レビュー
ガンプラ「SDW HEROES ベンジャミンV2ガンダム/エドワードセカンドV」レビュー
2021年5月28日 00:00
付属パーツの組み合わせで様々なシーンを再現!ディテールからわかる元機体の意匠をチェック
V2ガンダムの意匠が上半身各所に見られる「ベンジャミン」
「SDW HEROES」シリーズに共通した魅力だが、本体以外にも武器などのパーツがいくつか用意されており、それらを利用して様々なシーンを再現することができる。まずは、「SDW HEROES ベンジャミンV2ガンダム」のほうからご紹介していこう。
ベンジャミンV2ガンダムのユニークなポイントは、その武装類。腰には鞘付きサーベル、肩には小型ナイフ、フリントロック・ピストル状の二丁拳銃、と海賊らしい装備を満載している。サーベルと二丁拳銃は手に持たせることができ、可動ポイントが豊富なのでポージングもキマる。
ベンジャミンV2ガンダムは、背面に羽のようなパーツが取り付けられている。こちらはモチーフとなったV2ガンダムの「光の翼」で知られるミノフスキー・ドライブを表現したもの。可動式になっており展開が可能だ。あまり目立たないが、こうした細かいところもしっかり動かせるようになっているのは嬉しい。ほかにも、頭部のアンテナ形状、胸部、肩部のシルエットとカラーリングはV2ガンダムらしいデザインとなっている。
ベンジャミンV2ガンダムの最大のポイントは、頭部と腕にパーツをはめ込むことで必殺技が再現できるところだ。ブルーのクリアパーツで作られたフックは、かなりのインパクトである。
「エドワード」は小説版のセカンドVがモチーフ。細部の比較も楽しめるSDアレンジ
続いて「SDW HEROES エドワードセカンドV」をご紹介していこう。まず付属の武器として目立つのが大型サーベルだ。ベンジャミンV2ガンダムのものよりも一回り以上大型化している。角度付きの握り手が付属しているため、アクションシーンの表情付けができる。サーベルは、腰にマウントすることも可能だ。
必殺技の再現として、頭部のパーツを外して仮面パーツの望遠鏡を取り付けることができる。また、肩のあたりに大型キャノン砲を取り付けられるようになっているのだが、こちらは正面または上向きを切り替えて設置が可能だ。
モチーフは小説版「機動戦士Vガンダム」に登場するセカンドV。TVアニメ版のV2ガンダムとは違い上半身のハンガーと下半身のブーツはVガンダムのものと同じ。エドワードセカンドVでも胸部と頭部のデザインにはVガンダムらしい要素が色濃く出ており、肩部の大型キャノンはセカンドVの武装「メガビーム・キャノン」を彷彿とさせる。背中にはミノフスキー・ドライブを元にした翼状の造形がある。
「SDW HEROES」シリーズは、同じくBANDAI SPIRITSから発売されている「バンダイプラモデルアクションベース5」とも互換性があり、アームを取り付けてディスプレイすることができる。ということで、そちらと「カスタマイズシーンベース(砂漠Ver.)」を用意して、一緒に撮影してみることにした。いずれも純正品ということで、やはり相性がいいようだ。
SDガンダムのガンプラは今回が初めての体験だったのだが、作っている最中も、また完成した後もプレイフィールが高く非常に楽しむことができた。同じ「SDガンダムワールド ヒーローズ」からは、すでに「悟空インパルスガンダム」、「信長ガンダムエピオン」、「サージェントヴェルデバスターガンダム」が発売されているが、今後も続々と発売される予定となっている。
SDガンダムが大好きで、お気軽にプラモデルも楽しみたいという人や、ちょっとしたフィギュアのようなホビーが欲しいと思っているならば、間違いなくオススメすることができるシリーズである。
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