レビュー
「想造ガレリア ガンシップwithメーヴェ」レビュー
2022年6月9日 00:00
シンプルだが細かな色分け再現が光る「メーヴェ」
「メーヴェ」は「ガンシップ」と同スケールとなっており、サイズは翼幅約100mm。手のひらに収まるサイズ感だが、劇中の銃などを収めた状態もしっかり色分けで表現されている。
パイロットフィギュアも劇中に登場したナウシカの2種類となっており、パイロットスーツのような衣装とペジテの服となっている。
支柱も関節が多いため高さ調整はもちろん、本体との連結部分は左右へ傾けることができるため、様々な表現が楽しめる。
そして、「ガンシップ」と「メーヴェ」はアニメでもあった牽引ケーブルで繋げた状態にすることができる。
ランナーパーツから牽引ケーブルを切り取り、「ガンシップ」後部分と「メーヴェ」下部にある接続部分に繋げることで完了。台座に2機をディスプレイすることで完成する。
「ガンシップ」同じく「メーヴェ」も「想造ガレリア メーヴェ&ナウシカ」との比較してみる。
サイズの違いはまさに親鳥と雛鳥のような差を感じて、並べてディスプレイするのも楽しい。
一方で、本商品の「メーヴェ」の細かな造形再現が確認でき、フラップの可動などはないがその緻密さを改めて感じることができる。
ここまで「ガンシップ」と「メーヴェ」について詳しく見てきた。ギミックや緻密な造形とアニメ劇中のデザインが忠実に再現されている。
次は大空を舞う2機を堪能していこう。
大空を舞う「ガンシップ」と「メーヴェ」
「風の谷のナウシカ」と言えば、広い空を自由に飛び回るアクションや表現が魅力の作品だ。「ガンシップ」と「メーヴェ」も空を飛ぶ姿が美しく、風に乗って飛翔する様子に感動した。
そこで空の背景にして「ガンシップ」と「メーヴェ」を撮影。相性はもちろん抜群。優雅に飛行し、雲を超えてゆく様子がぐんと立体でも伝わってくる。
翼を持つメカの美徳というべきか、空への憧憬が心をゆるり動かす。
「想造ガレリア ガンシップwithメーヴェ」は映画で見たイメージをそのまま立体にしたような精密なデザイン再現がされている。
ハッチの展開ギミックや発光ギミックなどメカ描写もさることながら、完成品を手にして映像や紙面からでは掴みきれなかった風の流れや空の情景が頭の中に浮かび上がった。
台座にディスプレイして楽しむのもあるが、手に取ってぐるっと頭上で「ガンシップ」を旋回させると、空を飛ぶことに憧れていた気持ちを思い出させてくれる。
メカニックの説得力、世界観の体現、それら魅力が「想造ガレリア ガンシップwithメーヴェ」に詰め込まれている。
© Studio Ghibli