクトリー横浜のF00ガンダムがそのブランドで発売されるとなればもう期待しかありませんでした。現地でも実機のF00ガンダムはさておき、まずは物販ブースである「ガンダムベース横浜サテライト」に行き、早速購入してまいりました。実際”超合金”ブランドに触れるのはマクロス・バルキリー系の”DX超合金”シリーズを除けば実に数十年ぶりとなる気がします。

 今回は実機が実在するF00ガンダムですが、超合金というフォーマットでどういう内容になったのでしょうか。むかーし子供時代の筆者の手にずっしりの重量感で憧れの存在だった超合金。今回も手に取った時の雰囲気が楽しみでしょうがありません。早速開封していきましょう。

まずはパッケージから確認! “超合金”を手にするワクワクを感じる!

【超合金F00ガンダム:パッケージ】
現地で購入すると専用のかっこいい袋に入れてもらえます。袋から出すと横浜の風景を背に動き出したF00ガンダムが描かれた迫力のパッケージが現われます

 パッケージを開封すると、上下2段になったブリスターパックと発泡スチロールの収納箱と取扱説明書が出てきます。そう、超合金といえば発泡スチロールの収納箱ですよね!これにワクワクしたものですが今回もやっぱりワクワクが止まりません。

【超合金F00ガンダム:パッケージ】
ブリスターパックにはスタンドやハンドパーツ、装備類が整然と並べられています

 スタンドから組み立ててみましょう。ベースは表面がツルツルしていますので傷がつかないようにしたいですね。向かって右の仕様リストを見て驚きました。ガンダムファクトリー横浜のガンダムって全高17.8mなんですね。アニメーション設定では全高18mですから若干ではありますが小さい設定のようです。中央にガンダム用スタンド、左右に装備やオプションなどのスタンドを構えます。

【超合金F00ガンダム:スタンド】
ガンダム用スタンドは太く、伸縮や傾斜も可能でストッパーもありますからへたってお辞儀をすることもなさそうです

 ハンドパーツが豊富です。ビームライフル・ハイパーバズーカ・ビームサーベルそれぞれに専用ハンド、開いた手がそれぞれ左右、イチバン用と、なんとピース用が付属しています。ガンダムファクトリー横浜のドキュメント映像を見ていると富野由悠季監督が重量などの問題から指を開いたピースができないことに落胆するという場面がありましたがこの「超合金×GUNDAM FACTORY YOKOHAMA RX-78F00 GUNDAM」ではそれを再現するためのハンドパーツが付いています。これはうれしいですね。

【超合金F00ガンダム:ハンドパーツ】
現実にガンダムのピースサインは見てみたかったですね
【超合金F00ガンダム:装備類】
細かなマーキングもされていてかっこいいですね

 いよいよガンダム本体を開封していきます。この発泡スチロールから取り出す時が一番ワクワクしますよね。上面の段ボールシートを排除すると保護シートに包まれて抑えの段ボール(これも伝統ですね)で保護されたガンダム本体が見えてきます。抑えを外して保護シートを開いていくと横浜の”動くガンダム”ことF00ガンダムの姿が!そして発泡スチロールから取り出すとあの頃と同じ感覚……ずしりとくる重量感とダイキャスト合金のひんやり感が手のひらから伝わってきました。”超合金”といえばこの感触ですよね。筆者は十数年ぶりの感覚に懐かしさと嬉しさがこみ上げてきました。

【超合金F00ガンダム:F00ガンダム本体】
実機同様フルカラー、印刷でのマーキングなど現在の技術で作られた”超合金”はとてつもないディテールですね。これをプラモデルで再現するのはなかなか大変だと思います

横浜の”動くガンダム”そのままの造形が手の中に!

 まずは全体から見ていきます。ぱっと見はもう、横浜の”動くガンダム”そのままですね。若干大きくデザインされた頭部や短めのビームサーベルも特徴的ですし、彩色が濃い目な感覚もありますが実機も天候で色が違って見えるのでそれはさておくとして、ディテールやメカニカル感、細かい塗り分けと印刷でのマーキングはとても素晴らしい完成度です。

【超合金F00ガンダム:F00ガンダム本体】
ボディ部のひんやりとした感触、関節部のダイキャストパーツの質感と重厚感がすばらしいですね
【超合金F00ガンダム:F00ガンダム本体】
頭身バランス、各部のディテールはまぎれもない横浜の”動くガンダム”そのもの!足首以下の可動性能から接地性も高い印象です