レビュー
ガンプラ「SDW HEROES ベンジャミンV2ガンダム/エドワードセカンドV」レビュー
海賊風のSDアレンジでよくわかるV2とセカンドVの違いに注目
2021年5月28日 00:00
- 【SDW HEROES ベンジャミンV2ガンダム/エドワードセカンドV】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 価格:[ベンジャミンV2ガンダム] 770円(税込)
- [エドワードセカンドV] 660円(税込)
- 発売日:2021年5月29日
- サイズ:[ベンジャミンV2ガンダム] 全高約9.5cm
- [エドワードセカンドV] 全高約9cm
BANDAI SPIRITSより、2021年5月29日に発売されるガンプラの新商品「SDW HEROES ベンジャミンV2ガンダム」と「SDW HEROES エドワードセカンドV」。こちらは、今年の4月から全世界同時展開中のTVアニメ「SDガンダムワールド ヒーローズ」(SDW HEROES)から、ベンジャミン海賊団の船長であるベンジャミンV2ガンダムと、副船長のエドワードセカンドVをプラモデルとして立体化したものだ。
発売に先んじて、今回は「SDW HEROES ベンジャミンV2ガンダム」と「SDW HEROES エドワードセカンドV」2体の素組みレビューをお届けする。
組みごたえは十分!低価格プラモとは思えないレベルのパーツ数
プラモデルに限った話ではないが、昔と比べてホビーアイテムの値段はどんどん高価格化している傾向にあると思う。そうした中で、今回発売される2体はひとつあたり660円とかなりリーズナブルなお値段となっている。そのため、当初はライトなプラモデルをイメージしたのだが、実際に届いた商品を見て驚いたのは、そのランナーの数だった。
普段プラモデルを作り慣れていない人が見るとびびってしまうレベルだが、実際に組んでみるとそこまで複雑ではないことがわかる。対象年齢が8歳以上に設定されていることからわかるように、それこそアニメの対象年齢である小学生から大人まで楽しみながら組んでいくことができるといった印象であった。
ランナーからパーツを切り離すのにニッパーを用意したのだが、それぞれのパーツは比較的簡単に取ることができる。特別な道具を用意しなくても問題ないかもしれない。このあたりにも、進化したプラモ成型技術の素晴らしさが実感できる部分だ。
マニュアルには、頭部、ボディ、左右の腕と脚といった感じで、パーツに分かれて組み立て手順が書かれている。最終的に、それらを合体させて完成するという流れだ。基本的にどの部位から作っても問題ないのだが、やはり人形は顔が命ということもあり、頭部から組み立てていくことにした。最初は自分が何を作っているのかよくわかっていなかったのだが、わずか数ステップであっという間に頭部は完成した。
組み立て自体で迷うポイントはほぼなく、割とスムーズに組み立てられる。しかし、実はそれよりも苦労したところが付属のシールを貼るところだ。目の部分などは比較的貼りやすいほうなのだが、中には複雑な形状で凹凸があるところに貼らなければいけないところもある。これらを綺麗に貼るのは、思っていた以上に苦労した。
貼ったシールがずれてしまい張り直そうとしたときに、誤って一部が切れてしまったところもある。そのため、シールを貼るときは細心の注意を払いながら作業をしていくといいだろう。ちなみに、すべてのシールを貼ることで、十分な(orある程度の)色分け再現はされているが、武器など色が塗られていないところも出てくる。塗装に自信がある人は、しっかりと塗って綺麗に仕上げるというのもアリかもしれない。
各部位が完成したら、それらを合体させることでいよいよ完成だ。このあと、細かい装飾品なども取り付けていくことになる。
ちなみに今回は、形状がやや複雑な「SDW HEROES エドワードセカンドV」から組んでいったのだが、1時間35分ほどで作ることができた。ひとつ組むと、だいたいの流れやポイントが掴めてくる。そうしたこともあり、2体目に作った「SDW HEROES ベンジャミンV2ガンダム」のほうは1時間5分ほどで完成させることができた。
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