レビュー

「ROBOT魂<SIDE MS> ゴーストガンダム」レビュー

ケレン味たっぷりの「ゴーストガンダム」のアクション

「ゴーストガンダム」は武装がシンプルな分、白兵戦のアクションが実に映える。「ヒートナイフ」でのスピード感あるアクションや「クジャク」を使った派手なディスプレイが楽しめる。

 別売りのディスプレイスタンド「魂STAGE ACT.5 forMechanics クリア」で宇宙での戦闘を想定したディスプレイもできる。黒い背景では、より銀色の装甲もばっちり映える。

ディスプレイスタンドとともに、「ヒートナイフ」での高速戦闘でメリハリのあるポージングができる
広い可動で片膝立ちも可能
大型の「クジャク」を片腕で振るう姿もできる
両手で構えた姿もディスプレできる
大きく振りかぶった迫力ある構図
スマッシャーモードの「クジャク」はダイナミックなポーズも
破損フェイスパーツで違った印象に

 次に「ファムトムライト」展開時のアクション。エフェクトパーツをすべて差し替えた状態では、ダイナミックな見た目となる。一方で、腕部から展開されるエフェクトが肩部に干渉してしまうところもある。

「フレイム・ソード」の展開でより攻撃的なポーズを取ることができる
エフェクトを展開した状態でも、「クジャク」を担ぐようなポーズも可能
エフェクトパーツも様々な展開ができ、腰部スラスターの「フレイム・ライフル」も躍動感あるものに
強制二段放熱モードで表情も力強い印象に
「クジャク」のビーム展開と合わせると迫力満点
破損フェイスパーツでの強制二段放熱モードでも「ゴーストガンダム」独特の迫力が宿っている

 次は惑星間巡航形態「蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)」について紹介していく。

「クジャク」を携行した状態も再現できる「蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)」

 「蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)」への変形は一部パーツの取り外しによって再現でできる。その構造も「ROBOT魂 <SIDE MS> ファントムガンダム」と同様で、胴体を縦に割った変形機構が再現されている。

 そして、本商品では「クジャク」をアタッチメントを接続することで携行することができる。またディスプレイ用の専用パーツも付属し、飛行するアクションも再現できる。

【「蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)」へ変形】
リア・スカートの一部を取り外す
フロント・スカートを取り外して、ロックを外す
頭部とバックパックを移動させる
股間パーツを分離させる。大きく盾に分割され、頭部があった個所に肩部が収まる形となる
肩の付け根部分の突起に補助パーツを装着して固定する
バックパックパーツを180度反転させる
バックの位置を固定する
腕部を背面に回し、装甲を展開
脚部はつま先と腰部スラスターの角度を調整
正面の赤い部分を展開し、フロント・スカートの角度を調整して取り付ける
リア・スカートの角度を調整

 ここまでは「ROBOT魂 <SIDE MS> ファントムガンダム」と同様の変形手順となっている。比較すると、「ファントムガンダム」は色合いもあって昆虫らしい印象だが、「ゴーストガンダム」は鳥のような印象となっている。

「ROBOT魂 <SIDE MS> ファントムガンダム」の「蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)」形態

 ここから、「クジャク」の取り付けとなる。取り付けはバックパックに設けられた接続口とアタッチメントによって固定を補強する。そのため「ROBOT魂 <SIDE MS> ファントムガンダム」の「蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)」では「クジャク」を取り付けることはできない。

【「クジャク」の取り付け】
バックパックの一部パーツを取り外す
取り外した部分にアタッチメントを取り付け、「クジャク」を装着
「クジャク」を覆うようにしてディスプレイ用パーツを取り付けることができる。

 「クジャク」が装着されたことでボリュームある造形となった。独特のフォルムに加え、嘴の長い鳥のような造形が美しく映える。

 この形態では、「魂STAGE ACT.5 forMechanics クリア」のような別売りのディスプレイスタンドが必要となる。

 ここに「ファントムライト」のエフェクトパーツを取り付けることも可能。翼を大きく広げた印象で迫力あるディスプレイが楽しめる。

 「ROBOT魂 <SIDE MS> ファントムガンダム」と比較すると色調の違いから、「ファントムガンダム」は蝶のような優雅さが感じられ、「ゴーストガンダム」は不死鳥のような幻想的な印象となっている。

「ファントムライト」エフェクトを装着することで、よりボリューム感ある姿に
「クジャク」の展開エフェクトを付けることも可能
「クジャク」スマッシャーモードに展開することもできる
「ファントムライト」を展開した「ROBOT魂 <SIDE MS> ファントムガンダム」の「蜃気楼鳥(ミラージュ・ワゾー)」形態

 「ROBOT魂<SIDE MS> ゴーストガンダム」は「ROBOT魂 <SIDE MS> ファントムガンダム」の単なるカラーバリエーションではなく、武装やギミックによる新鮮な印象で楽しむことができる。

 銀色の装甲によって引き締まった印象で、各部の赤色で存在感とメリハリが感じられるカラーリングとなっている。頭部の強制二段放熱モードや破損フェイスによって、表情の違いが楽しめるのはもちろん「ファントムライト」エフェクトのボリューム感も満足度の高い仕上がりとなっている。

 武装に本体とギミック満載の商品で、さらに可動域も広いので動かす手が止まらない。様々なポーズを取らせることで「ROBOT魂<SIDE MS> ゴーストガンダム」の魅力がより楽しめる立体化となった。